紫陽花の花が咲くころ、じめりとした空気を思い浮かべるが、
梅雨の晴れ間はカラッとして気持ちが良い。
梅雨の晴れ間は生き物を育てる晴れ間である。
梅雨の雨は生き物を慈しむ雨である。

2001年06月
06月01日(先勝)
  • Windows2000のインストール実験。インストールしてはデバイスドライバを組み込んで、動作確認。いろいろボードの状態なども変えながら様子を見て、再度クリーンインストールしてみる。
  • 一連のインストール作業は確かに以前に比べると格段に楽になっている。CD-ROMブートにさえしておけば後はあまりたいしたこともしないですむというのが良いところか。
  • それにしても、WinMeとWin2000の扱い位もう少し統一できないのだろうか。概観は良く似せてあるのだけど、結局こまごまとした違いが多い。「似て非なるもの」は全く違うのよりもタチが悪いということを知っていてやっているのだろうか。
06月02日(友引)
  • Windows2000にすると、微妙に動かないソフトウェアがある。エラーになるとか落ちるといったことはないのだが、ボードの状態などが正常に読み出せなくなっている。直接ハードウェアをいじるようなことをしているわけではないので、恐らくはOSのサービスを呼び出した結果返ってくるものの構造が変わったかなんかだろう。WindowsNT系の方がOSとしては堅いと良くいわれるが、こうなってくると果たしてWindows2000に移った方が良いのか否か。でも、やっぱりやらざるをえないのだろうな。
  • 今まで開発環境マシンとしていたものがかなり安定しているので、日常作業の環境も移す準備をする。なにせ、今はPentium-133MHzという化石のようなマシンがメインで、これでメールから検索、ファイルのセンターファイリングのようなことまでやっているので、万が一壊れたときのことが心配である。一応バックアップはMOでとってあるのだが、メールなどは毎日ログを保存するのもかったるいので、片方は読み出すだけにしておいて、ウイルスチェックや要不要判定をして、リモートメールボックス操作でいらないものを削除した上で、もう一台で一括受信&削除というのをやることにした。これで必要なメールは2台のマシンに同じ内容が残るわけで、万が一の時も安心だろう。
  • 日経エレクトロニクス。IPv6の話題について触れていた。IPアドレスが128ビットになり、ありとあらゆるものをネットに接続できるようになるというのが触れ込み。ところで、128ビットというのはいったいどの位なのかとざっと考えると、要するに2の128乗。これが10進数だとどうなるかというのは
    2^128=10^x
    x=log(2^128)
     =128log(2)
     =38.532
    で、
    10^(38.532)=(10^0.532)×(10^38)
    だから、3.40×10^38個位の機器に割り振れるわけで,事実上無制限。欲しいと手を上げた人全員にグローバルIPが与えることもできる。ただ、これが普及すれば当然IPアドレスで簡単にマシンが同定できてしまうわけでもある。匿名性を前提条件にできなくなることは健全化への道ともいえるのだろうか。
  • ところで、IPアドレスはともかくとして、Ethernetアドレスの方は6バイト(48ビット)しか無かったと思ったのだけど。こっちはどうなるのかな?
06月03日(先負)
  • 某国で国王暗殺とかで、原因が結婚相手の家系にあるとかなんとかと、ロミオとジュリエットしている。家柄も何も関係無い庶民で良かったのであった。
  • 「セレブ」「セレブ」と何のことかと思ったらCelebrity・・著名人のことだそうで。使われ方を見ているとどうも、ハイソではないお金持ちというところか。単に収入が多いといったレベルは金持ちではなくて、成金である。
  • プリウスが出て以来、ハイブリッド車が最も環境にやさしい車であるかのような空気がある。確かにあそこまで仕立て上げた努力は買う。が、しかし、実際に乗ってみると燃費はリッターあたり15km程度ということらしい。おまけにあの電池をどうするのだろうかと思っていたら、ようやく松下がバッテリのリサイクル体制を作ったということ。
  • 一応電池の保証は5年ということらしいのだけど、悪いがニッケル水素電池が5年も持つとは到底思えない。おまけに寿命の来た電池は40万円程度するらしい。中古で買って40万円必要となれば躊躇するのは当然で、結果廃車になるプリウスが続出するのではないか。
06月04日(仏滅)
  • 最近になって突然携帯電話のスパムメールの事が話題に上ることが増えているようである。電話番号にドメイン名を付けてしまえば携帯へのメールというのは相当安直であるから、NiftyのID宛メールと同様の結果になるのは当然分かっていたはずで、これといって何もしなかったのはなぜだろうか。携帯の通話料・・・要は売上を増すためにはユーザに使ってもらわなくても、メールを送りつけるだけで良いわけで、そこはかとなく卑怯な笑い顔が思い浮かぶのである。
  • 溜まってきた「トランジスタ技術」のスリム化作業をしていたら、PICマイコン絡みの特集記事が目に止まる。そういえば、以前買ったまま放置していたPICライターもあったな。なんとなく、探していたら、PIC_CCとかいうLinux上で動くフリーのクロスコンパイラがあって、当然のようにCygwin上でも使えるらしい。ただ、コンパイル済みの実行ファイルは無さそう。とりあえずCygwinのフル環境を持ってくるか、あるいはLinux専用環境をどこかに構築するか。(IPマスカレードさせているマシンではコンパイルなんてやりたくないしな)
06月05日(大安)
  • ベイブレードが流行っていて、品切れ状態だそうで。ネットで5千円以上の高値で取引されていたりもするらしい。要するにベーゴマをパーツに分解できるようにしてシューターを付けたというもので、パーツの組み合わせでいろいろ特性を変えて遊べるらしい。
  • なるほど、面白いとは思うのであるが、この年頃の子供のおもちゃというものが「選択と組み合わせ」に終始していて良いものなのだろうか。元来おもちゃというものは、ベーゴマにしても何にしてもそれ自体は非常に安いもので、そこにどう自分の手を加えていくかというところに楽しみがあった筈だ。おもちゃは買ってきた状態でももちろん遊べるのだけれど、そこに自分なりに加工や細工をするというのが面白いところで、それを通していろいろな事を学んでいった。おもちゃはあくまでも「遊ぶための基本素材」であって、それをどう使うかはユーザである子供に任されていたと言って良い。
  • 大人がこうやって遊びなさいという枠組みを作ってしまう。メーカがガチガチに使い方を決めてしまう。提供する側が、提供される側の先回りをしてレールを引いてしまう。なるほど、商売としては素材を提供するよりもそのほうが付加価値があったうまみがあるし、製品としての完成度も上ということになるのだろうが、本当にそれだけで良いのだろうか。
  • パソコンもまたしかりで、マイコンに心躍らされながら部品を買い漁ったのも今は昔で、いまやどのパーツとどのパーツを組み合わせる、これとれこが相性が云々とそればかりで、その範囲から一歩でも踏み出すとなると「それはできません」で幕を引いてしまう。秋葉原にしても、「素材」を提供してくれた店は次々に無くなって、こぎれいなパソコンショップ、PCパーツショップになってしまった。橋のたもとにあったわけの分からない雑居ビルは大手家電量販店のビルになってしまった。素材が隠れ、製品だけがあふれる世の中で本当に「技術屋さん」が育つのだろうか。
06月06日(赤口)
  • Windows2000を少しいじめているのだが、なるほどUSB周りのデキはWin98やMeと大差が無い。ホットプラグというのはいつデバイスが消え、また突然現れるかわからないので、エラー処理がかなり面倒な領域である。こういう部分のエラー処理がきっちりできているかどうかというのはOSの一番大事なところなのだけどねぇ。
  • CATVが定額データ量無制限メニュー、グローバルIP割付(といっても、DHCPだからなぁ)を7月から用意してきているのだが、「ご案内メール」が来た。CATVのホームページから降りていくとある、ネットワークゲーム関係の掲示板を見ると「1600MB超えちゃいました」なんていう声まであるので、帯域不足が心配でもあるが、巨大なパッケージをD/Lしながら外出するというのも有りだと思うとちょっと魅力がある。とりあえず速度は最大1Mbpsということらしいが仮に256kbps程度しか出なくても、1024秒で32M、640MBには20480秒・・7時間も放っておけばCD1枚分。
  • DHCPとはいえ、グローバルIPになると少々セキュリティ関係の不安が増すので、今のLinuxマシンとモデムの間にルータを一つ入れておこうかと思って電気店へ行って下見。1万5千円位でたくさんあるんだな。機能的には大差なさそうなのだけど、さて、どれを選んだものか。
06月07日(先勝)
  • ファームウェアを書いているのだが、どうにもデバイスのバグ臭い部分につかまる。すったもんだとして良くデバイスを眺めていたら、レビジョンが一番古いものだったようだ。そういえば、結構バグがあったとか言っていたな。明日新しいのと付け替えてもらいにいくか。
06月08日(友引)
  • 付け替えてもらいに都心方面まで出かける。ついでにいろいろと話も出て、野望なひとときをすごす。
  • 結局永久凍結状態の零式。心残りで仕方ないのだけど、もうあれだけのものをでっち上げるだけの資金力も無い。この際仕様を全部リセットしてまず、思いっきり単純ハードウェアなPCというものを考えてみようかという気になってきている。X68000の後継とはお世辞にも言えないような代物であるし、ソフト負荷が相当重いだろうなぁとは思うのだけど。
  • オフィス・ばってん・ピーな発売日だったそうで。で、最初に聞いておこう。既知のセキュリティー・ホールは何?
06月09日(先負)
  • やはり大きなソースを落とすのに定額メニューは魅力なので、当座のセキュリティ対策を考えて、ルータを買いに行く。あれこれあったけれど、まぁ馴染みのメーカさんのにした。帰ってきて箱をあけたら本体とCD-ROMが一枚で、ほとんど説明らしい説明を書いたものが無い。これでどうするの??と思ったら添付CD-ROMはマニュアルCDだった。別にプログラムが入っているわけではなくて、単純にマニュアルのみ。コストダウンの方のCDとかけたわけではないのだろうが。
  • ちょっと遊んでみる。ケーブルモデムはmacアドレスを管理しているので、そのままでは使えない。IPマスカレードしているPCとの間にはさんでみたのだけど、設定でハタと困った。考えたら単なるハブではないから内側と外側のネットワークアドレスは変えないとまずいよなぁ。でも、元に戻すことを考えると面倒くさい。とりあえず、ルーターの設定画面だけ眺めてあれこれいじって終わりにする。
  • CATV屋の方に、コース変更願いと、macアドレスの登録変更依頼を出す。macの変更ができれば、IPマスカレードしているマシンをはずしてルータを挟む格好ができて、あいたマシンをそのままLinux専用機にまわせるわけだ。
06月10日(仏滅)
  • Windows2000で、ログイン名を2バイト文字にすると挙動不審に陥るらしい。さすがはMS。これも「次期バージョンで直る’かもしれない’バグ」として放置か?
  • デバイスのバグらしきものをクリアしたものの、レジスタの扱いなどについては相変わらず不親切であったりする。しかも説明を読む限りでは似たような機能を果たすものが複数存在して、一体どれがどれなのだ。サンプルプログラムがこれまた頼りにならないのはいつものこと。結局こういう部分は試行錯誤しながら「設計者の意図」を読み取っていくしかないのだろう。
  • 最近回りまわって仕事の依頼が入るケースが増えている。確かにこのページ見て「直接仕事を頼もう」という気になる人はほとんどいないだろう。(実は意図的にやっていたりもするのだけど)
  • モトローラのサイトを眺めながらツラツラと考える。PowerPCのG4ファミリのMPC7450(max733MHz)・・だめならMPC7400。これにMPC107か106のPCIブリッジを付けるなり、もし可能なら直結でビデオアダプタをFPGAで作成(当面はプレーンなグラフィック画面を用意するだけで3D絡みの機能はほとんどなにもつけないが、なにせFPGAなので、将来的には変更もあり)。I/OはすべてUSB2.0(キーボード/マウス/HDD/CD-ROM/サウンドその他も)。USBホストコントローラを2個(ポートは各4つで計8個)、ターゲットコントローラを2個。ソフトウェアはPC(Linux?)上でクロス開発してUSBターゲットコントローラポート経由でダウンロード。I/Oを全部USB化してしまうことで外形はハブみたいになるだろう。
06月11日(大安)
  • ケーブルモデムへのmacアドレス登録変更が完了したので、今までIPマスカレードをやっていたLinux機をはずしてルータに接続変更する。ブラウザ上から一通り変更。IPアドレスはこれまでのLinux機と同一にしたので、他のPCの設定変更はとりあえず不要。ザッと設定して再起動。念のためarp -dでキャッシュを消して、いつもどおりアクセス!で、何事もなく動いて一安心。
  • 7月からのグローバルIPのDHCPでの割り振りで、サーバーを置こうとすると、やはりダイナミックDNSを使うのが一番素直な方法のようだ。ダイナミックDNSの場合、あらかじめ決められたドメインのネームサーバーに対して、ユーザ名とIPアドレスの対応情報をを定期的にこちらから更新するという方式なので、独自ドメイン名というわけにはいかない。ただ、うちのように転送サービスで実現しているときはどうなるのだろう?フレームの中をダイナミックDNSの方に振ってやれば、そこから実IPで参照されるので、我が家のサーバーにアクセスが来るということになるのだろう。
06月12日(赤口)
  • 4つの転送モードのうち一つがどうしてもうまくいかない。あれやこれやと試行錯誤しているうちにだんだんおかしくなっていく。
  • あきらめて保存してあった一つ前のバージョンに戻して、もう一度検討。一箇所決定的に間違っていた部分があったので直し、少し手入れをしているうちに予定の動きにだいぶ近くなってきた。追加してあった試行錯誤部分をコメントアウトして動きの変化を見ているうちにレジスタの意味がだいぶわかってきた。説明が不親切なのはまだ開発中のデバイスでもあり、ある程度致し方ないとしても、もう少しなんとかならないものかとも思う。
  • 某雑誌からアンケート、ついでに取材させていただきたいとのコメント付き。しかし・・さすがにJUNK-BOX状態のこの部屋。どう片付けてもやはりJUNK-BOXに変わりは無いが、工場にいたときのようなKYT(危険予知トレーニングの略だそうだ)活動をしたら指摘個所は2桁で済むだろうか。
  • Verilog(ハードウェア記述言語の一つ)の本を買う。ゲートアレイ記述ならVHDLと比べてどっちがどうということもないレベルの言語。VHDLはシステム記述まで考えたものなので、どうしても言語仕様自体が大きい(言語自体はAdaから派生したと言っているけれど、元のAdaはほとんどいじったことがないので、良く分からない)。
  • Verilogの場合フリーで使えるシミュレータもあったりしてそれなりに便利である。買ってきた本のCD-ROMにもフリーのシミュレータが収録されていた。以前VHDLで書きかけたものをVerilogに移してみるか。
06月13日(先勝)
  • 7月からのコース変更対応で、CATV屋がケーブルモデムの交換に来る。これまでの象が踏んでも壊れないモデムだったのが、ずいぶんとスリムなものになった。従来のは米国メーカ、今度は国内メーカ。やはりセンスの違いかな。
  • 気分良く使っていたら、なにやら妙な具合になってきた。夜中に1時間おきくらいにつながらなくなって、そのうち完全にダウン。ネットから完全に切り離された状態になってしまった。まぁ、しかたないオフライン作業の法もたまっているし、がんばるとするか。
  • 電源ON/OFFなども行うが、全くモデムが動かない様子。電源ランプだけついているというのはどういうことだろうな。
06月14日(友引)
  • CATV屋に電話。10時過ぎに電話しますと言いながら一向に連絡がないのに愛想をつかして、買い物に行く。帰ってきてルータの通話履歴を見てもかかってきた痕跡は無い。再度電話して催促する。
  • とにかく昨日以来ネットから切り離されているので、メール位チェックしておかねばと、ダイヤルアップルータの設定をチェック。なにせ、teleway時代以来ずっと変更していなかった。そういえば、newebになってからアクセスポイントは一回も使っていない。以前送られてきた紙を見ながら設定しなおす。PCの方はゲートウェイのアドレスを変えるだけなので簡単である。一通り終わってアクセスにいく。うっかりDNSをCATV屋のそれにしてしまっていたことにアクセスしてから気づいたのだけど、別に問題無し。結局来ていたのはニュース関係だけで一安心。
  • CATV屋到着。回線の信号レベルが基準値より10dBほど大きいとか何とか・・ちょっとまて、10dBも違っていいのか?本当に。
  • ためしに新品モデムへの付け替えをやるのだが、全く同じ症状となって全く動かない。工事屋も怪訝そうな顔をしながらためしにACアダプタを持ってきたものと交換したら両方ともOK・・なんだ?ACアダプタが壊れていたということか?さすがにLEDが点灯していただけにそんなところは疑わなかった。ダイオードがショートモードで壊れたとか?
  • さて、世界中で顰蹙を買っている窓バッテン(窓ガラスにバッテンしたのは、戦時中か?)絡みの姿勢。落ちるのは当たり前だと言う態度も、毎回ユーザーインターフェースをコロコロ変えるというわけのわからないやり口を前提にしたような態度といい、ミミッピ(耳式体温計)の一つもプレゼントしてあげるべきなのだろうかと思っていたが、考えてみればそもそもWindowsはOSではないのであるからしかたの無いことでもある。CP/MやMS-DOSがOSではなくあくまでも「DOS」、すなわち「Disk Operating System」であったように、Windowsとはまさに「マルチウインドウOS」つまり、ウインドウを操作するためのソフトウェアであって、一般的に呼ぶような意味での「OS」ではないのである。もちろん、実現するためにいろいろと「OSの真似事」は必要ではあるのでかなりそれっぽいこともできるようにはなっているが。
06月15日(先負)
  • 以前から気になっていた満開製作所だけど、HPも閉鎖でどうやら倒産したらしいと、今ごろ聞いた。電脳倶楽部の創刊が1988年6月だったか。帝国データバンクの企業コード984535195。もう、ずっと遠ざかっていた身とは言え、一報位欲しかったな。
  • プラレールマシンをぼんやり考える。HOゲージやNゲージが安ければプラレールは不要かといえばそんなことはないだろう。
06月16日(仏滅)
  • 実は昨日ちょっとしたイベントがあった。まぁ、詳細はまたいずれ。
  • プラレールマシン・・と・・考えたら日誌では何も触れていなかった・・要は思いっきりシンプルにしたユニットを何らかのシリアル通信でつないでシステム化しようと考えてみたというもの。
  • とりあえず実験や試作は10Base-Tなり100Base-Tを使ってしまえば良いように思えてきた。PCIなりISAなりを出してしまえばNE2000互換のNICなんてそこらじゅうに転がっているのだし。高速なバスではバススイッチングが一般的だけれどもこれまたスイッチングハブという美味なるものが安価にあるわけだし、性能を問わないならそれこそ普通のハブでもつながるわけで、実験レベルならとにかく低コストで済ませられるはず。それに,すでに無線化やらギガビットEtherも控えているわけでだから、物理層のすり替えだけで結構おもしろいことができそうな感じがする。
  • ということを考えていたら、今週の日経エレクトロニクスの特集が「バスよりシリアル GHz伝送への決断」とかで、まさに同じようなことが出ている。なんというタイミング。もっとも、特集の方はRapidIO,HyperTransport,3GIOといったものを取り上げているのだけれども。
06月17日(大安)
  • しつこくアタックを繰り返しているうちに、悩みつづけていたボードが何とか動いてきた。大きい山は越えた感じである。
  • ずっと放置していたガラクタのルームを開設することにした。まず第一弾として、試作までこぎつけたものの、いろいろな理由で日の目を見ることなく終わった物たちに登場願うことにした。 「何をいまさら」という声が聞こえそうな物もあるけれど、とりあえずここまではできていたという記念碑。
06月18日(赤口)
  • 同じく旧零式に関わった鎌田さんのページを見つけておじゃまする。
  • プログラムの最終チェックをしていて異常動作を発見。なにせワケワカ状態だったのだけど、どうにかバグをつぶす。モード切替のフラグを立て忘れていたために、割り込みが入ったときに予定外の動作モードに突入してしまっていただけのことだった。
  • 最近ちょこまかとUSB関連の質問メールを受ける。それだけ使おうとしている人が多いのだろう。
06月19日(先勝)
  • さて、学校での嫌な事件に絡んでパトロールとか校門を閉めるのしめないのといろいろやっている。こちらでは親に学校名入りの名札を配って学校に来るときにはそれを付けておくようにとのこと。まぁ、私の場合には先生はむろんのこと、近所の子供たちにまで記憶されてしまっているので、事実上フリーパスだろうと思うけれど。
  • とりあえず、各教室に一本づつバットなり何なりを置いておけば良いんじゃないかい?・・と思ったのだが、それができるなら、机や椅子を盾にして突進した方が簡単だ。
  • 税務署から封書。もう払うものはないはずだがな・・と思って開いたら納税関係の書類とは様子が違う。「平成12年度分所得税の更正通知書」とやらで、物々しく「財務事務官」とやらの印鑑が押してある。「別表のとおり所得税額等の更正をします」・・何事かと思ってよく見たら、税額の前に△印。つまりマイナス。別表の計算を見ていたら、「定率減税」というのを忘れていて、6万円程度多く納めすぎたということらしい。
  • それにしても、うちのような零細にも満たない微細事業者までチェックしているのか?そういえば、開業して三年目位にチェックが入るぞと聞いたことがあるな。
06月20日(友引)
  • 6万円位戻ってくることだし、仕事部屋にエアコン位つけるか(暖房は石油ファンヒーターなので、クーラーでかまわないのだけど)とちょっと家電店へ。確かに5.6万も出せばあるなぁ。そういえば消費電力は?と思ったら今時のエアコン、ミニマムで200〜300W程度。なるほど控えめ運転にしておけばブレーカーが落ちる心配はないかな。
06月21日(大安)
  • 大安吉日というが、私は都心方面に出張。帰ってきたらほぼ日付が変わる寸前である。まぁ、ツメの作業をするときはこんなものだろう。
06月22日(赤口)
  • ネットにカメラをつないで、街角の様子などを眺められるというものがあるわけなのだけれども、以前そういった類のものを特許出願したことがある。カメラ側で撮像したデータを通常のデータ伝送と同じバスを使ってブロードキャスト伝送するというものなので、まぁ今のネットカメラとはちょっと違うだろうし、たぶん潰すこともさして難しくない特許であるとは思うけれども、自分が想像したような世界が現実になっているのを見るのはささやかな喜びというものか。
06月23日(先勝)
  • 都議選関係で街宣車がよくまわってくる。やかましいだけである。おまけに選挙区が狭い狭い。これでは「都民の代表」ではなく市議選と全然変わらない。しかも候補者はたった3人。要するに自民党、民主党、共産党の中から択一だそうで。自民党は相も変わらず。首相人気にすがろうというのが見え透いている。民主党はこの前ろくでもないことをして首になったのが出たばかりではないか。共産党も今更シルバーパスを無料だの高齢者の介護保険料を減免しろだのと、年寄りへのばらまきと優遇ばかり考えていてさっぱりである。
  • CATVの完全定額コースの設定変更の案内が届く。要するにDHCPで設定されるように変更してくれということ。
06月24日(友引)
  • SMTPをちょっと眺めていて、面白そうなのでtelnetで25番ポートを使ってメールを送ってみる。なるほど。結構いい加減なメールも送れてしまうんだな。便利というのか危ないというのか。確かにメーラが最後の最後でやっていることはこういうこと。次はPOP3でもちょっと遊んでみるか。
06月25日(先負)
  • 朝起動して、さぁメールチェックするかと思ったら、ネットにアクセスできない。pingを打ってみても、自分以外、ルータも無線LANステーションも、ダイヤルアップルータからも応答が帰ってこない。もう一台立ち上げてpingを打ってみてもだめ。眺めていたら、どうもハブが原因っぽい。pingを打ってみると、つながっているポートのLEDは点滅するが、他のポートのLEDはただ静かに点いているだけ。うーん、せっかく退職の時の記念品に職場の連中からもらったHUBなのだが。とりあえず昔使っていた無骨な5ポートHUBに取り替えたら無事。さて、どこが壊れたのかと、改めて使っていたハブを手元のノートにつないでみたら、何事も無く動いている。さっきのは何だったんだ?しばらくこの状態で様子をみておくか。
  • やってくれるぞMicrosoft。Word2000で図を描いていたのだが、昨日作成したファイルを読み込んで、とりあえずバックアップの意味でファイル名を変更してセーブ・・したらいきなりWordが死んでしまう。最近気温もあがっているせいかとも思ったが、一太郎もエディタも、メーラも全く問題ない。試しにもう一度同じ操作をするのだが、やはり死ぬ。Winを再起動して初っ端(しょっぱな)から、くだんのファイルを読んでセーブという作業でもやっぱり死ぬ。さすがはMS。自分で作ったファイルでしかも読み込みができるくせにセーブさせないとは。金出してデモバージョンを買ったつもりは無いのだけどな。アップデートしてみようかと思ったが、40Mバイトもダウンロードしなくてはならないらしいので、馬鹿らしくてやめる。とりあえず、図をひとつずつ(そういえば、いつのまにか”ひとつづつ”ではなくて、”ひとつずつ”が正しい表記とされるようになったそうで)コピーしてペースト・・を繰り返して、全部移したものをセーブしてみると今度は無事。
  • くだらない機能はどうでもいいから、とっととファイルフォーマットをXMLにでも統一して、どこでもブラウズ&編集できるようにしておくれ。
  • ガラクタ箱の中にPower-PCボードを追加。基板撮影はやっぱり難しいな。
06月26日(仏滅)
  • 某メーカさんとの打ち合わせが明日になったので、軽く準備がてら原稿書き。
  • メインマシンを少しずつ(これも”ず”だな、ず・・)サブマシンの方に移している。普通なら「遅い」とか「重い」とかいう理由になるのだろうけれど、今のところ、「うるさいから」というのが一番の理由であったりする。AT仕様なので、今時電源やケースの入手性も悪いからというのももう一つの理由。音の方は電源ファンと本体のファンをまともなものと交換すれば相当改善されることは間違いない話なのだけど、もう一つの理由の方は万が一ということもある。ただ、安定性ということについてはメインの方が断然いいんだけどなぁ。
  • 「メモリIC規格表」が筆者献本で2冊届く。ずいぶん分厚くなってきている。これもとうてい収録しきれないものが山積みである。とにかくこんなにあるものかと思う位たくさんあるのがメモリ。もうちょっと整理できないのかと思ってしまう一方で、どうしてこんなにメモリデバイスのメーカがあるのだろうという素朴な疑問もある。
06月27日(大安)
  • 打ち合わせ。午前中スタートなので、車で早朝出たら早くつきすぎで、車中で寝る。帰りは予想外に遅くなってしまった。まぁ、いろいろ面白い話も聞けて良かったというところ。
06月28日(赤口)
  • 昨日持って返ってきた評価基板。実はこれはまだ日本に3枚しかないらしい。残りの2枚は知らない人はいないような大会社。3枚目は私の手元。このギャップの大きさが何とも不思議である。
  • というわけで、いよいよ今日からグローバルIPへの変更。世界中のどこからでも全然関係ない人間がこのケーブルモデムにpingを打てるのかと思うと、これまで巣箱の中で楽しんでいたのがいきなり外に放り出されるような不安感がある。まぁ、DHCPでの割付だし、いないときは電源を切ってしまうので、悪意を持って近づく人間はそうそういないだろうとは思うのだが。
06月29日(先勝)
  • いろいろと細々した問題点を洗い出しながらのプログラミング。ついでにUSB2.0も調べていたのだが、確かに今のWindows2000のUSBコントローラを叩いている部分の出来はあまりよろしくないようである。変なところで意外な速さを示したりするところは確かに面白いのだが。
  • プラレールマシン・・・「つながる、ひろがる」はキーワードだろう。こうなると確かに今時はやりのオブジェクト指向ということか。だいたい、1GHz越えなPCが20万足らずで手に入るような世の中で、超高速を目指して対抗しようとするのも意味のないことでもある。
06月30日(友引)
  • 都心方面へ出張。ついでにちょっと歩いたらさすがにくたびれた。
  • ビデオに撮りっぱなしになっていた「もののけ姫」を眺める。ナウシカ+ポンポコという感じだろうか。ただ、「豚」もそうだったのだけど、話の背景やらそこに至るまでの過程がすっぽりと抜け落ちているので、作者の思い入れな世界にいきなり放り出されるような感。ラストで「まさかこういう風にするんじゃないだろうね」と思っていたその通りで、最後の最後のワンカットまで当たってしまった。やっぱり宮崎節。
  • さて、明日から7月。いよいよ「DHCPによるグローバルIP+容量無制限」なコースへの移行である。最大1Mbpsで、どれだけ使い物になるか興味津々天津丼。

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