2003年02月
02月01日(きのと み:1月1日:六白先勝)
  • 元旦
     本日は元旦である。正月休みとかで、来週後半の休み明けに連絡するという話もあったりもして、一ヶ月時差のある惑星と取引しているみたいだなと笑ったりもする。
     さて、元旦にちなんであれこれ書いていたら、夜中になってシャトル事故のニュースが入ってきてしまった。再突入失敗すれば一瞬にしてバラバラかとおもいきや、大きな塊が徐々に崩壊していく映像に嫌なものを見たという後味の悪さだけが残る。
02月02日(ひのえ うま:1月2日:七赤友引)
  • 三りんぼう
     本日は三りんぼう。漢字で書けば「三隣亡」とかでこの日に家を建てると向こう三軒まで延焼するという一方で、更に昔に遡ると「三輪宝」ということで実はとっても縁起の良い日だったらしい。結局は洒落の世界ということだろうか。とりあえず1月2日が縁起悪いっていうのはあんまりしっくりこないから、きっと縁起良い日なのだろう。
02月03日(ひのと ひつじ:1月3日:八白先負)
  • Verilog-HDL
     先日日誌で「ターゲットが欲しい」と書いていたら、ひょんなルートでXilinxのFPGAが載ったボードが手に入った。ついでに、秋葉原ではどうかな?と思っていたら若松通商でXC95xxシリーズで36マクロセルや72マクロセルの小規模なものならなんと300円や500円。3.3Vの方は5Vトレラントだし、この位でもかなり遊べそうな気がする。(ところで、ALTERAの方で86ピンパッケージなのに、I/Oが100pinとか書いていたりすること位誰か気付いて指摘しないんだろうか)
     さて、ターゲットのデバイスもお安く手に入ることも分かってなんとなくやる気が出てきたものの、Java-HDLの方がどうもいまいちバグが取れきれてないみたいようでもあり、どう書いたらどう落ちるかの手探り状態もいささか疲れてきたので、とりあえずVerilog-HDLをいじってみることにする。以前VHDLは使っていたけど、Verilogはほとんど触ってなかったので、昔買った本やら、サンプル、ネット上の解説サイトなどを眺めながら、ほどほどに手ごろな練習用ターゲットということで、ごく基本的なグラフィックディスプレイアダプタ(フレームバッファという方が正しいか)を書いてみる。
     ただ本を眺めている時とは違って「こういうことをするにはどうすれば良いのだろう」という明確な目的を持っていることもあって、やっぱり真剣さが違う。自分で使いたい範囲のことはだいたい分かってきたので、明日あたり一回全部壊してまじめにタイミングを考えて書いてみることにするか。
02月04日(つちのえ さる:1月4日:九紫仏滅)
  • 面白真面目
     本日書店の平積みを見てふらりと手にとったのが「帝都東京・隠された地下網の秘密」。腰巻からCUT&PASTEすれば「なぜ、現在市販されている二つの地図には違いがあるのか・・(中略)・・ないはずの地下鉄がGHQ作成のインテリジェント・リポートに載っているのはなぜか・・」といった感じで、まぁいろいろ歴史と経緯があって一般の人間が踏み入ることのない地下の道路やら駅などが存在したり、どうにも不自然なルートを走る地下鉄など、いろいろ不思議世界があるというもの。こちらで暮らしていれば、そういう類の話はいろいろと耳にはするものだけど、あまりまとまったものはこれまで目にしなかったので、つい購入。1900円なり。
     このまえ買った100円本も全然読みきれていないのにこうやって買ってばかりである。気付いてみれば、デジタル回路だのパソコンだのという方面の本は雑誌も含めてほとんど買っていない。創刊号から買っていた日経バイトは方針転換ですっかり興ざめしていたものの惰性で買いつづけていたが、ついに継続をやめたので、今定期的に届いているのは日経エレクトロニクス位のものか。書籍について言えば、最先端とは言わないけれど、あまり本になっていないような所をつついているということが多いので、買おうにも売っていないということもある。
     そういえば、この前電車で拾い読みした週間アスキーを見てもなんだかワクワク感がいまひとつ。新鮮味が無いのである。確かにその昔はラジオから声が出るだけでも感動だったし、CRTに「イ」が出たというのはとてつもなく感動だったろうけれど、今ラジオやテレビを見て音が出ているとか動画像が映っているといって感動する人がいないのと同じこと。そんななか、ふらふらと散歩していてみかけたAKI-80とスパルタン2でギャラクシアンなんていうのは技術的には確かにローレベルかもしれないけれど、絶対面白いと思う。そういえば、こういうレベルを真正面から扱った、面白真面目系な雑誌ってあまり無いのだな。
02月05日(つちのと とり:1月5日:一白大安)
  • CRTC
     先日から手を出していたCRTコントローラだが、3日目にして、やっと論理シミュレーションも予定通りの動きとなり、表示系やらホストCPUによるリード/ライトもシミュレータ上で動いたようだ。とりあえずXC95144(144マクロセル)にすっぽりおさまった。Verilogの初物で3日でここまできたのはまずまずというところか。これで実際に組めばパチンコ液晶やらTVに白黒画面で出すことができるはずだけど、今更こんなMZ-80Kな表示つけてもどうしようという感じ。XC95144は秋葉原などではデバイス入手が難しい。バッファを外出ししたり中をもう少し整理してやればもう一段小さく収まるはずなので、何とか秋葉原でGET可能なXC9572(72マクロセル)の2個使い程度に収めたいところ。
02月06日(かのえ いぬ:1月6日:二黒赤口)
  • 壁一つ向こう
     先日買った地下網の本を眺めていた。丸の内近辺というのか山手線の内側の地理に疎いと非常に分かりにくい。参考に図面やら地図は出てくるのだが、地図に載せていない地名がポンポン飛び出してくるので、土地感が無いと「それってどこらへん?」となってしまう。おかげで昔買った地図がいつも下敷き状態での読書である。  内容自体は確かに面白い。戦前に既に地下鉄の新宿線をはじめ、さまざまな路線、駅などができていて、戦後になってそれを利用したり処理したりといったことが行われてきたのではないかということで、地下の輸送路を確保するといことはなるほど防衛上も理にかなっていることは確かである。言われてみれば地下通路やら路線なんていうものは上から見えるはずも無いし、地下道に入ったとしてもこの壁の向こうが本当はどうなっているのかなんていうことも分かりはしない。ちょっとしたノンフィクション風なミステリーといったところか。
02月07日(かのと い:1月7日:三碧先勝)
  • Java-HDL
     Java系なもののバージョンアップ版が手に入ったので試してみる。前回かなりボロボロだった部分がすっかり直されて、ちょっと試した範囲ではマニュアルの説明からだいたい予想できるような形態のコードを生成するようになってきた。
     そろそろ実用になりそうな感じもしてきたことでもあるし、勉強兼ねて先日Verilogで書いたものをトランスレートしてみることにするか。JHDLは回路の要素であるゲートやその集合をオブジェクトとして、互いの間をconnectしていくという捉え方だけれども、今いじっているJava-HDLの方はもっとソフトウェアよりで、ハード固有のオブジェクト(I/Oピンやら「ここで1クロック待て」という指示やら・・)を利用する程度で、ほとんどソフト感覚で落ちていく。
     感動しながらいじっていたのだが,EE TIMESを見ていたら、あっちでは既に既にjavaで300MHzのFPUを合成したという。さすがに10%位は手作業で最適化したらしいが、それで300MHz動作させられたというのはたいしたもの。URLからみると2000年頃のことらしいし、世の中Verilog/VHDLの次はSpec-CだのSystem-Cだのと言っていて、しかもそれらもいまだに普及したとは言えないご時世だから、少々新しすぎたのかもしれない。
     Spec-CやSystem-Cがいかほどのものかは全然チェックしていないけれど、Javaでここまでできるのだし、しかもJavaならjavacした後そのまま通常のプログラム感覚でチェックすることもできてしまうのだから、これで良いとするか。
02月08日(みずのえ ね:1月8日:四緑友引)
  • 領収書整理
     確定申告の準備のため、まずは整理した領収書を貼りつけたA4コピー用紙を日付順ソートする。領収書と入ってもそれほどたいしたものを買っているわけでもないのであってだいたいは交通費と部品代、実験用にジャンクやらCD−RWなどを買ったときの物。このあとは1年分まとめての帳簿つけということになるのだが、さて去年まで活躍していたPentium-133MHzのATXならぬAT仕様(キーボードも当然PS/2ではなくAT)なミニタワー。最近動かしてないなと電源を入れたらOS起動の途中で固まっている。壊したかなと不安になりつつBIOS設定でHDDのブロックモードをとりあえずOFFにしてセーフモードで起動したあとに再度再起動したらやっと復帰。どこかにバックアップはあるはずだけど不安になったので帳簿データを全部今のメインの方にコピーしてから会計ソフト(弥生会計)を起動する。やっぱり1年ぶりなので使い方を忘れそうになっているが、少しいじっているうちに思い出してきた。帳簿への入力だと「諸口」の扱いが面倒だから全部振替伝票扱いで貸借勘定を指定して入力していたのだった。振替伝票なら貸借それぞれ複数あっても同じ「伝票」という扱いになってくれるし、当然伝票単位で貸借バランスチェックが行われるので、ミスもでにくい。もっとも今は内訳書くのが面倒くさくなってきて諸口になることはほとんどなくなっているけれど。
02月09日(みずのと うし:1月9日:五黄先勝)
  • 白黒灰色
     そもそもマイコンに本格的に手を出したのは、ラジヲやら無線のクリコン(クリスタル・コンバーター)を作ったりしていたところの延長で、単なるエレクトロニクス工作としてデジタル回路なるものに足を染めたのがきっかけで、ハードを作ってもソフトは誰も作ってくれないわけだからやむなくハンドアセンブルであれこれ作ったりしていたというところ。就職してからももっぱらハード屋さんをやりながら下手くそながらファームウェアをこしらえたりしていたわけだけれども、本人の心の内ではまぁハードとソフトの境界線あたりからハード寄りの部分が好みであって、純然たるソフト屋さんになるつもりは全くなかったのである。
     そんな私ではあるが外から見ればハード屋というよりソフト屋としての方がお似合いらしい。はっきり覚えているのは会社で「ソフト屋にならんか?」と問われたことで、今にして思うと何を期待していたのか薄々分かるのだが、その当時はそんな思惑まで知ることもなく、「いやぁ,ソフトはちょっと・・」とお茶を濁しながら笑って誤魔化した。その後もいろいろあったけれど、今もなんとなくハードも知ってるファーム屋さんという感じに映るようだ。
     もっとも、ずっと過去を遡って考えていくとその中途半端というのか曖昧模糊としたあたりの領域というのは、実は自分自身が一番面白がっていた領域でもある。こういう白黒はっきり付けないで済ませるアジアンなグレーな技術屋さんもまた悪くはあるまい。
02月10日(きのえ とら:1月10日:六白仏滅)
  • すぐ先の姿
     Java-HDLで計算機の雛型のようなものを書いてみる。レジスタは4ビット汎用レジスタが2本にプログラムカウンタ。命令は8ビット長で、上位がオペコード、下位がオペランドという安易極まりないもので、おまけに命令はLOADとADDとINCとJUMPだけ。何の役にも立たないけれど、とりあえず二つのレジスタにLOADして両者をADD、片方をINC(インクリメント)してADD命令のところにJUMPするというものをRAMに叩き込んでおいて、これを読みながら処理するようなものを漫然と書いてみた。実に漫然ということばがぴったり来るようなソースなのだが、これを試しにコンパイルしてシミュレーションにかけたらあろうことか動いてしまっている。ソース側で最適化していないどころか余計なウェイトをいれまくりなので非常に遅いけれど、ちゃんとプログラムカウンタの指す先からプログラムを読んでレジスタが更新されていく波形を見るのはちょっと感動である。まだコンパイラ側の問題もあって、バグ回避やコンパイラを騙すテクニックなどという後ろ向きな小細工が必要だけれども、次の世界が見えたような気がしてきた。
02月11日(きのと う:1月11日:七赤大安)
  • 地下
     先日買った「帝都東京・隠された地下の秘密」を読み終える。ちょっと予想していたのとはベクトルが違っていて、ターゲットは徹底して地下鉄。戦前、戦中にかけて帝都防衛ということや、そもそも地上は簡単に手をつけられないほど込み入っていたという事情もあって地下交通網として壮大な地下鉄網/地下交通網が国民に知らされることなく整備されていたのではないかという話。
     政府専用として利用されている場所や、それらのトンネルの再利用で新たに駅が作られたり、新路線が開業したりしているのではないか、資本も系列も全く関係ないビルが壁をぶちぬいて地下駐車場を共有している格好になっているのは最初からそこに空間があったからではないか等々。
     ただし、地図の文字の向きがどうとかいうあたりはさすがに余計じゃないかと思う。わざとやっているのかよくわからないが、憶測と細切れの情報提示で非常に読みにくい。何よりよろしくないのは土地感や現状の路線・駅、地名などにかなり通じてないとわけがわからなくなることである。たぶんこの手の内容は映像化、ドラマ化した方が面白いんじゃないかと思う。
     確かに地下鉄のトンネルというのは異様な古臭さを感じることはあるし、無意味に広い通路に「何を考えてこんな風になってるんだ?」と思うこともあるわけで、この本の内容を鵜呑みにしないまでもなんとなく「そこに既にあったものを使った」と言われればそんなものかな?と思うところはいくつもある。今だって東京駅の京葉線の地下ホームは幻の成田新幹線のなれの果てだとか、新宿にも上越新幹線だとか幻の中央新幹線を引き込むホームが既にできているとかいう噂も聞くし、時代の流れで他に転用されたとしてもおかしくない。
     誰も知らない秘密の入り口をあけるとそこにはホームとレールがあり、しばらく待っていたら1両だけの電車が通ったなんていうのを想像するだけでもなかなか鼓動高鳴るものがあるけど、今の技術で本気で調べようと思ったら地下の構造物、それもそんな巨大なものなんて埋まっていたら地上からでもすぐ見つかってしまうんだよね。
02月12日(ひのえ たつ:1月12日:八白赤口)

  •  確定申告準備で郵便貯金の方の通帳記帳にいった。どうせたいした金額は入っていないとはいうものの、一応貸借対照表にも載る以上金額が合わないというのはまずいし、本当にゴミのような金額ながらも利息がつくので、入出金が無くても金額が変化してしまうので、この次期になると一応記帳するのが年中行事である。
     最寄の郵便局まで行って、さてとと記帳しようとしたら入れる方向が違うとかなんとか言われてしまう。そんな馬鹿なと逆向きにしてみてもやはり駄目。何度かリトライするもののあきらめて窓口に行くと「磁気も消えてないし・・・・」と更にリトライを勧められる。再度やったけどやはり駄目で、とうとうあきらめて再発行。
     通帳の縦横寸法は変わらないのだが、向きが変更になって銀行の通帳同様の横長タイプ。下の文字が郵政省から総務省に変わっている。これでもう一回ATMでチェックしたら今度は大丈夫。おおかたATMの旧タイプ通帳対応のあたりでしくじっているのだろう。
02月13日(ひのと み:1月13日:九紫先勝)
  • 期待するわけじゃないけれど
     別にお礼して欲しくてやったことではない。とはいえ、答える義務もないような質問に対してとりあえず考えられる回答をしたのにその後だんまりとなると、一言礼の一つもあっても悪くないだろうにと少々面白くないものである。
     こういう商売をしているためか、ある日突然知らぬ方からメールをもらうことは珍しくないのだが、先日もらったメールのタイトルはいきなり「○○の件」である。おまけにフリーの転送メールときたもんだ。もっとも、メールヘッダを見るとどうやら某社の社内ネットからの発信っぽい。
     さて、その内容はといえば、これまた唐突に、○○についてこうやったらうまくいかない。どうやったらいいのか教えてくれ、と簡単に言ってしまえばそういうこと。貴方がなんでそんなやり方をしたのかは分からないし、私に教えてくれと言われても見ず知らずの貴方に何で?と思ってしまうのだけど、おおかた納期に追われて藁をもつかむ気持ちなのだろう。とりあえず「同業者悩んでいるときゃお互い様」でとりあえずパッと思いついた原因を書いて、ついでにメールヘッダから見て本来の発信元と思われる社名をあげてそちらルートでもあたってみては?と書いて返答したらそれっきりだんまりである。
     メールのことだから行方不明になっている可能性だってゼロじゃないけど、届いているなら届いているで「もう少し調べてみます」の一言くらいあっても良いんじゃないの?別に礼を期待しているわけじゃないけどね。
02月14日(つちのえ うま:1月14日:一白友引)
  • バレンタイン
     「買ってきてやったぞぉ」と某事務所での声。大きい袋入りのピーナッツチョコだのなんだのが山盛り状態。ハート型になったのを4つ集めて「4つ葉のクローバー、縁起いいかもな」これって、義理というより差し入れじゃないかい?
     若かりし頃を振り返るとこんなイベントでもあらぬ期待をほのかにしてみては現実を見せ付けられるということを、一桁の頃は言うに及ばず、10代20代と過ごしてきたわけだ。いったいあの大量に販売されたブツは何処に行ってしまうのかとか、売れ残ったのは一体何処に消えていくのだろうというのは今でも不思議なのだけど、やはりお金と同じで私の手元以外のところを還流してどこかで誰かの腹に納まっていくのだろう。
     チョコレートの山が川の流れのように流れていく姿を想像するとちょっとばかり面白くもあるが、少々胸焼けがしそうでもある。
02月15日(つちのと ひつじ:1月15日:二黒先負)
  • Q&A
     ずっと昔に作った物にQ&Aが来ると少々戸惑う。既にどうやっていたかは忘れているし、当時のドキュメントはPCのお引越しで旧HDDにしか残ってない。マシンごと残っているから、そちらを起動して中身を見ようとすると、そうそう、昔はこんなふうにパーティションやフォルダ切っていたんだっけとか、こんなものインストールしていたかと。古いアルバムをひっくり返すような気分とはこんな感じか。
     昔から、回路図にしても、プログラムにしても「今日の自分は明日は他人」と思っていろいろ気をつけているつもりだけど、やはりその時の気分に戻れないと何をしたかったのかはなかなか伝わらない。「とりあえず」とやったところは必ず将来「意味不明」になるとわかっているつもりでもやっぱり「とりあえず」でやってしまうのだなぁ。
02月16日(かのえ さる:1月16日:三碧仏滅)
  • サンパギータ
     プレステがある。もちろん、2ではなく、元祖の方である。ゲーム機には全くというほど興味の無い私であるが、仕事で必要で買ってそれっきり。とりあえず電車でGo!だけあったこれにむけてちょっとソフトを二つほど借りてきた。一本はOh!Xで有名だった丹さんがシミュレーションを手がけたグラン・ツーリスモの2弾目のグランツーリスモ2。はっきりいってこうやってリアルタイムでの反応を試されるようなものは苦手極まりないけど、とりあえず走ってみると、もう、ほとんどスケート状態で、ぶつかりまくっている。壁っていうのは壊すためにあるのかと言われそう。この際おっかけっこは疲れるから、タイムアタックにしておいて、のんびり景色でも見ながらドライブするとか、たまには逆走していくのもいいんじゃないの?などという腑抜けた遊び方をしてみる。
     もう一つ「サンパギータ」とかで、アドベンチャーというのか、なんと言うのか。とりあえずタイトルでは「やるドラ」とか。チェックポイントのようなところの行動でストーリーが分岐してマルチエンディングになっているという、そういえばそんなのが流行っていた頃もあったっけな。サンパギータってフィリピンの国花ということだから、日本風に言うなら「サクラ」か。
     もう5年も前のものだから攻略も何もなくて検索すれば全部丸わかりだけど、とりあえずそちらは伏せて、少しつついてみる。いきなり踏み切りの上でパトカーが停車しちゃいかんだろうが!とか、これとこれって、背景差し替えてるだけだなとか、つまらないところが妙に気になったりもするし、話そのものも感情移入はしにくいけれど単に展開がどうなるのかをぼんやり見るだけに徹すればこれはこれで暇つぶしには良さそうだ。
02月17日(かのと とり:1月17日:四緑大安)
  • MIPS
     仕事の絡みで少し古いCPUについて調べていたのだが、MIPSのR2000位の時代の資料は案外転がっていないものなのだなと思う。そもそもがCPU関係で検索かけると国内と国外のギャップの大きさにしんみりとしてしまいそうになる。「命令セット」等と「instruction set」を使った時で内容、質とも雲泥の差。もっとも、その英語系なサイトにしても今のところ本当に知りたいことは書いてなくて、結局書籍に頼ることになりそうだけど。
     国内でも結構自作系なサイトはあって、面白いものも作っているのだけど、どうにもすっぽりと抜け落ちている部分があるような気がして不安感を抱いてしまう。
02月18日(みずのえ いぬ:1月18日:五黄赤口)
  • ActiveXコントロール
     サンプルプログラムがもうちょっと簡単にならないかなということで、あれこれ調べていた。なにせ縁遠い世界のことでもあって、よくわからない。右往左往してOCXだのActiveXコントロールだのActiveX-DLLだのActiveXドキュメントだのという言葉が引っかかってきたのだが、これがまた難儀。
     とりあえずこんなものか?と思えたのは、ActiveXドキュメントがブラウザ(IE)の中でアプリケーションが動いているようにしてしまうようなもので、IEに読み込まれたドキュメントから間接的にアプリケーション本体(サーバーアプリケーション)とやりとりすることで、あたかもIEの一部になったかのように見せかけるらしい。
     が、ActiveX-DLLとActiveX-EXE、ActiveXコントロールは入り乱れて何がなんやらという感じである。
     ActiveX-DLLとActiveX-EXEは似たようなもので、両方ひっくるめてActiveXコンポーネントと呼ぶようだ。違いはといえば、片方はDLLとして、片方はEXEとして実現したという程度の違いしかわからなかった。DLLならその名のとおりDynamicLinkingされるし、EXEなら別プロセスとして動くのだろう。
     こいつらは登録/解除が必要。DLLの方は
    REGSVR32 Test.dll
    で登録したり
    REGSVR32 /u Test.dll
    で登録解除したりという手間がかかるけど、EXEの方は実行すると勝手に登録するから世話が無いそうだ。解除したければ、/UNREGSERVERスイッチをつけて起動すれば良いらしい。
     ActiveX-EXEは確かに.EXEという実行ファイル。ただ、親になる側(クライアント)から呼び出す時に普通のEXEと違ってCreateObjectなどを使って生成するし、公開されたプロパティやメソッドを持つから、それらを通して通信することができるところが普通の実行ファイルとの一番大きな違い。
     で、残るActiveXコントロールはOCX(OLEコントロールの拡張子が.ocxだったからこう呼ぶらしい)の進化形だけど、拡張子はあいかわらず.ocx)。実体はといえば結局ActiveX-DLLの一種なんだけど、単独ではなく、他のアプリケーション(コンテナと呼ぶらしい)に埋め込んで利用するもの。イメージとしては、VBなんかでベタベタとフォームに貼り付けているコントロールみたいなのを勝手に作れるとことでいいんだろう。タイマーコントロールのように表向きは見えない存在であったり、イベントを発生したり、メソッドやらプロパティを用意しておくこともできるわけで、確かに「部品」という感じであるようだ。
     で、OCXもActive-XDLLみたいなもんで要登録なんだけど、VBな世界で動かしてみるというだけなら、VBで作ったActiveXコントロールと標準EXEと組み合わせて「コントロール ・グループ」にしてやると良いとか。やることは簡単でコントロール作ってる画面で「ファイル=>プロジェクトの追加」で標準EXEを追加。この後、コントロールの方を作ってる画面を全部閉じれば、「ユーザーコントロール」が画面左のおもちゃ箱の中に登場するんで、これをペタリと貼り付けるだけで良い。これで無事動くことが分かったらOCXの生成をさせれば一丁あがりとこうなるそうだ(もっともそこはやっぱりVBで、大きなランタイムが必要なのは相変わらずなのだけど)。
     要するにメーターだのバーニヤダイヤルだの、ランプだの、紙テープパンチャーだのといったものはコントロールとしてこしらえておいて、これらをペタコラ並べて科学特捜隊基地パネルを作って、更にこれ全体をまたコントロールにして、他のとまとめて基地を作って、パネルコントロールの「怪獣が出た時メソッド」を呼ぶと一斉に動き出すっていうことも簡単と、こういうことでいいのかな?
     とまぁ、ざっと見た感じでは、今回はActiveXコントロールとして、タイマー同様に不可視だけど、メソッドをいくつか公開したものと、可視なコントロールをサンプルで用意するということで実現できそうな感じである。
02月19日(みずのと い:1月19日:六白先勝)
  • デバッグ中なんですが
     昨日調べた結果で、どうやら結構簡単に作れそうだということが分かってきたActiveXコントロール。とりあえずwebで見つけたお勉強ページのようなところにあったサンプルを真似してみるのだが、まともに動いてくれないのに憮然である。どうもVB5-CCEの初期バージョン、しかも英語版というものなのでその頃から微妙に変わってきているらしい。
     ここであきらめても仕方ない。全体像はだいたい見えたから軽く書き下してみる。まず普通ならLoadの時の初期化処理は名前からしてInitializeの時で良いのだろう。Unloadの方はTerminateか。これで試しに作って、プロジェクトに標準EXEを追加してユーザコントロールを貼り付けるぞ・・とやったとたんにInitializeが呼ばれてしまった。何度やっても同じことで、要するにユーザコントロールを選択してフォームに貼り付けたとたんにInitializeを呼び出すようにしているようだ。これからフォームを作ってプログラム書こうとしているのに、いきなりコントロールを呼び出してどうするんだと叫んでしまう。おおかた初期化された状態の部品が貼り付けるようにしたいということなのだろうけれど、それでは今回のようにファイルをオープンして使うようなものにとっては迷惑だ。それならスタートアップの時に呼ばれるものがあるのかと思ったけど、どうもよくわからない。
02月20日(きのえ ね:1月20日:七赤友引)
  • はめられたか
     今、HDDの容量の都合でVBのヘルプやマニュアル類はインストールしていないのだけど、あれこれといじっているとどうにも具合がよろしくない。やっぱりマニュアルも必要。でも、今使っている実験マシンではHDDはカツカツ。仕方ないので、余っていた500MB足らずのHDDをスレーブに追加。パーティション切ってフ