イゼルローン日誌
2004年1月
01月01日 12月10日
七赤先負
というところで元旦であるこのページもちょっとリニューアルしてみた。ホームページビルダで遊んでいるだけのことなのだけれども。さて、そんなこんなで2004年である。今年1年何がどうなるのかはさっぱりわからないけれども、とりあえず今年もまた梅の季節がきて、桃の季節がきて、桜の季節がきて、紫陽花の季節がきて、向日葵の季節がきて、ススキやコスモスな季節が来るのだろう。
昨年最後の3ヶ月くらいで、いろいろなものが芽を出しかけてきたようでもあるし、今年はこれらを大事に育てて花を咲かせてみたいものだと思う。
今年の抱負は、「リフトオフ」としておこう

01月02日 12月11日
八白仏滅
昨年のことになるけれども、永久磁石で鉄球が浮上したとかいう話があったらしい。リング状の永久磁石というのがいったいどういうものなのかわからないけれども、パチンコ玉と磁石で本当に浮くならこれはいろいろと使えそうな話である。
どうもこのところの不景気で足元のことが気になるようなニュースばかりが多いけど、たまにはこういう”浮いた話”もいいだろうな。

01月03日 12月12日
九紫大安
 CからFPGAに落とす、いわゆるC合成のツールとしてHandel-Cに注目中なのだけども、これのずっと昔のDOS版の研究途上版のようなものがフリーでダウンロードできることを知る。
 マニュアルを眺めてみると、今のHandel-Cとは記述方法が変わっていたりもするけれども、Cベースの素直さはそのままという感じがある。
Win98/2000のDOS窓はいいけれどもXPだとExceptionが発生してずっこけるようだ。
 動かしてみると、なるほどそれなりに動いた模様。ただし、生成されるものはXilinxの昔のネットリストフォーマットである、XNFファイルであって、最新のISEでは読み込めない。4.2以下なら変換ツールが添付されるとのこと。
 ところでこの際、もっとレベルを落としてマイクロBASICレベルの簡易言語からVHDLなりVerilog変換という程度なでも案外面白く遊べるような気がする。誰か作らないかな・・と思ったら自分で作れというのはOh!MZ以来の伝統か。ちょっと難易度が高そうだけれどもね
01月04日 12月13日
一白赤口
 原稿用のソースコードを整理。最初の方で作ったものをライブラリ化してあとの方で利用するということをやってみたので、最初の方で変更が発生すると後の方に影響が出る。
 ライブラリを差し替えたはずなのに変更がうまくいっていないと思ったら以前のプロジェクトからコピーしてきていたので前のディレクトリの方のライブラリをそのまま引きずっていたなどというミス。なかなか情けない。
 そんなこんなですっかり年末s年始はHandel-Cにゾッコン状態であったが、心底惚れた。 なにせ、ソフトではなくハードウェアであるから、自律分散の動作が可能である。一方の処理と他方の処理が完全に同時に行われ、互いを通信路で形成する。
 今まで一般レベルでは一本ないし数本程度の紐のような流れで進めるしかなかったプログラムによる処理が、一気に縄のれんやスダレのような動きになっていくわけである。しかもこれがCベースでごくあたりまえのように記述できる。どれだけ並列に動かすかはプログラマの気分次第となる。
 今はゲート数の制約もあるからできることもそれほど大きくはないけれども、規模の問題は需要があればいずれ解決される問題である。ダイナミックリコンフィギュアラブルがなんとなくハードウェアの入れ替えを簡略化するもののように書かれていたりするけれども、この切り替えが画期的に早くなればタスクスイッチングのように利用して、仮想記憶ならぬ仮想チップということもできるのだろう。
 一足飛びにそこまでいくのはいささか大変なので、とりあえずこちらではFPGAベースでバッチ処理的に構成データを流し込んでドンと処理するという遊びかたができる環境の構築からだろうな。

01月05日 12月14日
二黒先勝
 所用があって出かけた駅前からの一帯は、年始の挨拶で車で来る人間が多いことを見越してか、あるいは年末年始の続きなのか、道という道に交通指導員らしき人が立って、違法駐車しないように見張っている。その甲斐あってか細い路地に至るまで駐車車両は一切無し。
 そういえば、お江戸の街もそんな感じで辻々に人が立っていたわけで、赤穂浪士が47人もうろうろしたらわからないわけはない。「お勤めご苦労さんです」と送り出したかどうかは知らないけど、そんなものだったのだろう。
 などということを考えながら100円駐車場を探して停める。結局指導員がいるあたりの駐車場が満杯で一本外れたところがガラガラである。要するに駐車場の場所がわかりにくくて仕方ないので違法駐車が増えているということなのか。
 駐車場が一杯ならあいているところへの誘導メッセージを流して欲しいところである。「カーナビ」という言葉がすぐ浮かぶけれどもそこまでしなくても、交通情報の周波数でも使って流すくらいの芸は欲しいところである。「○○駐車場が現在○台分空いています。○○は駐車所入り口側の車線方向に走った先を左折して・・・てな具合でいいだろう。
 バブル以降増えた猫の額ほどの入り口のわかり難い駐車場の稼働率もきっと上がりそうなものだが。

 
01月06日 12月15日
三碧友引
小寒
 出かけた先でふと見かけて今更ながらキャストパズルを買ってみた。どうも見た目に重々しいのが好きなので、とりあえず買ってみたのは一番上にある「チェーン」というもの。難易度は6ということで一番難しいものらしい。とりあえずガチャガチャとやってはみたけれども、まったくきっかけすらつかめない。こんなC型の塊が三つ組み合わさっているようなものが本当に外れるのか?と思うけれども、解答サイトもできているようでもあるし、そもそもばらした状態から組み立てたはずなので、戻せないはずがない。暇なときの頭の体操兼手慰みとしてちょうどいいか。

01月07日 12月16日
四緑先負
 これが火星表面の写真だ!といって公開された画像。バイキングの時と大差ないなと思う。オヤジブッシュが大統領していたときに宇宙人とゴルフをした写真とか、月の表面にリーバイスのジーンズが落ちていた写真というのは有名だけど、今度はセメント養生中の場所に良くあるような猫の足跡でも無いものかと眺めていたけど、それらしい影はなさそうだ。一箇所位そういう悪戯が混ざっていてもいいと思うのだけどもな。
 話は変わって、少し車で走っていたら大きな看板で「酒米激安」とあった。「おぉ・・山田錦や五百万石なんかを安売りしているのか!」近づいて見れば「酒・米激安」であった。

01月08日 12月17日
五黄仏滅
 筑摩書房の文庫本で「志ん朝の落語1(男と女)」を買う。単なる原稿ではない。その場の調子や間の感じ、声色から観客の笑い声まで聞こえてきそうな書きっぷりに恐れ入る。文字とはここまで表現力豊かなものだったのだろうか。最初の1、2ページ目から心の臓をくすぐられる思いである。わずか数ページでもニヤリとしたりクスリとさせられる。読んでしまった部分を何度でも読み返してみたいと思わせる本はそうそうないだろう。税抜き950円なりとは文庫にしては結構高いものではあるけれども、これなら納得。

01月09日 12月18日
六白大安
ミサワホームのCMである。キャラクタはミッフィー(昔はうさ子ちゃんだったと思うのだが)である。TVから「どんなおうちができるのかしら」
・・・・・・
そりゃあ「ウサギ小屋」に決まってるだろう。

01月10日 12月19日
七赤赤口
銀行の通帳が盗まれ、印鑑を偽造されて預金を引き出されるということがたびたび報道されていた。対策として通帳に印影をつけないようにしただの、やれ本人確認をろくにしなかったのはおかしいのと言っていたけども、通帳に顔写真(プリクラでもいいだろう)を貼り付ける、あるいはプリントしておけばいいではないか。どうせ通帳の印鑑廃止でスペースも余っているのだ。いくらなんでも顔写真が張ってあれば通帳を授受するときに顔を見るだろう。

01月11日 12月20日
八白先勝
鏡開き
 長らくかかっていた原稿がやっと仕上がって、最後にちょっと校正しながら図や表の番号入れ。続いて昨年からペンディングになっていたUSB関連のものに着手。それにしてもずいぶん昔に作ったものをベースにしようということで、ソースを探すだけで手一杯。中身を見るとこれまた既に忘却の彼方で、昨日の自分は赤の他人状態である。一生懸命コメントを入れていたのと、コーディングスタイルが自分好み(当然だな)なのが幸いしてはいるのだが。
 と思ってとりあえず受け取ったバス関係の初期化まで行うプログラムを走らせてみたら全く動かない。困ったな。とりあえずメールしておいて、もう1件の方を先に進めよう。

01月12日 12gつ21日
九紫友引
成人の日
 TVを眺めていたら、ルネサス(日立・三菱の半導体事業をくっつけた会社)のドキュメンタリー。旧日立の作ったCPU、SHモバイルを欧州の携帯電話屋に売り込むのだけど、うまくいかない。昔のTRONチップの話などもでて、半導体産業の復活をかけて云々ということらしい。カスタムメイドな製品試作を短期間で作り上げて納品してみせることで受注に結びつけようということやら、CCDカメラ100万画素対応だったところに客の要求が200万画素だっただのと、会議で多品種化することを危惧する現場に「品質が良くても買ってくれなければしょうがない」な台詞が飛んだりと、まぁ結構作ったなという場面があって、挙句に失注。最後は何とか他のところで採用が決まったようなことを話して終わるが、どうも見ていて後味が悪い。
 しばしビデオを眺めてからなんとなく見たら今度は本田宗一郎の話。もちろん時代背景も何もかもまったく違うし会社の業績も違うけれども、見ていてほっとするものがある。
 かつての車を実際に動かしてみせたり、○十年ぶりの車を再度調整して星野氏が乗り込んでサーキットを走行してみせたりというシーンもあった。
 両者で決定的に違うのは「楽しさ」「愉快さ」だ。ルネサスの画面を見ていて思うのはちっとも楽しそうに見えないことだ。面白がっていないことだ。ビジネスとしての金額が大きいのだけども「夢」として見た場合に、「携帯電話会社に採用してもらうこと」が本当に心底から喜べることではないように見えるのだ。そもそも、この人たちは携帯電話の最新機種tに次々に飛びついて、使いまくっているのだろうか。
 最後のシーンで出てくるのは喜びよりも安堵感という雰囲気だ。「よっしゃあ!!」とガッツポーズのひとつも出して、カメラマン抱きかかえてもみくちゃにして、そのまま仕事放り出して酒でも飲みにいく程度の喜び方ができないのは、結局会社から与えられた課題をこなす秀才君になっているからだろうか。
 技術屋なんていくつになっても子供なのだ。遊び心を失って、したり顔しかできないような大人の真似をしたってしょうがないだろう。

01月13日 12月22日
一白先勝
 久しぶりにCypressのPSoCである。ずっと放置していたこともあって、いくつか忘れていることがあって、つまらないところでうまくいかずに四苦八苦。
 このデバイスの一番のネックがここだろう。わかってしまえば、知っていればどうということは無い部分で引っかかりやすい。原稿を書くとか、どうしてもいじってみたいということならそれでも英文マニュアルを見たり、生成されるソースコードをたどったり、サンプルを見てなんとか調べていくのだが、ちょっと触ってみようという程度だといったい何が悪いのかわからないけど動かなくてなんだか難しそうだからやめたということになりそうな気がする。
 そんなことを思いながらどうにか思い出して最後に躓いていた部分もわかってしまえばなんということもなくクリアできて一件落着。とりあえず実験はうまくいったので、あとはユニバーサル基板で組みなおして原稿書けばいいだろう。

01月14日 12月23日
二黒仏滅
 ショールを買った。縦横1.2m程度ある結構大ぶりのスクエアタイプ。寒いときにちょっと引っ掛けておくのに良さそうである。軽く斜めに二つ折にして肩から掛けながらデバッグ作業。最初はさして暖かいとも思わなかったのだが、はずしてみるとスーッと冷えるのが分かるので、やはりじわりと冷えから守ってくれてはいたようだ。
 これだけ大きいとひざにかけてみたりと、いろいろ使えそうでもある。とりあえず一枚持ち歩いておけば風呂敷並には便利なのかもしれないな。

01月15日 12月24日
三緑大安
小正月
 旧暦のクリスマスイブの小正月と、なんだかめでたいのか何なのか良くわからないまま、空気だけは見事に冷凍庫である。ウールのタートルネックセーターの上からVネックのセーターを重ね着をしてみたが、2枚とも結構薄いのに暖かである。これから病みつきになりそうだな。

01月16日 12月25日
四緑赤口
三りんぼう
 PSoCでのちょっとした検討。以前どうしてもブチブチというノイズが気になって仕方が無かったところがあったのだけど、今回同じように組んでもそのときのようなブチブチノイズは出ない。中で動かしているブロックの数が減ったことや、ブロックの配置も変更しているので、その影響も多少はあるのかもしれない。なにせ、ブレッドボードなので、電源の弱さは折り紙付き。詰め込んだほかのブロックの影響を受けていたとしても不思議は無い。
 とりあえず静かになったからこれでいいことにして、少しCPUも使ってみる。これがなかなか便利である。少なくともPICなんかに比べればずっと素直で書きやすい。

01月17日 12月26日
五黄先勝
 原稿を書いているうちに、「やっぱりこうしておくか」と思うことは少なくない。ここで面倒なのが図版に影響が出たときで、一箇所だけではなく派生的にあちこちに影響することがある。今回の開発ツールの画面キャプチャがまさにそれで、一箇所変更したら、画面上に現れてるブロックの数が変わってしまう。やめるか取り直すかで悩んだけれども、やはり最終的なOutputがより自分で満足できるものということで、全部キャプチャしなおすことにした。
 とりあえず現状のものをバックアップしてからそちらの画面を見ながら同じ場面を作ってはキャプチャ。やっと終わったと思って、最後のプロジェクトのビルドを行ったらなんとエラーが出てしまって、画面の一部に影響が出てしまってそこを修正してまたキャプチャ。
 こんどこそと思ってできたものをライターで書き込んだら動かない。また全部取り直しかと脱力感に襲われながらオシロで波形を見ようとテスト用のブレッドボードを見たら電源が外れていた。
 苦笑と安堵感。

01月18日 12月27日
六白友引
 昨晩通信が不調になって、今朝もだめ。雪の影響かと思ってしばらく放置しておいたら復旧した。それにしても、たかがインターネットとの接続が不調というだけでずいぶんと心細いものだ。少々ネット中毒気味なのだろうか。
 さて、所用で車に乗ろうとしたらキーレスエントリが動かない。この程度の雪でおかしくなるものとは考えにくいし、キーのバッテリ切れでもおきたのか?などと思いなが乗り込んでキーを入れたらピーッという音。調べてみたら後ろ荷室の扉が半ドア状態。ひょっとして昨日ずっと半ドアで走っていたんだろうか。後続車が車間距離をとっていたのはこれのせい?

01月19日 12月28日
七赤先負
 朝から雪である。とりあえず積もってしょうがないということは無いのだが、川の向こうの丘の上は少し積もったらしい。というところで、とりあえず原稿を仕上げ。最後の方はちょっと急いだ感じになったけども、とりあえず完了。画面キャプチャしたものが結構多い。いったいこれだけ画面キャプチャしたのをどうやって紙面に収めるのか。そういうことにまったく配慮の無い、無遠慮な筆者だな。
 そう思いながら久しぶりにギターをつまびいてみるのだった。一応Fは綺麗に音が出るようにはなってきたけども、、「パッ」とできないから実戦配備はまだまだ無理だ。

 
01月20日 12月29日
八白仏滅
 仏滅だからというわけでもないのだろうけども、どうも今日はロクでもないことが続発する。最後のトドメはなんとSTRATIXボードの昇天。電源周りをちょっとチェックしていてついうっかり・・・気をつけていたつもりなのに、それなのに・・哀れなことになってしまった。あまりにも情けないミスに自己嫌悪。
 ところで、つながっていたPCのパラレルポートの方まで回り込んでいないかというのが気になって、ためしにプリンタドライバを入れてプリンタをつないでテスト印字!
 が、まともにプリントアウトされない。少々青ざめ気味になりながらWordの図版を一枚打ってみると文字は出てきたけどグラフィックが変。漢字が出るということはデータバスやら、制御系の信号は生きてるはず。ならばとドライバのプロパティを見てESC/Pageベクタコマンドをはずして、プリンタの電源OFF/ONして再挑戦。今度は無事印字。多分どこかで話が合わなくなっていたのだろうな。
 さて、お亡くなりになってしまったボード。電源部分の交換で治るかもしれないけれども、これがまたモジュールになってるし。とりあえず泣きついてみることにするしかないか。
 散々な仏滅であった。

01月21日 12月30日
九紫大安
大寒
 文庫で田辺聖子の「浮船寺」。短編が他6本収録されている。結婚詐欺、浮気、漫才の作者(書き屋)、漫才に押されていく上方落語家などなど、ちょっと外れた人間模様を軸に昭和が浮かんでくるような作品群だった。
 こういう時代もあったのだねと思いながら、今の自分の生きている世界があまりにも小奇麗で、物事の裏と表が織り成す情感がなくなって、全部表か全部裏。世界がベリベリと二つに引き剥がされてしまったようだ。
 現代を描いた作品があったとして、50年後に「あのころは良かったのだね」と言われるのだろうか。結局「隣の芝は青い」というだけのことなのかな。

01月22日 1月1日
一白先勝
元旦
 先日壊してしまったSTRATIXボードの代替を調達していただいた。で、早速試してみると、これが動かない。ダウンロードの途中でエラーで停止してしまう。とりあえず「ここで動いているよ」というところに持っていって、ボードは正常、ケーブルも正常・・ってことはPCのパラレルポートか??と不安になってあれやこれや。とりあえずプログラミングに使おうとしているファイルを渡してそちらで動かしてもらおうとしたら、あれ?同じようにエラーになる。
 ということはプログラミング用のデータがおかしい?なぜ?としばしの間。「デバイスは・・いいですよ・・・ね?・・あれ?」「あーっ」そうだったのだ。私が壊してしまったものと新規に調達していただいたものは基板は同じなのだけどついているデバイスのサフィックスが微妙にちがっていて、コンパイルするときのデバイス名も別にしなくてはならないのだった。
 これを修正して再コンパイルして今度は正常動作。やれやれというところで一件落着。分かってしまえば単純なことだけども、ハマると抜け出しにくいという見本のような一時だった。

01月23日 1月2日
二黒友引
 やっとのことでいろいろと立ち上がりそうな雰囲気である。仕入れルートが確保できそうな雰囲気にもなってきたし、あと実物のチェックと仕入れ条件で手を打てればいよいよSHOPページが少しはそれらしくなるだろう。
 さて、販売するとなると面倒なのは入金の確認である。これはやはりネットから見られたほうが便利だよなと、ネットバンキングをやっているのかどうか調べたけれども、信用金庫側はまだ準備中のような雰囲気。では、ということで郵便貯金はどうやら届け出ればいいらしい。月曜日にでもちょっと話を聞いてくることにしよう。まぁ郵便局なら全国津々浦々くまなく張り巡らされたネットワークがあることでもあるし。確か通販するなら表示しなければならないことが決められていたな。こちらも調べておくか。

01月24日 1月3日
三碧先負
 デザイン・ウェーブ・マガジンの昨年10月号。そう、Cycloneボードが付録で付いた号を一冊入手。目的はもちろんこのボードである。59Kビット分位のRAMが入って5万ゲート相当というからまぁ結構なものは入るわけでもある。
 で、以前Handel-Cで書いたものが入りそうな感じなので、ためしにコンパイルしてみたら使用率70%強。これなら十分ということで急遽やってみることにしたというわけである。
 とりあえず封を切ってみるとなるほどコネクタも何も付いてない。オシレータもないのでクロックは外部で作れということらしい。3.3Vで動作するタイプってあんまりないよな・・と思ってふと見ると先日壊してしまったSTRATIXボードに目がいった。あそこについてるな。多分あそこまでは壊してないだろう。表面実装だからちょっと注意と工夫が必要そうだけど。まぁ、14ピンか8ピンのソケットの上にでも載せてDIP変換してしまおう。
 それはともかくとして、考えてみたらFダウンロードケーブルが無い。ずっと前に作ったのは既に哀れな姿になっているので、ALTERAのサイトからByteBlasterMVなるダウンロードケーブルの回路図を見つけて工作する。HC244が在庫切れだけど、以前作ったものからはずして流用。これも買っておかないとな。
 とりあえず出来上がったので、次にCycloneボードへのコネクタを取り付け。さて、明日はベースボードでもこしらえることにするか。

01月25日 1月4日
四緑仏滅
 人目に触れる花というのは、実は種の時代から熾烈な生存競争に打ち勝ってきているわけだ。生存率を考えたら人間社会など比べ物にならぬほどの超エリートである。花屋の花にしても、その裏では商品になりえなかったものがたくさんあるし、商品になったときにも等級付けをされ、やっと店先に並んでも萎れて廃棄されるものもある。
 森の木々にしても地上では日差しを求めて勢力争いを演じ、地下は地下で争っている。いわば超エリート同士の熾烈な戦いである。敗者は消え行くのみという弱肉強食な世界である。いわばその空間でのオンリーワンを決めるための戦いなわけで、歌にあるような暢気な世界ではない。
 そんなことを思っていると、ナンバーワンは字のとおり一人だからナンバーワンに「なれなくてもいい」というのは確かだけども「ならなくてもいい」というのは良いのだろうか。一人一人が違うのだからそれぞれの花を咲かせることに一生懸命ならいいというのは、個人主義ならぬ「孤人主義」じゃないだろうか。他人との関係ができれば、そこで何がしかの物差しで比較が生まれるのはいたし方のないことだ。問題なのは比べた結果をあらぬところまで拡大して適用しようとする姿勢であって比べることが問題なのではないだろう。
 それを比べることが変だ、みんな違うんだから比べるのをやめようというのでは、結局他者との関わりあい、それ自体の否定であろう。
 というところで、「世界のひとつだけの花」を耳にした時に感じていたことを今ごろ言ってみたりするのであった。

01月26日 1月5日
五黄大安
 最近TVといえばAXNあたりでニキータ、スターゲイト、CIA(ザ・エージェンシー)、アンドロメダというあたりなのだけども、ついチャンネルを途中にセットして放置していて気づいたら国会中継である。相変わらず毎回のように下手な突っ込みと、落ちのないボケの三文漫才に苦笑していたら、面白い質問が飛び出した。過日のイラクで外交官が襲撃された件についてである。
 彼らが乗っていたのはランドクルーザーで車高が高い。今までの説明にあったような、一般車両からでは見上げながら撃つ格好になること、襲撃に使ったとされるカラシニコフの模型を使ってやってみたら車の中からではどうにも引っかかってうまく撃てない。側面からきれいに一列に銃弾の痕が残るように撃つのは至難の技らしい。
 しかも、公表された写真を見るとあの角度で撃ったのに反対側の窓に銃弾のあたった痕がない。貫通した弾が消えるわけはないので、当然反対側の窓にもあたるはずだが、それがない。
 となると、左側から貫通した弾は床の方に向かったとしか考えられず、ここから計算すると3m位の高さのところから撃ったことになる。ピックアップトラックの上に立って撃つか、あるいは・・・・だそうだ。更には外務省からの公表写真は3枚だけど、現地からは十数枚は送っているという。
 ニュースの方は自衛隊派遣の話ですっかり被われてしまった感じがするけど、この質問の方がずっととんでもなのじゃないkだろうか。
 ひょっとしてケネディ?

01月27日 1月6日
六白赤口
 Suicaを買う。単なるイオカードで良かったのだけども買おうとした駅では窓口でしか売ってない上、窓口混雑中。とりあえず急ぎだったので、手持ちの残高の減ってきたイオカードで乗り込んで降車駅で再チェック。今度は自販機があったのだが、1000円と3000円しかない。1000円じゃすぐなくなるし、3000円しかないかとふと見ると「Suicaイオカード2000円」があるので、どうかわからぬままとりあえず購入してみる。デポジットで500円取られてチャージ分が1500円なり。まぁ、デポジット分は「要らない」と言えば返してもらえるのだからいいとするか。
 使っているのを見慣れてはいるとはいえ、自分で使うとなると、本当に大丈夫か?と思ってしまうのはいつも未知との遭遇ならぬバグとの遭遇を繰り返してきた習慣というものか。とりあえずタッチさせると無事に読めたようだ。
 さて、このSuicaだけども残高が読みたいときに読めないというのはどうも心もとない。キャッシュカードと似たようなものだから自分で残高をチェックしておけと言われたらそのとおりなのだが、せめて目安程度は付かないものか。それが駄目ならリーダでも作れないものかと思うけども、やっぱり暗号化とパスワード位は使っているのだろうな。

01月28日 1月7日
七赤先勝
旧七草
学歴詐称だの、卒業した大学名がどうだのと。嘘の上塗りだとか、言い訳がでたらめとかそういうのもともかくとして、自分が大学を卒業したのかどうかさえわからないような人間に国の問題に対処する能力があると言えると思うほうがどうかしている。
「最終学歴は?」「○○大学を卒業したと思うのですが、良くわかりません。調べてみます」
おまえ、大丈夫か?

01月29日 1月8日
八白友引
打ち合わせ。当初の話とはずいぶん違ってきてえ??の連続。まぁ、これで話が進めばそれはそれで悪くないし、興味深いのだが。
ついでに秋葉原に出て、ちょっと部品の買出し。ふと見かけた7種類のカードが使えるとかいうカードリーダ/ライタが980円なりだったので、どうせ何かに使えるだろうと買っておく。帰ってきて部屋に転がっていたスマートメディアをつないでみたけども、駄目。CFカードやSDカードは読めたので、スマートメディアの方が死んでいるのかもしれないな。

01月30日 1月9日
九紫先負
職務発明は会社丸儲けはおかしいではないかという判決で600億相当だから、200億円の請求だからと満額回答。メディアはこの話題で持ちきりで、国会ではこのドサクサにまぎれて未明の強行採決だったりするわけだけども。
さて、200億への反応で面白かったのは「会社の設備を使って給料をもらいながら研究させてもらったのだから・・」という声。研究させて「もらった」という表現が出てきてしまうのが実にそれらしい。
研究開発に投資をしたのは企業がリスクを負担して行ったことには違いないが、それはあくまでも企業の方針がまずありきである。研究者が会社の金と設備を自由きままに使って好き勝手な研究をやるという、「個人の趣味」のために給料を与えていたというならばそれなりに安い報酬でも当然だろう。
が、現実にそんなことはありえなくて、会社側は自らが決めた方針に従って人と金を使って研究を進めたわけだ。現実に研究者や技術者の給与がその他社員と比較して特別高いということもないということは、たとえば事務処理と同じように一回行われた仕事の成果がリピートされ継続的に利益を生むものではなく、その場その場で一回こっきりの言わば「消費労働力分」という位置付けであるからであろう。
給与分というのは研究開発活動への投資であって、研究開発の成果への報酬ではない。報酬は報酬として納得のいく額にすべきだろう。
一番すっきりするのは印税方式、つまり製品価格の一定割合を報酬分として、関係する人で按分というのが一番良いのではないか。更にその報酬分を本人承諾の上で大学なり何なりの理科系教育のために、会社名+個人名での寄附ができるようにするというのもいいことではないだろうか。

というところで、話は変わってフリーバージョンのHandel-CからのFPGA化ができたので、途中経過報告を書いておいた。トップページの左の方に「Engineer's TIPS」ボタンを増設したので、興味ある方はそちらからどうぞ。今はまだ手作業でVHDLソースを修正しなくてはならないけども、いずれawkなりperlなりで処理スクリプトを書けば良いだろう。

01月31日 1月10日
一白仏滅
ハンディタイプの掃除機を買った。今まで使っていたものは充電式なのだが、とにかく力がない。ちょっとした隙間も吸いとれず、結局ゴミが残ったまま。といって、大きなものを持ってくるのは大げさすぎる。一軒目は家電安売り店。コード付タイプだと4千円程度か。二軒目はスーパーの電器売り場。あまり期待していなかったのだけども、あまり聞かない社名で、なんとなく昔通販で良くやっていたなんちゃらタイガーとやらに似てくさいものが2000円代。これならコードレスタイプの通常価格と大差ないというわけで購入。この図体で600Wというからちょっと大きすぎる感もあるけれど。
紙パックではないので掃除のしやすさを考えて、二枚重ねのティッシュペーパーをはがして1枚にしたのをフィルタの前に挟み込んでからセットして電源ON。確かに力は圧倒的。ホースのような長めのノズルでざっとなでてやるだけで今まで目障りだった隙間に入った電線くずなども全部取れてきれいなもの。
それにしても図体が小さいくせにやかましい掃除機である。使うのは昼間限定だな。