イゼルローン日誌
宇宙・・それは人類に残された最後の観光地である


 

2003年10月
10月01日(ひのと ひつじ:9月06日:五黄友引)
  • 選挙のため?
     「選挙のために顔ぶれの良いのを選んだ」ということを言っていた人がいた。国政を考えずに選挙のことばかり考えているとも言ったようだ。
     なんとなくスッと飲み込んでしまいそうになるけれども、その言葉がどういう意識からでたのだろうか。顔ぶれがいいと当選しやすくなる。顔ぶれがいいと票が増える。顔ぶれがいいと指示される。大衆迎合だと言った人がいた。じゃあ大衆の支持なんてどうでもいいのか。「みそぎ」とか称する都合の良い時だけは「支持されている」と言いながら、支持されるようにすることは愚策だという。その一方で、地元支持を取り付けるためにまさしく地域迎合の活動にいそしんでいる。
     あぁ不思議の国。ハードボイルドワンダーランド。
10月02日(つちのえ さる:9月07日:四緑先負)
  • 初体験
     朝新聞を取りに行って、ふと車を見たらあれ??左の前輪のタイヤがぺったりとつぶれている。昨日車に乗ったときはなにごともなかったはずなのに。いたずらか!?と思って見たけれどそれらしい個所もない。そもそもこんな目立つ場所でこんな安っぽい車にいたずらするくらいならすぐそばに駐車場もあることだし、よりご立派な車もあることだし、あっちのほうがずっとやりやすいだろう。(あの「全日本○○○公認改造車」のステッカーは見るたびに笑ってしまうのだが)
     とりあえずパンクしたままにしておいても仕方ないのでスペア穿かせていくしかない。考えたらタイヤ交換ってまだ一回もやったことないなと思いながら、マニュアル出して一応手順だけ再確認。スペアタイヤとジャッキと工具を引っ張り出す。「なんだぁ、このスペア、丸坊主じゃねぇか」という某アニメの台詞とシーンが頭をよぎる。もちろん、今回のスペアは買ってからはじめての利用だから思いっきりニキビ面。まずサイドブレーキとPレンジに入っているのを確認して、対角線上のタイヤにブロックでタイヤ止め。スペアをとりあえず敷いて、ジャッキを軽くジャッキアップポイントにあてて準備完了。ナットを緩めて・・と思ったらこれが思ったより堅い。結局足で軽く蹴飛ばしながら緩めることに。
     次はタイヤ交換一番の見せ場のジャッキアップ。じわじわと上がっていくのを見て、「おぉ、本当に上がってるよ」とあたりまえのことに驚いたような影の声。最後にナットを手で緩めてタイヤはずして、スペアと選手交代。今度は逆の手順でスペア取り付けて、ジャッキを下げて最後のナット締め。そうそう、車止めもはずしておかなくては。
     改めてタイヤを見るとずいぶんと変な方向に傷がいっぱい。まだまだへたくそっていう証拠だろうな。 つぶれたタイヤを見たけれど別にこれといった変なところも見つからず。どうも何か小さいものが何か刺さったとかいうことなのだろう
     ディーラーまで持っていったら「タイヤ修理しますよ」と工賃2100円(税込み)なり。やれやれ。
10月03日(つちのと とり:9月08日:三碧仏滅)
  • カーディガン
     激安店系でカーディガンを買った。6000円近くの金額が書いて値札のものが700円しない。なにやらそれっぽいタが付いている。帰ってきて検索してみると、ホームページは見つかったのだが6月以降更新がない。ファッション系サイトでこれだけ更新がとまっているというのはちょっと異常だ。
     販売店のリンクがあったので眺めてみたら、近所のデパートにも店があると書いてある。デパート側のサイトに行ってみたらフロアガイドがあったのだけど、くだんの店の名前は無いようだ。移動したということでもなさそうなので、おそらくは撤退。6月から更新がないということとあわせて考えると廃業したということなのだろう。
     なるほど、倒産/金融流れというところだろう。これを正札近い価格で買った人もいるのだろうなと思うと、果たして700円足らずで手に入れたこのカーディガンを洗うときには、6000円なりの品と見てクリーニングに出すべきか、あるいは700円のものと見て手洗い程度で適当にやってしまうべきなのか、少々悩ましい。
10月04日(かのえ いぬ:9月09日:二黒大安)
  • 部品化
     先月から続いていたデータ解析のひとつの山を超えられそうな感じまで追い詰めた。とにかく一番最初のばらばらズタズタ状態のテキストファイルを整形して整理していくことの連続。スクリプトで前処理したのをファイルに吐き出させてバッチファイルを使ってソートして連結したのをもう一度スクリプトで分解して個別処理したのをソートして・・と繰り返す。なんだかただの素材が料理に化けていくというのか、大豆が豆腐になるというのか、米が酒になり、酢になるというのか、そんな変化っぷりにどこか似ている。
     細かい処理を繰り返しながら最終的な目的を得るという方法は一本のプログラムで一気に解決するよりもずっと手間はかかるけれども考えやすいし、処理途中の結果がエディタで確認できるからミスがあったり改良するときもわかりやすい。
     考えても見れば「もの作り」の現場で工場のラインの機械などをみれば、これはまさしく細かい分業の塊で、その機械すら、さらに細かく見ればそれぞれのパーツがそれぞれの単純な機能を果たしているだけ。それならば・・とソフトウェアの部品化っていうのが叫ばれてずいぶん経つけれども、本当にうまくいっている例はあまり多いとも言えないんじゃないかと思えている。
     かつて「ソフトウェアのポータビリティ」ということが盛んに言われたことがあったけど、「ソフトウェアのポータビリティよりプログラマのポータビリティの方が大事なんでは?」と思っていた。過去は所詮過去にすぎなくて、過去だけの資産で将来食っていけるわけはないのである。未来にとっての過去である現在、いかに「未来にとっての過去の資産」を作るかということになれば、未来にベテラン/中堅となって金が取れるものを生み出してくれるであろう人間のポータビリティが大事なのは言うまでもない。
     同じようにソフトウェアの部品化ではなくて、部品化して考えるプログラミングの方が大事なのだろうな。
10月05日(かのと い:9月10日:一白赤口)
  • 「悪いことはしてない」らしい
     まぁ、当然の結末なのだろうけど、道路公団のF君が更迭である。「何も悪いことはしていない」というコメントで思わず小学生時分に流行った取り調べごっこで「俺はそんなことはしていない!アリバイならある!!!俺は、その時間、人を殺していたんだ!!!」と叫ぶっていうのを思い出す。
     「悪いことはしていない」というためには「悪いこと」が何なのかっていうところが共通でなければ絶対に成り立たない。どんなに極悪非道と思われることでもそれが当然という社会なり組織の中にいれば確かにその社会や組織の中では「悪いこと」ではないのは当然だ。そしてその組織の長たる立場に立っているとすれば、何を悪いこととするのかは、違法でもない限りは己の倫理観によるしかない。
     となると、実は「何も悪いことはしていない」というのは真実である。世間から見ればどんなにばかげたことであってもそれを己が当然だと決定したらそれが違法でもない限りなるほど「悪いこと」ではないというのは小学生並みの屁理屈ではあるが、屁理屈もまた理屈である。
     これで解任したあとに大きい動きが出てこないとまたまた腰折れとの評価になってしまうから、そそくさと高速道路の料金・サービス類を大きく変えるところまでシナリオがあるのだろうと愚考するのだが、果たして何がおきることやら。とりあえずETC割引を大幅増額してくれたらETC付けてもいいんだけどな。
10月06日(みずのえ ね:9月11日:九紫先勝)
  • シュワちゃん
     カリフォルニア州知事選挙でシュワちゃん有利とか。それは良いとして、あちらではやっぱり筋肉隆々のI'll be Back!なイメージであって、日本で「ちゃん」付けで呼ばれているなんていうことは思ってもいないのだろうな。
     日本にきたら薬缶持ってくれというリクエストだらけでうんざりしたらしいけど、当選したら是非もう一度・・・
10月07日(みずのと うし:9月12日:八白友引)
  • コーヒー豆屋
     仕事絡みで出かけた先にコーヒー豆屋があった。入ってみると麻袋のようなものやら何やらに入った白いコーヒーの生豆がたくさん並んでいる。良くあるとサンプルではなくて、その場で焙煎してくれるというシステム。いり方はごく軽い物からしっかりと深入りまで何段階にも分かれていて、好きな豆を好きな具合に焙煎してもらう。値段は200gで500円程度から1300円くらいというところ。ためしに200g600円なりのものを頼んでやや深入り加減でお願いする。シャカシャカ・・と音を立てているのを聞きながらのひと時である。ここでサービスでデミタスカップでコーヒーでも出てきたら嬉しいところだけど、それはさすがに図々しいか。でも、そういう時間を過ごしたくなるような雰囲気。そう、ちょうど昔の床屋。こっちでは金魚蜂があって、向こうでは控えめなAMラジオ。
     そんなことをイメージしながら椅子に座ってしばらく雑誌などを読んで、プチ贅沢な時間を過ごしている気分に浸っているうちに煎りあがり。
     帰ってきて飲んでみた。少々濃くしすぎたけれど、なるほどなかなか美味。
10月08日(きのえ とら:9月13日:七赤先負)

  •  ブーツを買った。結構長めのいわゆるロングブーツである。女性のブーツは珍しくもなんともないのに、男性の世界じゃなんでこんなにレアものになってしまっているのだろうか。本来ブーツって軍用にせよ乗馬用にせよ、男物だったはずではなかろうかと思うのだけれども。
     履いて少し歩き回ってみたのだけれどもやはり暖かい。ブーツの本来の用途から考えればブーツインが基本だろうけれど、それでは一歩間違えると長靴みたいになりそうだ。しばらくは普通の靴感覚でいくことにしよう。
10月09日(きのと う:9月14日:六白仏滅)
  • 東大入試
     本屋をうろついていてなんとなく立ち寄った大学受験コーナー。赤本の類でも私が受験した時代のものは既に無いのだけど、東大に関しては過去23年とかいうのが置いてあって、見ていくと私が受験した年のものも確かにある。当時の過去問題として目にしたような記憶があるものも並んでいて面白い。買ってみようかとも思ったけども、ちょっと値段も張るし、この厚みだとまた積読(つんどく)状態になるのは目に見えているので、棚に戻しているそのときに横で目に付いたのが「東大入試プレ問題集」の数学編。代ゼミが作った模擬試験の問題らしい。薄いし中身も面白そうな気がしたのと1000円という値段でつい買ってきてしまった。
     とりあえずチャレンジしてみると、なかなか面白い。まずは記念すべき第一問。現役離れてこれだけたっているし、数学なんてそれほどまじめに使っていたわけでもないから、歯が立たないだろうなと思っていたのに、時間はかかりながらも一応解けたということ。ごくごく基本的なところはちょっとズルをして「これってこういうことだったよね?」という程度の再確認はしたけれど、あとはいろいろ頭をひねっているうちに解けていく。最後までいくと、単なる0とか1だのと見た目にもきれいな結果である。
     とりあえず、再チェックして答えあわせをしたらご名答。ただ、解き方は模範解答とは違って、別解に近い。
     デジタルな世界で頭をひねってばかりの毎日だけど、こういう頭の体操というのも悪くないなと思うのだった。
10月10日(かのえ たつ:9月15日:五黄大安)
  • 難しくて悔しくて
     昨日の続きでまたチャレンジ。これまた一見簡単そうに見えて難しいという問題である。結局途中でギブアップして答えを見たら、結構いいところまで行っているのにそこの一歩が出なかったことが分かって結構悔しい思い。そこが分かったら後は正解まで一直線だったのに。まぁ、数学の問題って往々にしてそういうものだけど。
10月11日(ひのと み:9月16日:四緑赤口)
  • 国は打ち出の小槌を持っているのか
     行く末は言うまでもなく少子高齢化である。年金制度は維持できないだろうということで、国庫負担の比率を増やそうという話がある。国庫からはお金は無尽蔵に湧き出てくるものだろうか。もちろん、お札は大蔵省で刷る気になれば刷れてしまうだろうけれども、そういう話で良いはずがない。結局は負担しろという話である。財布に入ってくる金自体が少子高齢化、人口減少で縮小方向にあるのに、どうしようというのだろうか?
     そもそもが、今のようなばら撒き年金という制度自体がおかしいに決まっている。年金、医療保険、シルバーパスに、各種の割引制度・・・いろいろな優遇制度があるけれど、それで不足した分はどうしているかといえば、現役世代の負担である。
     すでに子育てもしない、持ち家で住宅ローンも無い、預貯金も現役世代よりも多額に持っている上に働かなくても毎月金が自動的に振り込まれてくるというのでは、老人貴族である。現役世代は小作人状態でいいというわけか。
     年金の切り札はやはり生活保護と一体化なのではないかと思う。どうしてもフローが無くて暮らしていけない人には支給しても良いけれど、収入があったり、資産もあるような人にまで無条件でばら撒くだけの余力があるならば、その分を生活保護の充実なり、子育て世代への「育児年金」とでもして分配するほうがよほど理にかなっている。
     でも、そんなことは今回の選挙活動では一言も言わない。年よりは票になるからねぇ。今の政治を劇場型と言う人がいたけれど、老人利権政治の方が正しい表現ではないかと、そう思いながら、マニフェストとマニュアルの区別がついていないような人を眺めるのだった。
10月12日(つちのえ うま:9月17日:三碧先勝)
  • CDブック「声にして読みたい日本語」
     という本を買った。声に出して読みたい日本語に朗読CDがついたというもの。「これは絶対ほしい」と思っていたものだけに即購入1900円+消費税なり。
     俳優・キャスター、歌舞伎役者、落語家、浪曲師、能楽師などなど・・多彩な方々の声が79分近くびっしり。これで1900円なのだから単なるCDとしてみても結構お買い得なのではないかとも思う。
     さて、中身はというと、なるほどである。自分のイメージしている声の調子とズレがあるとちょっと違和感があったりもする。たとえば「がまの油」なども私のイメージはもうちょっと土臭いというのかおどけたような感覚なので、少々上品に思える。この日誌を書いている時点でちょうど般若心経。これはすごい。集団でお経が上がると集団催眠のような感じになってくる。その昔お経のようにゆっくりと「あーえーいーおーうー」と徐々に声を変えながら発声したものを録音して、それを聞きながらさらに同じように発声したのを重ねて録音して・・というのを繰り返して一人で何十人分もの合唱のようなテープを作った例が紹介されていたことを思い出す。このテープを聞きながら自分で同じように発声したら、頭の中で声が踊り、揺れ、くるくる回るような感覚だった。祭りの時の単調なリズムの掛け声も、同じようなものなのだろうけれど、こちらはずっとペースが遅いだけに祭りのリズムのような巻き込まれる感じというよりも吸い込まれていく感じに近い。
     どれもそうだけれども、ヘッドフォンなどで聞きながら声に出してみるのも一興である。ほかのページもそうだが、これは「いっしょに読む日本語」なのだろう。
10月13日(つちのと ひつじ:9月18日:二黒友引)
  • ネックウォーマー
     買い物に出たら、突然の大雨である仕方なくおさまるまで待っているときに洋服コーナーで見かけたのがネック・ウォーマーなるもの。タートルネックの首だけはずしたようなものというのが一番わかりやすいだろう。激安というほどでもないけれど、ちょっと面白いのでとりあえず買ってみる。帰ってきてはめてみると、確かに暖かいのだが、いささか長すぎる。折り返すと結構分厚くなってしまうので、なんだかむち打ち症になった人がはめているギプスのように見えてくるのだ。今の若い人は首が長いのか、あるいは使い方が間違っているのか。要研究。
10月14日(かのえ さる:9月19日:一白先負)
  • C合成再び
     ちょっと休んではまた再開という感じでほんの少しだけ手をつけたのだが、面白いように再開できる。だいたいちょっと離れて使わなくなった言語というのはすぐに忘却の彼方なのだけど、そこは長年扱いなれたCだけにすぐに再開。あぁ、こことここは並列だとか、これのあとにこれをやるよりも、ここでまとめたほうが楽になるだろうという感じで、RTLレベルとは設計のスタンスがまるで違っていうことに気が付く。
     離れていてもすぐ戻ってこられるのは、ひとつには言語自体に慣れているということもあるけれど、もうひとつは見通しが良いということである。以前に書いたコードを読み直して、あぁ、こういうことをしたかったのか、こういう風に処理したかったのかということが判別しやすいのである。RTLレベルで書いているときについつい手が滑っていたり、接続関係がゴチャゴチャになりやすかったモジュール間の接続関係が実に綺麗に決まる。
10月15日(かのと とり:9月20日:九紫仏滅)
  • 持ち越し灯油
     さて、昨シーズンから残っていた灯油もいよいよ在庫切れ。今回給油した分でしばらくもつけれど、また買ってこなくては。だいたい持越し灯油は使うなっていうのが取説の常套句だけれども、だからといって側溝に捨てるわけにもいかないし。スタンドで廃油扱いで回収してくれるのかもしれないけども、見た目におかしくないからまぁいいやと使ってしまった。いまのところ特に問題は無し。白濁したら駄目というのは聞いたけど、いったいどういう風になるのか見たことがないから、本当に悪くなっているのかどうかを判定する基準が無い。まぁ、とりあえず使えているからいいよね?
10月16日(みずのえ いぬ:9月21日:八白大安)
  • 打ち合わせ中止
     某所で打ち合わせ・・の予定だったのだが、急遽中止。ちょうど現地に向かう電車の中。たった二駅程度電車に乗るこのタイミングでかかってくるというピンポイント攻撃 に周りからのなんとなく白い目を気にしながらの電話。依頼するかどうかを決める筈だったのだけど、もう他に頼むこともなし、ということで次回直接内容の引継ぎ打ち合わせをするということ。まぁ、いいとしよう。
     出たついでなので、デパートで洋服やら靴やらを見て回る。こんなたいそうなものを買った人は一体どこに着ていくんだろうかと思うのだけど、こういうところに縁のある人にとってはこういうのが普段着なのかな?結構今年っぽいデザインのも多いけど、そういうのは1シーズンで着倒すんだろうな。それだけのお金が世の中に回るならそれはそれでいいことか。
10月17日(みずのと い:9月22日:七赤赤口)
  • Cで書いたシリアルポート
     ちょっと時間がとれたので、さらっとシリアルポートの入力側を書いてみる。やることは単純で、スタートビットがくるまで待って、見つけたらそこから最初は1ビットの半分の時間を待ってサンプリング(スタートビットのサンプリング)、二ビット目以降は1ビットずつの時間でサンプリングしていく。指定されたビット数だけ取り込んだらとりあえず終了しておく。今回はパリティチェックなどは省略して、データ部分を取り出して、それを前に作った送信側に投げてエコーバックするようにしてみた。
     これを待って、ここを取って、8ビットくっつけてこっちに出せば良い。あぁ、変数が足りないからこっちで宣言しよう、とパタパタっと書いて動かしてみたらぜんぜん動かない。レポートファイルを見て、ピンを指定するのを忘れていたことに気が付いてクォータスのcsfファイルで設定しなおして、最コンパイル&ダウンロード。おぉ、ちゃんと動くではないか。オープニングメッセージが出て、キーをたたくとエコーバックされて、Enterキーを押すとwhileループの中に飛び込んで文字列がズラズラ・・と出て再び入力待ち。
     これでコマンド処理を書いたらまるでMS-DOSプロンプトか、昔のモニタプログラムのようなものか。「イスカンダルの豆腐屋ゲーム」くらいはすぐ作れるかもしれない。
10月18日(きのえ ね:9月23日:六白先勝)
  • CPUを書くか
     昨日のシリアルポートで結構気を良くしたので、ずっと手をつけては放置、そのうち忘れてしまっていたCPUをCで書いてみようと思い立つ。まず、命令セットの作成だけども、独自に作っても悩ましいだけなので、この世界で知らない人はいないパタヘネ本(PattersonさんとHennesyさんの書いた「Computer Organization & Design」にも出ている、MIPSの原型を使うことにした。一応今のMIPS32と下位互換。
     命令一覧をこしらえてみたけれど、LUIという、レジスタの上位16ビットにイミディエイト値をロードする命令はあるのに、下位16ビットには無い。これはゼロクリア(R0の内容をロードすればいい)してからADDIでイミディエイト値を足せということなのか、あるいはLW(Load Word)でメモリ上のデータをロードしろということなのか。
10月19日(きのと うし:9月24日:五黄友引)
  • CPUコーディング
     命令表はできたので、とりあえず書きなぐってみることにする。まずはオペコードフェッチだが、これは簡単。PC(プログラムカウンタ)の指す先のメモリを読み出して、フィールドに分割し、PCを更新するだけ。次の値をどうするかは、次のデコードユニットが決定する。
     続いてデコードユニット。うっかり演算処理まで書いてしまったのだが、一応教科書であるパタヘネ本にしたがって、演算処理は次のステージに渡すことにして、演算処理用のデータを用意してやるところまででに書き直し。とりあえず、IタイプとJタイプの命令処理は書いてみたが、本当にこんなものでいいのか?と思えるほど単純になってしまった。まだパイプラインのことは考えてないということもあるのだろうけれども。
10月20日(ひのえ とら:9月25日:四緑先負)
  • 凝集
     どうして、こうも一箇所に集まるのだろう。とにかく仕事というのは固まりたがるのだろうか。今週ちょっと予定があったところに次々に予定が入ってきて一気に埋まってしまった。若干わがままを言ってずらしてもらったものもあったのだが、とにかくこれだけ集まるというのが少々不思議でもある。
10月21日(ひのと う:9月26日:三碧仏滅)
  • うみほたる
     今日は土用。別にそれだけのことだけども。さて、用あって千葉方面にでかける。車を走らせて延々と走ること3時間。到着してからさて帰りはどうしようかと考えたのだけど、遠回りだけどこういう機会でも無ければ絶対通らないであろうアクアラインを通ってみることにした。日が傾きつつあるなかを走っていったのだが、道路が海の上にあるというのはなんとも奇妙である。すぐそこは海。これはデートコースとしては確かに悪くないのだろう。週末休日に混雑するのも当然かなどと思いながら走っていって到着したのは一応パーキングエリア扱いの「海ほたる」。これが噂の・・と思いながら入っていくのだが、噂どおりガラガラで、ぽつん、ぽつんと人がいるという感じ。平日とはいえ、これだけ人気(ひとけ)の無いパーキングエリアを見るのは初めてである。閑散とした中を一回りして、アサリまん(中華まんの具にアサリ入り)を食べてみる。この手の場所で出るものだから、どうせ皮ばかりだろうと思ったら結構中身も入っている。
     しばらくのんびりしていたら、とっぷりと日も暮れて、青色のダイオードのイルミネーションがあちこちに。何で青?と思ったら本家本元の海蛍は青く光るからということらしい。
     良くあるお土産類はなるほどお土産しているなと、更に一回りしながら結局何も買わずに出発。一回木更津方面に向かってからぐるっと半周回る変な道を通ってトンネルの中へ。あとは適当にいつものルートで帰還。延べ走行距離300Kmなり。燃料計を見るとガソリンは20リッター位使ったようだ。
10月22日(つちのえ たつ:9月27日:二黒大安)
  • アームバンド
     ちょっと出かける用が増えてきたこともあって、Yシャツを調達。それはいいのだけど、サイズが無い。首周りが一番小さそうなの39-82と称するものを買ってみる。さて、持ってかえって着てみたら、これでもでかい。首周りは大きいスカーフで押し込めそうな位あいている。肩は落ちて袖が長くてまるで割烹着。久しく着ていないからこういうものなのか、あるいはこれでは大きすぎるのかも良くわからない。なんだかピシッと来ないけれど仕方ない。袖を何とかするのにアームバンドなんて使ったらどうかと思い立ってとりあえずはずすと嫌なので試しに100円のアームバンドを買ってきてはめてみたら、これが実にみっともない。もともと袖部分も有り余って、まさしくバフスリーブ状態なのに、上からアームバンドをはめると露天商がクリクリと細長い風船を捻って形を作っているような状況というのか、あるいはソーセージ状態というのか。服にアームバンドが食い込んでいくような感じでまことにみっともない。どうせ安物のYシャツだし、袖の構造は単なるセットスリーブでTシャツと同じことをやっているようなので、一回袖をはずしてアームホールを少し詰めて袖を数cm中に押し込んで縫い直せばいいだけかもしれないけれど、とりあえず今はこのまま着るしかなさそうだ。
10月23日(:9月28日:一白赤口)
  • 眠い
     少し気が緩んだのか、睡魔が襲ってくる。ちょっといかんなと気を取り直しながら、眠気覚ましにカフェインの錠剤をひとつふたつ。30分ほどで、プラシーボ効果というのもあるのだろうけど、なんとなく少し眠気が取れてきた感じ。一気に片付けて遅い昼寝で、1時間ほどうとうとしてようやく目がさめた。こういう生活を送れるのもいいところかな。会社で会議中にウトウト・・ていうわけにも・・・していたのがいたっけ。
10月24日(かのえ うま:9月29日:九紫先勝)
  • 疲労
     横浜方面で打ち合わせ。思いっきり疲労して帰る。いや、仕事の内容は面白そうなのだけども、私が受け持とうという段階とはまったく別次元の話が飛び交っているのである。そこはどうでもいいから、私がやる範囲をはっきりさせてくれと言いたいのだけど先に進まない。結局話がぐるぐる回っている感じで時間が過ぎていく。帰りの電車で一眠りして遅い晩御飯を食べながら出てきた話のキーワードをつなぎながらぼんやり考え直しているうちに、ようやく全体像が見えてきた。結構えらいものを引き受けてしまったかもしれないな。不可能とは思わないけど結構面倒なことにはなりそう。
10月25日(かのと ひつじ:10月01日:八白仏滅)
  • 惰性
     このところ立て続けの作業でドタバタとしていたのでちょっと一息。軽く流しながらファイルと環境を整理。ついでにデジカメでとった写真を加工したくなったのだけど、さすがにペイントブラシでは苦しくてしょうがない。フォトレタッチができそうなフリーソフトを落としてみたけれども、今度は多機能すぎてツールに遊ばれそうだ。何かお手軽なものはないかな。どうせ自分で絵を描く才能はないんで、単に画像の色合い変えたり、切ったり貼ったり、コラージュというのか、複数の合成みたいなのがある程度(本格的にやるのはセンスがないから無理)できればそれでいいのだけれども。
10月26日(みずのえ さる:10月02日:七赤大安)
  • そらみみ
     「今回の選挙は政権選択の選挙です」と言っているつもりなのだろうけれども、何度聞いても「政権洗濯の選挙です」と聞こえてくる。柔軟剤も使うかい?
     これだけ人を馬鹿にしていることもないだろう。怪しげな横文字を使わなくてはならないということは今までの「公約」は何だったのかというところからまず説明して欲しいではないか。「これまでの公約とは違って・・」違うのは結構だから今までは何だったのかということについてきっちり説明して侘びを入れるというのが真っ先にやるべきことではないのか?
     とりあえず政党洗濯の選挙になって欲しいところであろうけれども、洗浄力は期待薄。検察には酵素パワーならぬ、公訴パワーで怪しいところを根こそぎ洗い流して欲しいところだけど、こちらも期待薄か。
10月27日(みずのと とり:10月03日:六白赤口)
  • のぞみで行くからね
     「のぞみ」で一路京都へ。前回京都に行ったのは前の会社にいたときだ。あの時は帰りにちょっと観光スポットに寄る程度の時間はあったっけ。今回も事前に聞いていた感触だと話は2時間もあれば終わるだろうと踏んでいたのが大誤算。何とか収まるところに収まって再び京都駅に立ったのは19:30。こんな時間に京都にいるのに、わずか数時間後には東京都にいるというのも不思議なものだ。
     帰りに弁当を買おうとしたら軒並み売切れである。唯一残っていた柿の葉ずしを一折とビールを買っておく。開けてみたらいきなり柿の葉できっちりくるまれた寿司。さて、これをどうやって食えというのだろう。しばし悩んでそのままかぶりついてみたら舌ざわりもよろしくなくて、結局ひとつずつ開きながら食ってみたのだけど、いったいこれは何だったのだろう。とりあえずビールで流し込んで、あとは売店でこれまたいっしょに買っておいた雑誌を広げてぼんやりすごす。目は雑誌を追っているけれど、頭の中は今日の話のとりまとめ。
     頭で考えている世界と、雑誌の写真の中で元気にはしゃぐようなモデルさんや街頭の人の姿とのパラレルワールドで、どっちも現実なのだということを忘れて両方ミックスされたような変な空間にトリップするような感覚にも襲われる。まさしく「住んでいる世界が違う」んだよな。
10月28日(きのえ いぬ:10月04日:五黄先勝)
  • 命令デコーダ
     忘れていたCPUの命令デコーダをちょっと書き足し。とりあえず命令フェッチとデコード処理だけ書いてコンパイルしたら、数箇所うっかりミスがあった程度であっさりVHDLに落ちてしまった。本当にいいのかわからないけど、いいんだろうなぁ。やってることは命令フェッチで取り込まれたのをフィールド分割して、オペコードのフィールドを使ってswitch文で分岐。それぞれのところで、演算ユニットに与えるデータやオペレーションコードをセットしてるだけだし。
     それにしても、本当に落ちているのを見ると妙な感じだな。一回普通にCコンパイラでコンパイルして実行してみるか。
10月29日(きのと い:10月05日:四緑友引)
  • コート
     昨年まで着ていたオーバーというか、ショートコートというのか・・が、やっぱり今年見るとずいぶんくたびれている。コートもほしいけど、さすがに高い。ポリエステルのは持っているけども本格的に寒くなってくるとさすがに寒いしで、あきらめていたところにウールなくせに1000円というのを見つける。もうちょっと明るい色がほしかったけども、まぁこの値段なら妥協できる!とGET。3日に買ったのと同じメーカーのものなので、これもやはり倒産絡みで二束三文で流れてきたのだろうな。
10月30日(ひのえ ね:10月06日:三碧先負)
  • 覚醒剤
     覚醒剤を買う・・と書いたら通報されそうだけども、本来の意味での「覚醒」で、要するに薬局で市販されてるカフェイン入りの眠気覚まし。
     以前買った事があるドロップのようなものの隣にちょっと薬っぽいのがあったので、ためしに買ってみる。生あくびが出てきた時に試しに飲んでみたらなんとなく目がさめてきた感じはしなくもない。プラシーボ(プラセボ)効果というのもあるのだろうけれど、確かにあと一息というときには良いのかもしれない。ただ、無理やり起こしているわけだから、常用したらよからぬことが起きるに決まっている。
     ちなみにカフェインは興奮剤だから基礎代謝上昇=>エネルギー消費増大で、ダイエット効果がある・・・・という話は知らないけれど、俗に「○○○(あえて名は伏す)スタック」とかいってダイエット用に使われる薬の3大成分のひとつがカフェインだから、まったく外れというわけでもないのだろう。
10月31日(ひのと うし:10月07日:二黒仏滅)
  • 日本だけドングルかい
     先日の京都行きに絡んだ打ちあわせ。うーん・・・・とうなりながらも、とりあえず正規にコンパイラを買うと30万円位ですと伝えておく。ところで、このコンパイラ、米国サイトで売っているのを見るとマニュアルとCD−ROMという構成なのに、日本の代理店サイトで見るとドングル・・そう、あのパラレルポートにつけるプロテクトキーがついている。よく見ると、米国サイトでついているところはないので、これは日本向け専用プロテクトらしい。
     最初からそこまで疑われている、いや、そういう国だと思われているのも何とも不愉快である。個人で複数のPCを持っているのが不思議でもなんでもないのに、米国仕様だったらデスクトップとノートに同じ物を入れてもいいけれど、日本ではいちいちキーを持ち運んでその都度差し替えろというのだろうか。そもそも、パラレルポートが無いPCだったらどうすればいいのだろう。
     無論、メリットも無いわけではない。共用PCだの何だのと、自分が使うところに全部インストールしてしまって、キーだけ持ち運べばどこでも使えるし、違法コピーだと騒がれる心配も無い。もっとも、それならそれでいまどきパラレルポートなんか使うような無様なことはやめて、USBにでもして欲しいところである。


戻る