2003年05月
05月01日(きのえ いぬ:4月01日:五黄仏滅)
  • アフガンは今
     アフガニスタンの状況についてペシャワール会の報告ページを見たら、そういうことになっているようだ。
    都市は破壊され、治安は乱れ・・・ダーティ・ペアでそんな言葉があったような気がする。この調子だと核兵器使っても「光ってるだけよ、光ってるだけ」で終わりなのだろうな。
05月02日(きのと い:4月02日:六白大安)
  • 相変わらず
     「見つかっていない」「証拠を探す」。おいおい。査察とやらを受け入れると、ちょっとでも非協力的だったら実力行使だという条件をつけられて、結局難癖つけらて攻撃。証拠はあとからでっち上げればいい。終わったあとは周辺に「みかじめ料」よろしく金を出させて、美味しい所は自分たちで持っていこうって?これまたあ、とんでもない前例を作ってしまったものだ。
     この世の中の制度の多くが「建前」であることは分かっているけれど一応建前が建前として機能しているからこそ何とか体裁を保っていられるわけで、建前を無視しても構わないというなら、そんな制度も何も成立している意味は無いだろうに。
05月03日(ひのえ ね:4月03日:七赤赤口)
  • ふぇすた
     フェスタ68という68関係のイベント。そういえばやるのかな?と何となく検索したら今年は5/4ということ。(ここね)
     99式の基板の写真を載せたときに「もっと見たい」という人が少なからずいたことでもあるし、持参してみようと思い立った結果、(資)自転車創業さんのブースに置かせていただけそう。さて、見に来る人はどの位いるのかな?
05月04日(ひのと うし:4月04日:八白先勝)
  • ありゃ、まちがい
     昨日、うっかり自転車創業さんを「操業」にしてしまっていたらしい。直したつもりがなおってなかったのだけど、どうも失礼をば。
     というわけで、99式のボードが人目に晒されました。気付いていただけた人はどれだけいらっしゃったでしょうか。
05月05日(つちのえ とら:4月05日:九紫友引)
  • VBよ、お前か
     VBといってもウイルスバスターの方。前にMSNのチャットルームに入れなくなってしまっていたのだが、今日あらためて確認。やはり入れない。となりの実験マシンからは何事も無く入れるので、問題はルーターから先ではない。となってくると、怪しいのはローカルに張り付いているプロキシかと思ったが、バイパスさせても駄目。となるともう一つはやっぱりウイルスバスター。設定画面を眺めていて、「パーソナルファイヤーウォール」に目がとまる。「ブロックするポート」にデフォルトで山ほど設定されているのだけど、これってひょっとしてチャットで使ってるポートまでブロックしてないか?とためしにファイヤーウォールを止めてみたら・・・あれ?チャットルームに入っている。もう一回チャットルームを抜けてファイヤーウォールをイネーブルすると・・やっぱり入れない。解除すると大丈夫。ということで、結局ファイヤーウォールのせいだったということでこの件終了。分かってしまえばどうってことは無いことなのだけど、多分自動バージョンアップで、デフォルトで閉じるべきポートにでもなってしまったのだろう。明日にでもどのポートが必要なのか探して、そこだけ開いておくことにするか。
05月06日(つちのと う:4月06日:一白先勝)
  • MSNチャット対応
     検索エンジンを使ってみたら、ウイルスバスター2003を使ったらMSNチャットができなくなるということはFAQに近いことだったようだ。ポート番号6667が開いてないと駄目ということなのだけど、これがBionetというトロイの木馬がバックドア−として利用しているとのことで、デフォルトでは閉じてしまったということのようだ。これを開いてしまっても良いのだけども、何となく気味が悪いのでやはり相手構わずあけるのもちょっと気がかり。できたらMSNチャットサーバーとの間の6667だけ開けておきたいのだが、肝心のサーバーがどこなのか、検索してみたけれどもよく分からない。仕方ないので、いったん6667を全IPに対して許可してから、MSNメッセンジャーを起動してチャットルームに入れることを確認した上で、ルータの管理画面のログから、どのIPのどのポートへのアクセスがあったかをメモ。これを限定的に許可という設定にして再度確認。一応問題なくアクセスできることが分かる。サーバーは一個ではないに決まっているけれどおおかた一番下の256台位登録しておけばなんとかなるだろうということで、とりあえず207.68.167.0〜207.68.167.255のみに対してポート6667を開くようにしておく。これで駄目ならまた調べれば良いだろう。
05月07日(かのえ たつ:4月07日:ニ色仏滅)
  • WORDめ
     先日ようやっとARM系な石のいじりが終了。原稿も書き上げて一気に送信。便利な世の中である。「ところで」と問われたのが「図に変なマークが入っている」とのこと。WORDのファイルを開くと確かに変なVマークがたくさんある。これはゴミ?と図をダブルクリックで開くとそんな記号は何も無い。再び図の選択を外すとVマーク。「V」の文字がそこに重なっているのではなくて、図で位置を微調整した部分にことごとく入っているようなのだが、原因不明。「まっ、WORDですから」でケリをつけたけど、「いやぁMSですから」とか「WORDですから」でみんな納得してしまうというのも変な話である。競争が無いというのはこういうことなのだろうな。
05月08日(かのと み:4月08日:三碧大安)
  • ジョーカー
    じつは例のトランプでジョーカーは誰なのかというのが一番気になっていた。そこまでやったなら、きっとウィットの効いたものなのdらおうと期待していたのである。何気なく今日になってちょっと検索したらすぐ見つかって、こんな所からダウンロードすればいい。結局面白みもないただの文字列。ツメが甘い。藪医者ならぬ藪大統領の顔でも載っているかとひそかに期待していたのだがな。
05月09日(みずのえ うま:4月09日:四緑赤口)
  • アナログテスター
     いつも導通チェックでは安物の携帯型デジタルテスターのビープ音を利用してやっている。2台持っているのだが、一台は行方不明状態で、もう一台も最近調子が悪い。FLUKEのちょっと高いものも持っているのだが、これが少々重く、図体も大きめで簡単な導通チェックに使うには少々うっとおしい。というわけで、FLUKEと同時に買ったアナログ(針式)のテスターを最近利用している。デジタル式と違って電圧測定などでは極性やレンジに要注意だし、抵抗レンジの時はまずゼロΩ調整が必要だし、赤(+)側が−極、黒(-)側が+極になっているなど、アナログ特有のクセがあるのだが、何となく原点に返ったような感じでこれもまた悪くない。
     デジタルの場合、ビープ音が鳴っても実は短絡状態ではないということもあるので、結局数字を見て、妥当かどうかの判断をしていたわけだけども、アナログの抵抗レンジの場合、間に抵抗や半導体素子があると針が振れはじめる勢いが全然違ってくる。針がだいたいどのあたりで止まったかも視線を動かさなくてもわかるので、視野の端にテスターが見えている状態でも、まともな導通なのか、抵抗などが挟まっているのかすぐにわかる。抵抗レンジ以外は電池が切れても使えるというおまけつきだ。ずっとデジタルテスターばかり使っていて、今まであまり出番の無かったアナログテスターなのだけれども、これからはもう少し愛用してやってもいいのかもしれない。
05月10日(みずのと ひつじ:4月10日:五黄先勝)
  • オフ
     本日オフ。この言葉、久しぶりに書いたような気がする。このところ土日は自分の好きなことに使うことにしている。とはいってもやっていることは大差なくて結局半田コテやら開発用のツール類と格闘なのだけど、いわゆる仕事とは離れて好きなものを好きなように作るという時間。すぐに仕事につながるものでもないけれど、知識のベースアップのつもりでもある。
     さて、そんなこんなでちょこまかと作ってきた基板が大分出来上がってきた。少し開発関係のツールも見直して。実際にCPLDに書き込みなどもやろうかという段階。CPLDは先日ネット販売系なところで、10個入手済み。こんな小ロットなのに一個あたり200円代と結構安いものなの。44ピンのPLCCなのでソケットを付ければ2.54mmピッチのユニバーサル基板が使えるのも嬉しいし、I/Oも30本以上と、これまた結構遊べる。JTAG経由でパラレルポートから書き込めるので、専用ライターも不要だし。これからちょいとした回路は全部これでいってしまうことにするかな。
05月11日(きのえ さる:4月11日:六白友引)
  • 製作順調
     ダラダラと作っていたCPUボードだけど、やっとROMとSRAMが載ったサブボードの配線が終わった。一通り配線チェックをしてから電源ON。とりあえず異常はなさそうなのことを確認。バッファにCPLDを使ったので、先日作ったダウンロードケーブルをPCのパラレルポートにつないでツールを起動。すんなりとケーブルが認識されて、画面にはJTAGポート経由でつながっているCPLDが表示される。ダウンロードしたいファイルを指定してあとはプログラミングを開始するだけである。その昔LatticeのiSPでやっていたのと使い勝手自体は全然変わらないわけで、別段新鮮味があるわけでもないけれど、webから無料で落としたツールと、自腹を切って買った部品、自作したツールでここまで来られたというのはちょっとばかり嬉しくもある。
     続いてROMの中身の作成。とりあえずROM化可能なこのCPU対応のgccを持ってきて、サンプルコードを見ながら、asしてできたリスティングファイルを見て命令コードを知る。まずは無限ループでグルグル回るだけのコードがリセット直後に実行されるようにROMに書いて、電源ON。あれ?暴走している。
     いろいろ調べていくとアドレスがショートしている。そんな馬鹿な!と調べたらどうもショートしているのはROM/RAMボード上である。そんなに感覚の厳しい所も無かったはずなのにと半田付けを確認するけれどもおかしな所はない。CPLDのソケットの間に電線クズでも入ったかとCPLDを抜いてソケットを見たが問題なし。改めてCPLDをいれて気が付いた。「なんだかずれてないか?」そう、PLCCのピンとソケットのピンが合わずにずれている。ちょうどソケットの二つの端子をまたぐようにPLCCの足がきている。そんなぁ・・規格品だろ?と思って少し強く押したらカチッという音と共に足がまともな位置になった。ソケットの奥まできちんと入ってなかったという実に単純なオチ。
     これで、どうやら無事に動き出したらしく、綺麗に安定した波形が観測された。今度の週末はRAMアクセスのテストをしなくては。
05月12日(きのと とり:4月12日:七赤先負)
  • 酢酸エチル
     半田付けしたあとに残るフラックス。どうせ製品というわけでもなく、実験用に作った基板のそれなど別に放っておいてもかまいはしないということはわかってはいても、取り除いたほうが見かけが良いことは間違いない。こんな目的のためにフラックス洗浄剤というものも確かに売っている。リキッドペーパーのような形状と大きさの刷毛付きキャップのボトルに入っている透明な液体。中身はイソプロピルアルコールとキシレンとトルエンの混合物。ただ、やっぱりそんなに安くはない。半導体の足に使うときはとにかくとして、コネクタの半田付け程度ならもうちょっといいかげんなものでもかまわないのではないだろうかと思っていたところで見かけたのは100円ショップの、除光液とエナメル薄め液。手軽に小口で手に入る有機溶剤といったところ。除光液はなぜか色つきで、酢酸エチルとエチルアルコールと水。薄め液の方は当然透明で酢酸エチル、酢酸ブチル、イソプロパノール。さて、どうしたものかと思いながらどうせ100円だと両方買って、既にゴミ状態となっていた基板で試してみる。
     蓋をあけると懐かしいにおいがする。その昔のセメダインの匂いである。そういえば、ひところ黄色い本体にCの字が入った製品の横に「乱用防止対策品:トルエン・酢酸エチルを含みません」なんていうことが書いてあったように覚えているのだが、なるほどこれが酢酸エチルの匂いだったというわけか。
     さて綿棒の先に含ませて、基板に残ったフラックスを拭いてみると茶色いフラックスが付いて、基板が綺麗になった。非常に簡単である。どちらでもきれいになる。除光液の方は色がついているためか、若干薄い膜のようなものが残りやすいのと、ブラシにつけてやったりすると水らしきものが少し残りやすいようだが、フラックスはきれいに取れる。薄め液は見事というよりない。きれいに取れるし、何も残った感じもないししかも乾くのが早い。
     除光液は120ml入りとたくさん入っているので、ためしに蓋の中に受けて、作業用に使っている歯ブラシを浸して基板をブラシがけするかのようにこすってやると思ったよりすばやく綺麗になっている。さすがに頑固にへばりついたようなものは取れにくかったけれども、こちらは薄め液で簡単に除去。あとは電子部品系に悪影響がなければ良いのだけれど、やはりあんまり良くはないのだろうが、実験用にちょっと作って動かす程度の基板なら、こんなものでも十分だろう。
05月13日(ひのえね いぬ:4月13日:八白仏滅)
  • Verilog
     久しぶりにVerilogで論理を書こうとしたのだが、やっぱりブランクがあるとすっかり忘れている。以前に書いたソースや一見親切だけど結構役立たずな本の乏しい記述を眺めながら、これはこうだったか、あれはどうだと放浪状態を繰り返すこと数時間。ざっと簡単なところを書いてテストベンチも作成。ModelSimでシミュレーションして、XilinxのISEを使ってダウンロードファイルを作るところまで無事終了。ついでにピンアサインの決め方も以前のファイルとオンラインのマニュアルを眺めて理解。
     ここまでくればあとは簡単で、バタバタバタと中身を書きあげて終了。こういうときに躓いたところをメモしておけば未来の自分のためにもなろうというものだが、結局喉元過ぎればというところ。それでもちょっと位記録しておくか。
05月14日(ひのと い:4月14日:九紫大安)
  • ユーザ辞書修復
     このところ、IMEがデタラメ極まりない変換をするようになってきてしまってきていた。いつからか分からないのだが、ひどくなる一方で、ついに思う文字を出すのに単漢字変換のようなことまでやり始めてしまう始末。つつきまわしても良く若からないままIMのプロパティを開いてみたら辞書の「修復」がある。ユーザ辞書の修復をするものらしい。なるほど、わざわざ修復があるということはMSの人間自身結構壊れたのだろうなと邪推しながらもやって損はあるまいと修復を実行。
     一瞬で終わって何が起きたのかわからないまま、もう一度文書を叩いてみたらそれなりに変換してくれるようになったようである。ユーザ辞書がでたらめになったおかげで変換がまともにいかなくなっていたというわけか。
05月15日(つちのえ ね:4月15日:一白赤口)
  • Yシャツ
     Yシャツが1000円以下で並んでいるのを見かける。スーツなんてまるで縁のない生活とはいえ、ごくたまに必要になるときもあったりするのだし、ひとつ持って置いても良いのかな?とサイズ表記を見ていると、だいたい37cmが下限のようだ。サイズなんてとっくの昔に記憶の向こう側であることであり、すまんねちょいと測ってもらえるかと頼んでみたら、首周り実寸が32cmだという。多少余裕をとるとしても35cm程度じゃないだろうかとのみたてて、ためしにメジャーを37cmにあわせてみたら緩々である。そりゃあ5cmも大きければ隙間が多いに決まっている。円筒で近似したとして、5/3.14で、直径にして1.59cm。片側0.8cm位の隙間がぐるりとあいた状態なのだから。
     結局眺めるだけであきらめて帰ることにしたが、世の中みんな首が太いのだな。
05月16日(つちのと うし:4月16日:二黒先勝)
  • 燃焼系
     燃焼系なCMである。ありふれた日常の風景。ありふれた服装のその人が「はい!」といった掛け声と共にいきなりの曲芸。ここで、周囲の人間を唖然とさせておくというのは凡人の致すところで、実際のCMではその間も周囲はそんな本人の存在など知らぬ振りという時間が流れている。他人の事は自分に直接の利害が及ばない限り無関心、何か目立つものがあっても、あぁそうかと何となく流していってしまう現代。「人に迷惑がかかるわけじゃなければいい」といった素朴というにしてもあまりに冷ややかな人間関係の上に成り立っているような言葉もどこかに透けている。日常の生な背景の中で非日常な演技が重なることで、レリーフのごとく浮き上がって見えてくる。
05月17日(かのえ とら:4月17日:三碧友引)
  • MALT SQUASH
     コンビにで、見慣れた麒麟の絵が縦に書いてある缶があった。MALT SQUASHとこれまた縦に書かれた横には「この商品にはアルコールが含まれている」旨の注意書き。ビールにしても発泡酒にしてもあたりまえじゃないかと、よくよく見たら、アルコール度0.5%なりの、俗に言うノンアルコールビールであった。だいたいこういうものが出ると衝動買いする。130円なりだから、500mlのPETボトルコーラなんかよりは安い。さて、この手のノンアルコール系って酸味が強かったりするものだけれども、こいつは期待していなかった割にはなかなか良くできている。ただ、わずか0.5%といえどもやはりそこはアルコール入り。何となく単なる炭酸飲料とは違って、一缶飲むとやはりアコールが多少入ったなということが分かるけれども、次第に下がっていく感じ。普通のビールが5%程度とすると1/10、一口美味しくいただいた程度には飲んでるわけだから当然か。それにしても、この程度の変化がすぐわかるようになったってことはやっぱり酒に弱くなっているのだろう。
05月18日(かのと う:4月18日:四緑先負)
  • 直流安定化電源装置
     某社が某国に輸出しようとした「核兵器開発に利用可能な機器」というのが「直流安定化電源装置」だったそうだ。
     というところで、私が実験に使っている実験用の電源は自作品。市販の一般的なものとちょっと違うのはトラッキング電源になっていて+と−の出力が同時にとれること。+側を+X(ボルト)にセットすれば-側には-X(ボルト)が現れるというように、−側が+側の電圧に追従するようになっている。±両方の出力が取れるというのはオペアンプなどをいじるときには結構重宝するのである。が、いささか困り物というべきか致命的なのは直流安定化電源というより、脈流不安定化電源装置とも呼びたくなるような代物であって、リプルは多いし、安定度も悪いこと。理由は単純で、中の回路が悪すぎるからである。実はこの中身はトランジスタ回路の勉強兼ねて作ってみたもので、差動増幅器でパワートランジスタを駆動しているだけ。おまけに差動増幅が今ひとつうまくないようで、レギュレーションも悪いという情けない代物になってしまっていた。
     それでも別に問題となることはほとんど無かったので今まで放置していたのだが、そろそろもう少しまともな電源に仕立ててみると、重い腰を上げて電源用ICを利用して作り直してみることにした。
     まず+側を作るのにジャンク箱を探したらLM317が出てきた。可変型のレギュレータとしては既に業界標準品といっても良いような品で、1.2V程度から可変可能。しかも、データシートの参考回路にあるのと同じ値のボリュームを使っていたこともあって、これで行こうと決める。
     続いて−側。こちらは+側にトラッキングさせなくてはならないので、手持ちのレギュレータではちょっと間に合わない。LM324という4個入りで片電源動作が可能なオペアンプを利用して、パワートランジスタを駆動することにした。電源出力の+と−の間に3.3KΩの抵抗を2個直列に入れる。出力がちゃんとバランスすればこの中間の位置が0Vになるはずなので、この電位と、GND端子の電位をオペアンプで比較して、−側の制御用トランジスタのベース電流を加減してやろうというやり方である。
     ろくに回路図も引かず、頭の中で回路を思い浮かべながらこんな感じでいいかと簡単にブレッドボードで実験したらなかなかいい具合なので、そのまま組み込む。数時間で完成したので、配線チェックして電源投入。あたりまえのことだが、いままでの状態からは考えられないほど安定しているし、電圧の可変範囲も大きい。そして懸案の−側も見事に追従している。デジタルテスターで測定すると、+と−の差は0.01Vのオーダーと、文句なし。あとは電圧計でも付ければ良いのだが。100円ショップでバッテリチェッカが売っていたから、あのメーターをはがしてやることにするか。文字盤が交換できれば電圧表示を付け直しても良いのだが。
05月19日(みずのえ たつ:4月19日:五黄仏滅)
  • 濃縮に
     先日の直流安定化電源装置。真面目にやってないので、オペアンプには規定外の電圧がかかっている。どうせ製品じゃないからどうでもいいようなものだけどやはり少々不気味なので、トランスのタップを切り替えて落としておく。やっぱり78/79ペアを買ってきて±12Vなり±15Vに抑えないとかわいそうだな。
     ところで、安定化電源が一体何に使えるんだ?と思ったらウランだかプルトニウムだかの濃縮に使えるんだそうだ。まぁ、私が作ったようなおもちゃ電源ユニットとは全く違うのだろうけど、もう少し失笑を買わない程度の表現の報道をしてくれないものか。「科学技術創造立国」だと純ちゃんが言うような國ならば・・ね。
05月20日(みずのと み:4月20日:六白大安)
  • まずい
     製作していてまずいことに気づく。これじゃ制御出力も足りないし、面白いことがやりにくいじゃないか!今ごろ気づくなという感じだけど、これを作っていたときにはこういうイメージで・・と思っていたんだから仕方ない。全面的に見直しをかけて、基板の分割方法も変えていったら、割と面白そうなことになってきた。外部のデータコンパレータとFX2を連動させるだけでも結構面白そうだ。とりあえず、先日購入したCPLDに入るかどうか、Verilogでさらっと書いてISEにかけたらすんなりと収まった。ピン配置を見た目にきれいになるように並べ替えても問題なし。昔ALTERAのCPLDでこれに似たことをやったら一気に配線リソースが足りなくなって、泣く泣くピン配置の変更をさせられたのだけど、今度はそういうこともなし。あとはシンボル作って回路図に落とし込んで制作。これで今週は終わりそうだ。とりあえず来週いっぱいでソフトも作ってしまわねば。
05月21日(きのえ うま:4月21日:七赤赤口)
  • 面白デバイス
     新しく面白いおもちゃを見つけた。USBの次はこれでいってみようかという感じだけど、とにかくとっつきにくい。最初の敷居がものすごく高く見える。全体構造がまだ見えてないからで、いったんそこが破れれば一気に片付くのだろうと思うのだが、なかなかそこまでが大変。最近なんでもかんでもPDFダウンロードだけど、なにせ何百ページもあるような資料だと印刷する時間と手間だけでも馬鹿にならない。
     とりあえず必要そうなページだけ切り出して少しずつ眺めて見ることにするか。
05月22日(きのと ひつじ:4月22日:八白先勝)
  • Verilog
     Verilogを使ってCPLDの中身を作成。実に単純なものだけれどもちょっと、記述方法で悩むことがあって、手元の本を見るのだが、これがまた役に立たないと来ている。どうも、私は某社の本とは相性が悪いようだ。とりあえず、あちこち回って見つけた資料を見たら知りたいことが最初から書いてあってほっとする。そうそう、こういうところが知りたいんだよというところがすっぽり抜けた本を作るというのはどうしたものなのだろう。ほんのわずかなページを割いてまとめれば済むことをやらないこの態度には少々呆れてしまうよりない。無論、そんな本を選んだ私の目が無かったことは確かなのだが、そのときはそんな基本的な部分が抜けているなんて夢にも思わなかったのだから仕方ない。次からは某社の本は避けるかよほど注意して見ておかないといけないかな。
05月23日(ひのえ さる:4月23日:九紫友引)
  • スイッチト・キャパシタ
     ちょっと出かける道中、スイッチト・キャパシタについて調べておく。あぁ、そういうことかと納得。なるほどコンデンサとスイッチだけでこれだけいろいろできてしまうということが確かに面白い。なるほどねぇと関心しながら、これならあれもできそうだ、これも簡単にできるんじゃないかと頭の中は既に回路の皮算用モードである。
05月24日(ひのと とり:4月24日:一白先負)
  • CPLDでお相手
     ちょっとしたトラブルのコンサルティングのために、再現環境が必要となった。お客さんが動かしている相手は別のCPUなのだけども、大事なボードを借りるわけにもいかないし、でも現象が出ないことには対策を考えても的を得ているかどうか分からないから、とにかく動かしてみなくてはならない。
     もう一枚別のCPUボードを持ってきてやろうかとか、あるいはPCのパラレルポートでも使うかなどと考えていたら目にとまったのが先日買っていたCPLD。ハード的にはやっていること自体は単純で、こっちからのフラグと相手の制御信号でハンドシェークをやらせれば良い程度なのだから、CPLDで相手させるのが一番厳しい条件を作りやすいのではないかと、やってみることにする。
     CPLD側は簡単に5ステート位のステートマシンを作ればよさそうだ。単純にVerilogで書いて、念のためにModelSimで出力波形もそれなりになることを見てからコンパイル。何事もなくフィッティングされて、出力されたタイミング情報によると最高動作速度は100MHz。ずいぶんとクラシックなデバイスで、しかもファミリの中で一番遅いデバイスにもかかわらず、100MHz動作というのはたいしたものと言うべきだろう。
     出来上がったものをダウンロードケーブルで落とし込んで、テスト用のファームウェアでCPU側を動かして波形を見れば、予定通りのレスポンス。
     さて、いろいろとCPLDの中身やファームをいじっていったのだが、これが案外面白い上に便利である。もちろん、中身を作り間違えるとCPUと信号衝突!という事態もおきるので、そこは要注意だけれども、この便利さは一度慣れるとなかなか病みつきである。
     せっかく作ったこの基板、これからもテスト用で活躍してもらうことにしよう。
05月25日(つちのえ いぬ:4月25日:二黒仏滅)
  • 酒のしずく+ヒアルロン酸
     ずいぶんと前から評判のダイソーの酒しずくとヒアルロン酸の組み合わせ。ちょっと面白半分でやってみることに。ヒアルロン酸はドロッとしたゲル状。酒のしずくはうわさどおり酒臭い。空いたスプレータイプのボトルにヒアルロン酸を入れて続いて酒のしずく。蓋をして少し振るとなんだか少しだけ粘り気のありそうな状態。
     試しに手の甲にスプレーしてみる。匂いはやはりあの酒臭さだが、確かに水や単なる酒とは違って表面張力が小さい感じがする。皮膚にへばりつくような感触もほんの少しあるような感じで、そのまま擦り込むようにしてみる。おおむね乾いたようになったあと、左右の手の甲を比べてみると確かに塗り込んだ方の皮膚表面の水分が増えたような感じはある。もっとも、これが皮膚の表面より内側まで入り込むことがあるとしたら、それは結構危ない話なわけで、まぁ、表面のカサカサ防止程度と思っておくのが良いのかもしれない。
     このところ夜中に足のふくらはぎなどが痒くなることがあったので、試しにこれをスプレーして塗り込んだらそれなりにおさまった感じもする。乾燥から来る痒みには有効だと言えるのかもしれない。
05月26日(つちのと い:4月26日:三碧大安)
  • PowerPoint使い
     某所で使うテキストにかなり大幅な見直しをかけるということで、久しぶりのPowerPointである。全体の章立てを変更して、今までつけたしだったような部分を大幅に拡充して、そっちをメインにする。それにしても、実に久々ぶりなので、箇条書きで段を下げるのをどうしたら良いのかと試行錯誤して、TABで良いじゃないかと気づくまでにもしばらくかかってしまった。
     改めて見直すと結構気に入らないところも出てくるものだ。これも足しておいた方がいいとか、これは冗長だ、この図はもうちょっと何とかならんのかと、そっちのテコ入れが主になってきて、肝心の追加、拡充部分にまでなかなか手が回らない。まぁ、全部で130枚以上あるスライドの見直しともなれば仕方ないか。とりあえず今週一杯かけることにしよう。
05月27日(かのえ ね:4月27日:四緑赤口)
  • 話半分
     このところいろいろと新しい話をいただく。限りある時間で最大の効果をと思えばそれなりに片付けるべき順序もあろうというものだが、その一方で断れないものもあるといった具合で、なかなかプライオリティ付けも頭の痛いところ。とりあえず、今週はPowerPointウイークにしたわけだが、本当に終わるのかな?と不安になる程度の枚数になりそうで、少々頭を抱える。まぁ、今までもこういうことがありながら何とかなってきたのだから、きっと何とかなるだろう。
05月28日(かのえ ね:4月28日:五黄先勝)
  • なぜ落ちる?
     以前PowerPointに埋め込んでいた表に間違いが見つかった。修正しようとしてダブルクリックで開いて、セルを指定。修正して、よしと戻ろうとしたとたんにExcelが落ちる。おかげでPowerPoint側は「まだ修正中」のままで終了できなくなる(そこは腐ってもWin2000で、タスクマネージャーからPowerPointを殺すことは簡単にできるので、とりあえずそれで何とかなるのだが)。あまりにも変な現象に戸惑いながらも編集にしてExcelに直接読ませて、.xlsファイルに落として、これを読めばさすがに大丈夫だろうと思ったのだがやはり駄目。セルのデータを修正して他のセルに移動したとたんにコケてしまう。どうやらできている.xlsファイル自体が気に入らないらしい。
     それならば、これならどうだと、.CSV形式でセーブする。できたものをもう一回読ませて、修正したら今度は大丈夫(当然だな)。これで罫線を引きなおしてもう一回セーブ。これをCUT&PASTEでPowerPointに貼り付けて何とかクリアである。
     それにしても、ただの文字列が並んでいるだけの表データのセルの修正(01H=>02Hというだけ)で落ちるあたり、さすがにMSというべきか。
05月29日(みずのえ とら:4月29日:六白友引)
  • Made in Japan
     日経ビジネスの特集は
    [Made in Japanの逆襲−「中国製」に勝つ]
     である。スズキの5万8千円スクーターの「チョイノリ」、セイコーの純国産腕時計の好調、シチズンでは一個100円にも満たないムーブメントを西東京市の本社で生産して利益を上げていること、衣料品多品種少量生産のワールドなどなど・・ついでに日経エレクトロニクスは「安くて高品質への原点回帰」である。
     他のTV番組などを眺めていても、「日本製」後押し企画を目にすることが多くなった気がしている。ナショナリズムとまでは行かないけれど、ぼちぼちお隣の国での生産も思ったより美味ではない部分が多いと気づいたのだろうか。報道関係はだいたい買う側にいる人間が多いだろうが、そこでもいろいろと安物を見せられて手にして、使って見て、気づくところもあったのだろう。
     次に作る基板には「Made in JAPAN」と書き込んでおくことにしよう。
05月30日(みずのと う:4月30日:七赤先負)
  • 起業家向けML
     面白がって最近できた起業家向けのMLなるものに登録してみた。別に何も期待することがあるわけでもなく、ただ「起業」なんていう漠然として曖昧模糊としたテーマについて一体全体どういうふうにMLが運用されるのかという意地悪な冷やかし参加である。
     メールマガジンならばまだ分かるのだが、MLということは双方向になるのだが双方向で何を話すのかがさっぱり理解できなかったのだが、案の定「起業/開業したい/しました」の羅列に事務局のコメントが入る程度で、確かにMLに流れるメールの件数こそ多いものの、盛り上がっているという感じには程遠い。これから起業しようとする人間は自分のアイデアをMLなどで出すことはあまりやりたくないであろうし、既に起業している人間は細かいノウハウなどを出すこともあまりしないだろう。(けち臭いというのではなく、相手の業種も何も違う中ではあまり細かい事を言っても始まらない)
     このままだと、結局一般論的な手続き関係の話に終始するよりないわけで、事務局とやらがこれからどう誘導していくつもりなのか、見ものである。
05月31日(きのえたつ:5月1日:八白大安)
  • JPEGが使えない?
     ちょっと必要になって画面をキャプチャ。ペイントに貼り付けて必要な部分だけ切り出して、さて、JPEG形式でセーブするかと思ったら、セーブするファイル形式にJPEGが出てこない。何かの間違い?とも思ったのだが、JPEG形式の読み取りはできるがセーブができなくなってしまっている。GIF形式は大丈夫なのに、なぜ?
     どうせ、FAQの類いだろうと検索していたら見つかった。どうやら HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Microsoft/SharedTools/GraphicFilters/Export/JPEGのところで、Extensionsがjpgになってないと駄目らしい。regeditで開いて見ると、ご指定のところはjpg, jpegとなっている。jpgもjpegの両方の拡張子を許すからか。間にスペースが入っていたので取って見るけども駄目。
     ひょっとして、「jpg」としか言ってないってことは、jpegのほうは不要ということか?まぁ、もしjpegの方が使えなくなってもリネームすれば事足りるわけだしと、試しにjpgだけにしたら、ペイントでセーブするファイル形式でJPEGフィルタ(*.jpg、*.jpeg)が登場。思い当たるのは、Officeのアップデートをやったこと。さすがMSと言っておこう。それにしても「JPEG形式」ではなく「JPEGフィルタ」っていうのは一体何だろうか?


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