2003年07月
07月01日(きのと い:6月02日:七赤先勝)
  • 時計修理
     壁掛けの時計が数週間前から動かなくなっていた。そのままにしていたのだが、いつもの癖で動いてない時計を見てはおかしいと思い、止まっていた事を思い出すということに小さな苛立ちを感じていた。ビデオの時刻表示もあるとはいうものの、やはり不便だということでとりあえず100円ショップで壁掛け時計を買って取り替える。取り替えついでにふと横の壁を見上げるととなりにはこれまたずいぶん前に買ってその後止まってしまったジグソーパズルの時計がそのままになっている。壁掛けの時計ってこんなに壊れるものだったかなと疑問に思いだしたら修理してみたいという気持ちが湧いてくるというのが技術屋の端くれ魂で、気が付いたらドライバーを片手に分解をはじめていた。
     針を外して時計モジュールのラッチを外して、蓋を開ける。別段壊れた風でもない。別に回路基板というほどもないベークの片面基板が付いている。32KHzの水晶でも壊れたのかな?予備は持っていたけど負荷容量が違うかもしれないななどと思いながら眺めていたら、バッテリホルダ部分と接触させている端子部分がなにやらおかしい。端子の片方が緑色になっている。製造不良でレジストでもかぶっていたのか。これが調子悪くなった原因かと、試しにアルコールを浸した綿棒で擦って見ると、少し取れてくる。レジストだったらアルコールごときでこんな風に取れるはずは無いわけで、これは後から変なものがついたということになる。じっくり見ていると、端子の色も変である。隣は綺麗に銀色(錫メッキか?)なのに、こちら側はというと銅色が見え隠れする。ひょっとするとこの青緑色って緑青か?頭の中を電解腐食と言う言葉がよぎる。バッテリで直流かかりっぱなしというのが原因で酸化したということなのだろうか。
     理由はともあれ、緑青・・サビだということになれば話は簡単である。ヤスリで緑青を削り落とす。その上で軽く半田メッキ。電池ホルダ側の端子を少し曲げて接触しやすくしてから再組み立て。仮組みしてから電池を入れたら、1秒周期で回転が始まった。これで全部組みなおして針も元のとおり取り付けて時刻合わせて電池挿入。数時間放っておいたけど、きちんと時刻を刻んでいる。
     今回動かなくなった方もひょっとしたら同じような理由かもしれない。明日バラしてみることにしよう。
07月02日(ひのえ ね:6月03日:八白友引)
  • 電気予報
     電気予報なるものが始まっているらしいと耳にしたのだが実はまだ見たことが無い。本日この程度利用される予定ですと言うのだろうけど、さて、予報で赤字になったときはどうするのかというのが目の付け所である。
     「今日電力が足りなくなる」と宣言されたとしたら、やっぱり停電回避のため、官と大手の民は大幅節約モードに入らなくてはしめしが付かないことになるだろう。電車は軒並み弱冷房。間引き運転も行われるかもしれないな。デパートも大型スーパーも節電モード。節電を大義名分としてノーネクタイどころか、半袖開襟シャツに素足にサンダルか下駄で、帽子かぶって御出勤。「電力不足の折り・・」と言い訳しながら・・・なんていうことにはならずに相変わらず真っ赤な顔をしながら長袖のシャツにネクタイ締めて我慢大会なのだろうな。
07月03日(ひのと うし:6月04日:五黄先負)
  • ノート到着
     ノートPC到着。小さい段ボールをあけるとまるで家電製品よろしく素っ気無い梱包。たいていこの手のものだと分厚いマニュアルに付属ソフトの説明などが入ってくるのだとばかり思っていたら、スタートアップガイドの薄い冊子と、簡単な形ばかりの契約書。あとはWindowsXPやら何やらのCD-ROMが数枚だけ。
     本体をしげしげと眺めるけれど、やっぱりでかいな。いつも愛用のA4ファイルより一回り大きい。バッテリパックを取り付けて持ってみるとこれまた結構重い。3kgはあるので仕方ないというところだろう。ACアダプタをつないで充電しながら起動するとあちこち点灯する青色LED。HPさんはブルーがお好き?
     初回はさすがに時間がかかってあれこれと設定させられる。相変わらず日本が夏時間ありのままチェックを外せなくなっているのはどういう了見なのだろうか。あんな北方諸国の習慣をここ南国ニッポンに持ち込もうとする陰謀か?
     ひとまず立ち上がるようになったけども、この玩具のような安っぽい画面にはどうにも馴染めない。MSに色彩センスやデザインセンスを期待するのが間違いだと言うのは確かにそのとおりだと思うけど、それにしても、各社のノートPCのデザインを見ていたらこの画面は無いだろうと思う。今回は銀と黒。これがたとえばタカラだとか、エポック社が子供向けで出したものとかマイ・ファースト・ソニーシリーズなんかで原色バリバリなPCだったらまだお似合いだと思えるかもしれないけれど。
     とりあえず少し弄っていたらある程度分かってきた。画面の設定をちょっと変えてみる。どこまで変更できるのかと思ったら、2048×1536。液晶は所詮1024×768だから外部ディスプレイ専用かな?と思ったら仮想スクリーン扱い。実はこの仮想スクリーンというのは結構好きで良く利用しているのだけど、ちゃんと対応しているというのがちょっと嬉しい。1024×768の実画面に対してちょうど縦横二倍、面積にして4倍。これはずいぶん広い。
     パラレル/シリアル/PS/2などのレガシーポートも付いていることだし、環境をこちらに少しずつ移していくことにしていくことにしたいところだが、果たしてWindowsXPで全部動いてくれるのかどうか。
07月04日(つちのえ とら:6月05日:四緑仏滅)
  • 100円切り替え機
     パラレルポート経由でつなぐものが増えてきて差し替えるのもの面倒になってきたのでプリンタ切り替え機が欲しかったのだが、自作するのも面倒で一日伸ばしになっていたのだが、秋葉原でふとみかけたのが、3入力1出力で100円。ジャンク扱いなのだろうけど一応未開封である。全ピン切り替えなのかどうかも良く分からないけれど最悪コネクタ代としても25ピンのD-SUB4個に穴あけ加工済みケースで100円なら悪くは無い。早速ネジを外して中を眺めてみたら、25ピン×4個、100本の赤と黄色の電線がとぐろを巻いて、これまたすごい25極3接点のロータリースイッチに接続されている。コネクタ部分は圧着しているつもりのようだけど半田が流したたような跡もある。ロータリースイッチ側はごくあたりまえに半田付け。
     半田付けはお世辞にも上手とは言えない。安いからこんなものだという考え方も出来るけれど、下手な人ほどミスもするし時間もかかるしということで、こういう手作業中心の物に関しては、実は下手なほど割高につくようにも思えてくる。
     とりあえず100円で「半完成品」を買ったと思っても悪くは無い。気が向いたら半田付けをやり直しておくことにしよう。
07月05日(つちのと う:6月06日:三碧大安)
  • レジ
     ちょっと着るものを買って来ようかと出てとりあえずこれでいいかと手にしたらレジが行列。3つあるレジのうち一つが閉まっていたのだが、中に店員がいるので、てっきりレジを開けるものだと思っていたら、店長と思しき人が「そこも閉めておいて」。え?と思った次の瞬間「はい」との店員の声。籠に山ほど入れている人が行列しているというのに、この態度は何だろう。コンビニのアルバイト店員の方がずっとまともではないか。そういえばどうもこの店、店長が変わってからというものこういう態度が目に付いてしかたが無い。よくよく見れば店員も店長と共に総取っ替えのような感じで、以前から目にしていた人は1人、2人いるかどうかというところ。店員とは言ってもパートの方がほとんどだから、他の店に移ったということでもないだろう。いろいろ社内事情というものもあるのだろうな。
07月06日(かのえ たつ:6月07日:ニ黒赤口)
  • 一つ二つ
     ふと気付けば、山のようになっていた気がした仕事がずいぶん整理されてきた。実は親亀小亀のような感じで、ベース部分を作って、これをもとにした仕事があって、それをまた利用した仕事があって・・という感じになっていた所に、全く異質なものが飛び込むという具合で頭を抱えていたのである。
     親亀小亀仕事だと当然のことながら、親亀がコケたら皆コケてしまうので、ベース部分に苦戦しているときのプレッシャーは相当なもので、時として息苦しさまで感じてしまうような状態だった。ここにきてベース部分をほぼ完成させた上で、ようやく二階部分もまともに動かせるようになってきた。この二階部分がほぼ出来上がったということは、一階部分の仕様は二階部分を作る上で必要とされるものをほぼ網羅できたということで、一応使い物になるということでいいだろう。
     単に使い物になるというだけではなく、今やこの道具を利用することしか考えられなくなってきているというのも面白い。自分で作ったものなのだから、一階部分の改良だっていくらでも出来るのは当然なのにソースを開こうとすると「面倒臭いな」という囁きがどこからか聞こえてくる。確かにソースをいじって新しいAPIを作ってあれこれやったりするよりも、多少実行速度が遅くなろうとも、既に用意したものをチョイチョイと利用して同じようなことが出来ればそれでいいじゃないか。そして、実際そちらの方針でやってみるとちゃんと自分で用意した既存のAPIで何とかなってしまうのである。
     売り物になったり、書籍/雑誌の記事になるのはまだしばらく先だけれども、これは結構喜んでもらえるんじゃなかいと、一人で取らぬ狸モードに突入である。まぁ、問題があるとしたら、他の人が使おうとしたときにどこまで理解できるかということなのだけど、そこは実例をあげながら解説していくことにしよう。
07月07日(かのと み:6月08日:一白先勝)
  • 分かってしまえばたった一行
     デバイスを利用するときメーカーが出してきている仕様書を元に設計していくのだが、そこはやはり人が作るものであるから、書き落としていたりミスがあったりするのは仕方ない。今ちょっと新しいデバイスをいじってみているのだが、どうにも上手く動かない。やっていることは極めて単純なはずなのだけど、言われたとおりにやってもマニュアルと全く違う動きになってしまう。何でこんなに単純なところがまともに動かないのかさっぱり分からずに悪戦苦闘。結局デバイスメーカの方にメールしながら更に食らいついて調べていたらとある小細工をしたら突然今までのことが嘘のように動き出した。改めて思い返してみると、確かにメーカの純正ツールではここを上手く回避するような動きをしていたのだとハタと気が付く。なるほどうまく回避していたんだな。
     分かってしまえばたった一行、一口で説明できるような部分だけれども、その一言のためにずいぶん時間を取られてしまった。まっ、一番大きな壁が崩れたからあとは簡単だろう。
07月08日(みずのえ うま:6月09日:九紫友引)
  • ラプラス変換
     今まであまり手を染めていなかったアナログ部分に手を出しはじめたら、案の定躓いた微積分関係。たまに必要になりそうになっても結果だけ借用したりして済ませていたのがそうもいかなくなってきた。分かっている人には常識なとおりで、電子回路の動きというもので実数だけでいいのはI=E/Rの世界位のもので、コイルやらコンデンサやらが入ってきたらいきなりjω(数学だとiが虚数単位(-1の平方根)だけど、電気な世界だとiは電流用に使うからjを使うのが一般的)な世界であって、しかも「変化に呼応して動く」ような挙動だから全体丸ごと微分方程式みたいなもの。
     微分方程式といえば当然微積分から派生するけど、だいたいは一筋縄ではいかないから、ラプラス変換というウルトラCが登場するというあたりまでは良いのだが、そのあたりから真面目にやらなくなってきていたのと、日ごろあまり使わなくなって久しくて、すっかり忘却の彼方になってきている。ちょうどいい機会だし、もう一回勉強しなおしておくとするか。自分用に原稿のようにまとめておいて、いつか自費出版してやる!位のつもりでいれば、きっと身につくだろう。
07月09日(みずのと ひつじ:6月10日:八白先負)
  • 絶叫マシン
     絶叫させられるような状況になっているPCを絶叫マシンと呼ぶ。ずっと書いていたVBアプリケーションで、ある時点で突然動かなくなった。仕方が無い、元に戻すかと前回のバージョンを収めてあるつもりのディレクトリをコピー。ところが、全く結果が変わらない。おかしいと思ってソースを開いてみると動かないバージョンのままである。
     何が起きたかさっぱり分からない。頭をかきむしりながら調べていったら、今までバックアップだと思っていたディレクトリが実はずっと前に丸ごと保存した先で、統合環境で使っているソースのディレクトリとは全く別。なんということだ。今までバックアップを取っていたつもりで、延々と関係のない古いソースのコピーを作っていただけというお粗末さ。近年まれに見る大ポカにほとんど絶叫状態である。手元にあるのは動かなくなったソースだけ。
     さてどうしてやろうかと思ったけど、結局「人間UNDO」するか、デバッグするしかない。UNDOは今ひとつ自信が無いので、結局やったことを思い出しながらどこらあたりで手が滑りそうか考えながらのデバッグすることにした。
     少し前まで絶好調だったソフトがまるで駄目になるというのだからどうせつまらないところに違いないのだが、自分のあまりにもひどい間抜けっぷりと、悔しさで頭が一杯。こういうときは一回頭を冷やす方がいいんだよねと、ちょっとコンビニ経由レンタルビデオ屋行き。久しぶりに行ったレンタル屋はレンタルから手を引くらしくて、レンタル終了のお知らせが張ってある。ぼんやり眺めて帰宅。
     気を取り直してファームウェア側でブレークポイントをかけながらホストから送られてきたコマンドをチェックしていったら、あるコマンドがきた後で通信がおかしくなることが分かる。よくよく見ていくとステータスがおかしい。返したはずの値が受け取れてない。そんな馬鹿な?と思ってソースを見たら・・・・何の事は無い。functionの名前等を少し変更したときに戻り値を”関数名=(値)”と書くのに関数名の変更のときに手が滑って、”変数名=(値)”になってしまって、戻り値が渡されず、変数に叩き込まれていたというつまらない落ち。
     一気に気が抜けて、買ってきたダイエットペプシのレモン味とやらを2、3口一気に流し込んで一息。
07月10日(きのえ さる:6月11日:七赤仏滅)
  • ラプラスその後
     「アプラスならサラ金だっけ?」なんていう一人オヤジギャグで梅雨空に寒風吹かせながらラプラス変換を再履修。すっかり忘却の彼方といっていたけど、これって完全にeraseされていたなというところ。読んでいるものが「読み物」的な本なので、よけいそう思えるのだろうけれど、なるほどなかなか便利である。確かに今までまさに匙を投げていたような微分方程式があれよあれよと片付いていく様は感動的。もっとも、こう上手くいくのはこれが読み物の例題だからであって、一般的な問題でこう簡単に行くことは無いだろうというのもまた当然。それにしても面白い。いろいろなところを含めてもう一回おさらいしたくなってきた。
07月11日(きのと とり:6月12日:六白大安)
  • 連載
     ずいぶん久しぶりの連載の仕事が入っている。前回の連載といえば、確かまだOh!MZが健在だったころじゃないかと思うので、かれこれ四捨五入で20年前というところだろうかと思う。
     まず第一回が大問題。「これって面白そうでしょ?」という一方で製作記事も載せなくてはならない。製作した後試しに動かすところまでやらなくては話しにならないわけでもあるし、ページの制約はあるし、製作にページを食うと面白そうでしょ?があまり表に出せなくなりそうだし。書きたいだけ書いてあとは編集さんよろしく!というのではやっぱりひどいだろうな。もう少し考えよう。
07月12日(ひのえね いぬ:6月13日:五黄赤口)
  • クラコット
     先日おやつを買いにいつもとはちょっと違うスーパーというのかディスカウント店へ。見つけたのが「クラコット」(ここでも紹介されていた)食品添加物一切無し。開封してみると、驚きである。箱の綺麗な写真からは程遠く、なにやら変なつぶれて固まった灰色のスポンジという感じで、どうみても美味しそうに見えないどころか、およそ食べ物と認識できないであろうという感じである。
     恐る恐る口にしてみると、これが意外なほど美味である。わざとらしい味付けもないのに、ちゃんと素材の香りがする。ただ、たくさんは食べられないな。2枚も食べればもう結構という感じ。ある意味ダイエットにもいいのかも?
    本日買ったプレーンバージョンは検索するとチーズとの組み合わせなどでよく食されているようだが、単品ではパンの亜流という感じで前回ほどの感動はない。
07月13日(ひのと い:6月14日:四緑先勝)
  • 原稿着手
     連載原稿に着手。とにかく思いついたことをまず書きなぐっておいて、後から書き直すなり肉付けしていこうというパターンである。以前からちょこまかと書き溜めていた図をまとめて、新規に持ってきたり書き直したり、ディスクのあちこちに分散されていたものを集結させたりしているうちに何となくそれらしくなってくる。画面のキャプチャも必要だし、使い方の説明も一通りやらなくてはならないし。やること多いな。
     とりあえず文章の方がWordで7ページほど進む。図を書きながらとはいえ、ちょっとスローペースだけど、スタート直後なんてこんなものだろう。
07月14日(つちのえ ね:6月15日:三碧友引)
  • 材料屋
     ちょっとした用途でモーターが欲しくなって模型屋を探す。検索エンジンでこの近辺で3箇所くらい見つけたのだけど、一番手ごろそうなところが月曜日は定休日とのこと。あっちじゃ駐車場が面倒(今日は雨)だし、こっちも路駐はちょっと問題ありかとあきらめようとしたそのとき頭に浮かんだのが100円ショップ。100円でシェーバーや小さい扇風機なんて売っているじゃないか。もちろん、模型用で馬渕さんのところが作っているような立派なものではないけれど、とりあえず回すだけならあんなものでもかまわない。ついでにバッテリホルダまでついているのだから言うことは無い。
     以前にもメーターが欲しくなって100円で間に合わせたけれど、他にもいろいろつかえそうなものが並んでいる。LEDを使ったイルミネーションなど、20個のLEDに、バッテリホルダ、電線がついて100円である。LEDだけとしても一個あたり5円である。大量に買うならばともかく、ごく近所のスーパーで一個5円でLEDが売っているのだと思えばこれは結構なもの。イヤホンは売っているからプラグはあるけど、ジャックは無いなと思ったら、これは一緒に売っているAMラジオをばらせばいい。ステレオジャックだけはさすがにまだないか。
     更に見渡すと、とうとうUSBの延長ケーブルまで売っているのが目にとまる。まさしく素材屋だな、こりゃ。
07月15日(つちのと うし:6月16日:二黒先負)
  • 歴史
    こういうこともあったんだなと再認識させられた内容。恥ずかしながらそういう状況とは知らなかった。極悪非道なことばかりやっていたように教え込まれてきたからな。
07月16日(かのえ とら:6月17日:一白仏滅)
  • PC
     とある所で知り合った方から不用になったミニタワーなPC一式をいただけることになって、JUNK-BOXを名乗る私としてはいてもたってもいられずにいそいそと頂きに参上である。
     とりあえず14:00位までには戻らないとならないので、車を出して急げやいそげ。途中までは勝手知ったる道であるが、その先は未開拓ゾーン。とにかくこっちへ進めば良いのだと、地図を頼りに走る。どういうわけか知らないけれど、やたら背の高いトラックが前を走ることが多く、前はともかく信号が見えないのが怖い。信号が見えるほど車間を取ったらはっきり言って後続車に迷惑じゃないかと思う位背が高い。家の北側斜線制限じゃないけど、同じような事をしてもらいたくなってくる。
     途中にわか雨に降られたり、スカイライン(でっかいマフラーがフラフラして落ちそうだったが、大丈夫だったんだろうか)を露払い役とばかり後ろをくっついていったりして、どうにかこうにか片道一時間半で到着。とにかくいただけるものを頂いて、そそくさと帰還した。
     それにしても、思うこと。昔はこういうものが自宅にあふれるというのはそれこそラヂヲ少年やアマチュア無線野郎の部屋と相場が決まっていたのだけど、今はそれほど不思議が無いくらいあちこちの家庭に転がっているのだなということ。旧来のジャンク屋が廃れる一方だけど、PCジャンクは溢れかえっている秋葉原の状況も納得ではある。
     さて、私の部屋でも寝たままになってしまっているものがいろいろある。使うことは無いし、捨てるに忍びないしでどうしようかな?と思っては今度考えよう・・と一日伸ばしにしているうちに今に至ってしまった。でも、そろそろ片付ける時なのかなぁ。
07月17日(かのと う:6月18日:九紫大安)
  • HDD不調
     さて、仕事をはじめるかと電源を入れたら立ち上がらない。Windowsの起動画面が出て途中でだんまりである。何か変になったのかと再度電源を入れてもだめ。何をどうしても立ち上がってこない。HDDの中身でも飛んだか。ためしにCD-ROMからブートして眺めてみるとパーティションが壊れているわけでもないし、ファイルもそれなりに生き残っているようなので、とりあえずHDDの機構的なところは無事なのだろうか。
     が、修復インストールをしても立ち上がらない。幸いデータ類は別パーティションだからと、OSを再インストールしてみるが、なんとブートする途中でブルーパニックになってしまった。すわ一大事!である。ほかのディスクをつないでこちらにとりあえずインストールしてみると何事もなく動き出すので、マザーボード側は無事なのだろう。この状態でスレーブにつないで中身を見るとちゃんと見えるし、バックアップがてらちょっとファイルをコピーしてみてもやはり大丈夫。
     何が起きたのかはさっぱりわからないけれど、やはりHDDが何かおかしいということで結論付けていいのだろう。会社にいたころならこういうのもロジアナあてて徹底的に調べたものだろうけど、今はそんなことをするだけの気力もないしで、しばらくいじってから観念してHDDを買いにいく。今まで使っていたものは20GBで、購入当時の領収書をみたら8千円弱。本日店頭で見たら40GBでやっぱり同じくらい。これを使おうとしたらなんと認識しない。別のPCにつないでもやっぱりだめ。すったもんだして分かったのはマザーボードが古いために30GBの壁にぶち当たったということ。容量リミットをかけるジャンパをつないで40GBを30GBとして使うことで回避する。10GB分がもったいないけど仕方ないな。
     これで何とかなったので、とりあえずシステム用のパーティションだけ切ってOSインストール。立ち上げてさらにパーティションを切ってフォーマット。セカンダリに旧HDDをつないで、プログラムやらデータファイルを全部コピー。コピー中にも一切エラーは出ないし、実際にコピーされた中身を見ても無事だったので、システムを入れているパーティション部分が何かおかしくなったのだろう。
     あとはひたすらドライバやらアプリケーションのインストール作業である。データファイルやらプログラム、ドキュメント類が全部無事だったので大きな被害はなかったというのは不幸中の幸いだけれども、冷や汗かきどおしの一日だった。一応まめにバックアップはしているけれど、それでもバックアップと次のバックアップの間が欠けるのは痛いし。
07月18日(みずのえたつ:6月19日:八白赤口)
  • 復旧
     若干残っていたソフトも再インストールしてようやく復旧。復旧ついでにほとんど使わなくなっていたものもいなくなって、散髪後のようなすっきりしたデスクトップである。
     せっかくなので、いろいろ妙な動作をし始める前にIMEの設定をやっておく。本当ならATOKを使いたいところだけど、手元のDash付属のATOKを使うとおかしくなりやすいので、今はとりあえずIMEで我慢である。IMEを使っているとあるときから突然とんでもない変換をはじめることがある。そんな区切りはないだろうという奇怪な変換をされて、その後もう一回同じものを入れて変換すると今度はまともになったりということが頻発するのである。
     これの対策としては経験則でとにかく自動で何かするという機能は全部オフ。親切そうに書いてある機能も全部オフ。もちろんオートコレクトなどしてもらっては困る。学習結果も辞書ファイルに反映させないようにする。これで少なくとも突拍子もない変換をする率は相当下がるようだ。
07月19日(みずのと み:6月20日:七赤先勝)
  • 詐欺だよ、詐欺
     というところで、社民党の元議員さんが逮捕された。党首が「違和感を禁じえない」と言うのは私的日本語辞書としては引っかかるのだが、それは良いとして幹事長の「解散総選挙が見えているこの時期の逮捕は選挙妨害だ」との発言には驚いた。あなたは確か、良識の府たる参議院議員で、おまけに弁護士じゃありませんでしたっけ。
     もちろん、この時期にこういう事になった経緯について党幹部ともあろう方が事前に情報を掴んでいない、いや知らされていない筈はないのであって、そこには当然の力学が働いているのであって、結局はいろいろな交渉や取引があった筈なのであって、言うなれば納得ずくの上で「なるようになった」に違いない。
     ただ、なるようになったことを、あたかも寝耳に水の事件のように振舞うパールハーバーごっこをしているのだとしても、選挙妨害というのは一般には受け入れられ難い、違和感を覚える表現であろう。
     雲隠れして台本の読みあわせをするというのもいいけれど、もうちょっと格好良くできないものなのかね。
07月20日(きのえ うま:6月21日:六白友引)
  • 関数電卓
     電卓はいくつか転がっているのだが、関数電卓がひとつだけ。はるか昔に買ったポケコンもあるのだが、出てきたり、行方不明になったり。そろそろひとつ新調してもいいよなとなんとなく電器屋を眺めていると1500円で式のプレイバックつきがあった。さらに980円なりのものまで登場ときた。ただ、よく見ると1500円なりの方は16進数が扱えない。980円は式のプレイバックが無いというわけで、少々不満。このくらいの値段で手に入ることはわかったのでもう少し探してみるか。無かったら980円だな。
07月21日(きのと ひつじ:6月22日:五黄先負)
  • ノート利用
     以前買ったhpのノートがずっと出番の無いまま埃をかぶり始めていた。これはさすがにもったいない。とりあえずエディタのxyzzyは入れて原稿は書ける状態になったので、試しに使ってみることにした。LANでちょいと元ファイルを持ってきてエディタで開く。XPの下品なウインドウで動くxyzzyというのがこれまた奇妙な感じであるが一応まともに動くことを確認したのだが、少し修正しようとしたらなんだか妙な動きをする。xyzzyがまともに使えないのかと思ったら、実はキーボードをたたいているうちに手前のタッチパッドの領域に手のひらが触れていたのが原因だった。なるほど、パッドの評判がいまいちなのがよくわかる。とりあえず、タッチパッド上部のスイッチひとつでOFFできるので、そちらでOFFしてから入力。今度はまともである。
     準備ができたので、とりあえず用済みのデスクトップを電源OFF(節電、節電)。訪れた静粛が新鮮である。上位機種の9010の方は結構うるさいという評判らしいのだけど、9005は静かな方ではないだろうか。とりあえずエディタで原稿を書いている程度だとファンもほとんど回らないようなので、BGM代わりにCDを入れてみる。結構うなりながらCDが回ってメディアプレーヤーが動き出す。音質はあまり良いとは言えないけれど、それなりに音にはなっている。ためしにヘッドフォンにしたら格段にいい音だったので、やっぱりスピーカーがいまいちだからだな。CPUファンもそれなりに回転しはじめたようで側面後方から温風が出てきた。
     しばらく使ってみたが温まりはするものの、それほど熱いということもない。ファンもいつのまにかほとんど停止しているのかあまりはっきりした音は聞こえない。いまどきのノートならこのくらいあたりまえなのかもしれないけれど、この静かさはやっぱり嬉しい。メインのツールを全部移すのは勇気がいるけれど、とりあえず原稿書き環境くらいはこっちに移すとするか。
07月22日(ひのえ さる:6月23日:四緑仏滅)
  • サマーセーター
     夏本番を前に長引く梅雨に少々肌寒さを感じることもあって、何か羽織るものがあるといいなという気持ちと、すぐに明けるだろうという気持ちの狭間で財布をぶらぶらさせていたのだが、すでに始まっている夏物処分で安くなっていたのに惹かれてサマーセーターを買った。本来そのまま着るものだけど、何かの上から着たって悪くはないだろうと勝手にに解釈。
     着物だったころはそこまで頓着しなかったのだけど、このところ洋服に切り替えてからは結構面倒なものでもある。着物の場合、形自体は夏冬同じで素材や裏の有無やらで変わってくる程度で、あとはちょっと着方を変えたり、して調整する。結構一着あたりの許容度というのか、マージンが大きいからこそ年2回の衣替えで済んでしまうのだろう。
     一方洋服はそこまで許容範囲が広くなさそうだ。もちろん、一年中ジーンズにTシャツで寒くなったら上だけ重ね着するっていうのもありだけどもね。
     さて、だいたい1シーズンでくたびれて捨ててしまうものが多いからだろうけれど、改めて眺めると夏物って結構少ない。少し買い足さないとならないな。
07月23日(ひのと とり:6月24日:三碧大安)
  • 信用する?
     少し前から某半島方面で再処理施設が稼動したのだ、○○が検出されたとかいうことを米国が公表とかでうだっている。少なくともイラク系な公式発表で嘘でした、でっち上げでしたということになってしまっている今、米国の情報というのは負けがこんできてからの大本営発表並みの信頼性の狼少年。
     さて、冷静に考えるといろいろとあと半年1年の間にいろいろと起こりそうな気配でもある。不景気脱却のための仕上げとして一体何が起きるのだろうか。
07月24日(つちのえ いぬ:6月25日:二黒赤口)
  • 公務員
     このところの景気悪化のために公務員の待遇が民間に比べてよすぎるとかなんだとか。ところで、国から給与を受け取って生活しているという点で見れば、年金生活者だって似たようなもので、国民は勤労の義務を負っているということからすると、年金生活者をみなし公務員として公的な仕事を義務付けるというのは理にかなっているような感じがしてこなくもない。これで行政サービスを行う人手不足も一気解消で、正規人員を削減して人件費を大幅に浮かせて低コスト体質である。とかく若者が年寄りを支えるというのを美徳とするけれど、前途ある若者、働き盛りの若者のためにリタイヤした方々がサポートを行うという方がずっと美しき姿じゃないのかいな?
     と、少々嫌味も言ってみたくなる梅雨空なのだった。
07月25日(つちのと い:6月26日:一白先勝)
  • 旧友
     かつてそれほど親しくもなかった同級生が突然電話をしてくるというのはやはり何かあったのだろうと思うのが普通ではないかと思って、ちょっと検索。もちろん話している内容が嘘だとは思ってないけど、こうやってweb上から得られる情報からでもいろいろと考えをめぐらせることができるものである。
     webの過去を手繰ってみると、役員の変遷や増資関係なんかもわかるし、かつて何を主力にしていたのかということなども見えてくる。一応顔くらい出してやるよということになったのだけど、一応自分のスタンスというか立場だけははっきりさせておくが吉だな。
07月26日(かのえ ね:6月27日:九紫友引)
  • プール
     なんとなく検索したら、相模原北公園に屋内プールがあるとか言うのででかけていく。市立の公民館か博物館かという概観のそっけないけど実用的そうな建物に入るとフロアのガラスの向こうが屋内プール。こちらにはベンチもあるし、売店や簡単な喫茶店みたいなものも付属。子供だけ入れてこちらはガラスのこちら側でベンチに座って買ったばかりのノートPCを広げて原稿書き。それにしても、こうやって外で広げるにしてはでかい画面である。まぁ細かいPDFファイルなどを見ながらやっている分には便利なのだけど、どうにも広げている姿が目立って仕方ないような気にもなってくる。
     プール側は25mプールに流れるプール、子供向けの水遊び用のような浅いプールと3種類にチューブ状になったものがウネウネとしているスライダーが2本と、2時間200円利用の公共施設にしてはずいぶんと立派。実はもうひとつ別の場所に市営の屋内プールがあるそうで、こちらはガンガン泳ぐ人向けのようで、高飛び込み台までついているというもの。やはり2時間200円なりらしい。残念ながら、こちらは年寄り向けのサービスやら、集会所みたいなところばかりで、文化施設とはおよそ程遠いものばかり。町田市、相模原市の施設の方が圧倒的に良いのだな。
     さて、1時間たち2時間たったのだが、バッテリが半分以上残っている表示になっている。確か公称2.5時間だったはずなのだけど、やはりテキスト中心で動かしているというのはかなり軽いのだろう。帰ってきてからもまだ使えていたので、3時間以上は平気でバッテリで動いていた計算である。
     これからどうなるかはわからないけど、とりあえずこの程度は持つということはわかった。こいつは基本はあくまでもAC利用で、バッテリは補助的な役割だと言っているのだが、案外使える。もう少しあれこれインストールしておくか。
07月27日(かのと うし:6月28日:八白先負)
  • スリーブレス
     ノースリーブというのかと思っていたらこのところはスリーブレスと言うらしい。というわけで、スリーブレスなシャツを買う。とりあえず着てみたけれどまだちょっと寒いか。それにしても、もはや夏物は処分セールで、夏物と言いながら秋色なものも入荷。考えてみたら、去年はまだ暑いさなかからブーツが流行ったりしていたのだから、この程度は不思議でもないのか、あるいは夏に秋色というのが流行りなのか。夏といえば、やっぱり夏らしく涼しげな色であり生地でありという時代はすでに遠くなりにけりなのだろう。
     と言ってる私が買ったのも白黒だったりするのだけれどね。
07月28日(みずのえ とら:6月29日:七赤仏滅)
  • 信号があるから
    信号なんでも!大辞典なんだと。「なぜ信号があるのに事故がおこるのですか?」という質問はなかなか鋭いではないか。「ひとりひとりが交通ルールを守って道路を利用すれば、交通事故は、必ずなくなるはずです。」という嘘を教えて良いのかどうかは一応「タテマエ」としてはいいことにしなくてはいけないのだから、それでいいとしよう。
     で、タテマエはとりあえず横に置いておくことにして本音で言うならば「信号があるから事故が起きる」というのは恐らく真実である。もう少し正確を期するなら「間抜けな制御しかしていない信号機が並ぶと事故を呼ぶ」のである。間抜けな制御しかしない信号機なら無いほうが良いということも多分真実である。
     信号をなぜ守らないかといえば、運転しているのが感情のある人間であるということを無視した制御によって守りたくなくなるような心理状態に追い込むからである。なぜ車も歩行者も信号を守っているのに交差点で事故が起きるのかといえば、歩行者が確実に死角に入るような交差点の構造と人と車の動線が交差するような間抜けな制御だからである。事故は交差点の構造と信号の制御によって誘発されているのである。
     信号の間抜けさ加減がどうしようもないなら、横断歩道の位置をあと5m交差点の中心から離すだけでもずいぶん事故は減るだろうね。
07月29日(みずのと う:7月01日:六白先勝)
  • 20個のLED
     LEDがある程度まとまった数必要になったので、以前ダイソーで買ってきたLED20個付のイルミネーションをバラすことにした。熱収縮チューブをかぶせてある部分がやけに長いので、中に電流制限用の抵抗でも入っているのだろうと思いながら、一本試しに剥いてみる。
     無い。無いのである。LEDの足についているのは電線だけ。これがひたすら並列につながって、単3が2本入る電池ボックスにつながっている。しかも良く見るとLEDの足を切っていない。長いLEDの足に電線を半田付けして、そのまま熱収縮チューブをかぶせただけである。
     それならきっと電池ボックスの方で制限かけているのだろうとこちらもばらしてみたが、スイッチがひとつ入っているだけである。20個もLEDを並べたらマンガン電池なら内部抵抗が大きいから適当に電圧低下するだろうという魂胆らしい。
     なんだかすごいことやってるなと関心しながらLEDをはずしていった。スイッチ付の電池ケースも使い手ありそうだな。スイッチも付いていることだし、引き出されているのを赤黒の電線に変更すれば、実験用の電源として役に立ちそうだ。
     足を切ってないLED20個と、スイッチつきバッテリホルダのセットで100円なりということか。
07月30日(きのえ たつ:7月02日:五黄友引)
  • CD-RW
     CD-RWメディアが必要になって買いに行った。確かダイソーで100円で売っていたなと思って見に行ったら品切れ。やむなくダイソーが入っているスーパーの上の電気売り場に行くとずいぶんと縮小されてしまったコーナーの端に確かにあったもののやはり高い。安いのは無いのかと思って見ていると端の方で雑然と積み上げられて埃をかぶったようになっているメディアがある。見ればCD-RWと書いてあるそれは一応ブランドだけは大手メーカ品。5枚で350円なり。一枚70円ならいいよねと、購入しておく。1〜4倍速までというものだし、型落ち品なんだろうけど私のような使い方なら全然問題なし。
07月31日(きのと み:7月03日:四緑先負)
  • PSoC
     掲示板にも書いてしまったし、そろそろ種明かしのPSoCである。サイプレスマイクロのサイトで派手にやっているとおりで、これがなかなかにして面白い。サイトの絵ではQFPパッケージになってるけど、実はDIPが主体で、一番の主力は28ピンDIPパッケージ。いろいろ書けることはあるけれど、一言で言えば、自分で中身を定義できるワンチップマイコンというところ。
     とにかく個人的に遊んだり勉強するような用途なら、これひとつで大体間に合ってしまうのではないかと思えるような便利IC。こいつは間違いなく面白い。

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