2004年4月
04月01日
閏02月12日
八白先勝

原稿書きで大忙しというところ。一応昔作った雛型はあるとはいうものの、シリーズがCY8C26xxxからCY8C27xxxになってしまったので、細かいところでいろいろ違ってくる。まったく違うというのも厄介だけれども、大部分が同じで微妙に違うというのはどうしてもミスを誘発する。
一箇所直して「あれ?」と思い出して少し戻ってみるとやっぱり間違いに気づかずにスルーしている部分があったりするという具合で、これで本当に大丈夫なのか。書いている本人が不安になる原稿を読まされる側もたまらないので、やはりここは何とか明日、明後日くらいに書き上げて土曜日か日曜日に校正したほうがいいのだろう。
それにしても、あまりトラ技らしからぬ記事になりそうだな。まっ、それもPSoCだろう。

というところで、ちょっと休憩中にさらっと見つけたPSoCライターの情報をアップしておいた。備忘録のようなものでもあるし、作りたいと言う人もいるだろうしというところ。もともとがEZFirm/FX2の実用性検証のような意味もあったので、あんなことになっているけど、パラレルポートにシフトレジスタをつける位でも結構簡単にいけるだろう。場合によってはPICやH8でコントロールするというのも一手なのかもしれないけれど。

04月02日
閏02月13日
九紫友引
注文はメールで受け付けているのだけども、FAXで送られてきた。「入荷したらお願いします」とのこと。020ではじまるD-FAXであって、メールでFAXの内容が「おとどけ」されるので、確かにファイルで管理はできるけども、返信はできないし、何かと不自由なので勘弁してよねというのが本音。

04月03日
閏02月14日
一白先勝
大急ぎの連載原稿書きがとりあえず片付いて、製作にとりかかる。ミニディベロップメントキットについてくるボードを使いながら動かしていかないといけないのだけど、考えたらこのボードってUSBのバスパワーで動くからICソケットをはめて(ボードから出ているピンが少々太いので、そのままだと入らない)ブレッドボードに差し込んでやってもいいのだけど、まぁ一応電池駆動くらいにしておくとするか。とりあえず完成して梱包。明日編集部に送っておこう。

04月04日
閏02月15日
二黒仏滅
製作物を発送。これで一息で、続いて別件のUSB関係にとりかかるということなのだが、実はいささか二日酔いである。女性に囲まれて酒を飲むという、なかなかにして珍しいことになったわけだが、それにしても酒に弱くなったなぁ。
というところで、問題はなぜかSTALLが返ってきてしまうというものである。これはもうバスを見たほうが早いということでヒロテックさんのところのプレゼントに応募したら奇跡的に当選したBUSCOPEなるUSBバスアナライザを利用する。とりあえず、サイトから最新版のサポートソフトウェアをダウンロード。こいつのインストールの前に、まずノートPC側にUSB2.0アダプタを装着。ワイヤレスLANアダプタ並にもっこりとした出っ張りが格好悪いのは仕方ないか。
インストールも終わって、アナライザを起動。さて、まずはお手本からと、デスクトップ側との間につないでパケットを監視。なるほどね。続いて自分で書いたものでパケットを発行してチェック。
あれ?DATA0/1が間違ってら。これでもマウスなんかは平気で応答するのだから結構いいかげん。ハンドシェークパケットも手抜きしていたのがバレバレである。いささか格好悪いから直しておこう。結局は「まぁいいや」と端折った部分やコピペして修正を忘れた部分が引っかかったということだった模様で、見ていて気恥ずかしいやらなんやら。
それにしても、さすがにバスアナライザ。実際に流れているパケットがその場ですぐ確認できるというのは大きいよなぁ。ヒロテックさん、感謝してます。
ところで、チップ側ではSTALLビットが立つのに、STALLハンドシェークが表示されてないみたいだけど、これはチップのタイムアウト検出がSTALL扱いになってるのかな?まぁ、自分でターゲットのファームを書いてSTALLを返してみればわかる話か。そのうち気が向いたらやってみよう。

04月05日
閏02月16日
三碧大安
というところで、USB関係をもう一押し。とりあえず動き始めたのだが、あれこれといじっていたらOut Of Memoryという、同窓会のような、やけに懐かしいメッセージとご対面である。この程度しか書けないのかと半ば呆れたのだけど、どうも1つの関数が大きくなりすぎると出るような気がしてきたので、共通部分のくくりだし。ある程度うまくいくようになってきたことでもあるし、残りは明日にしよう。
さて、品切れのままのミニディベロップメントキット。米国の状況はというと、すっかり特注品扱いになってしまったようで、「今作ってます」という、なんだか注文を忘れていたファミレスのような回答。とりあえず手に入ることは間違いなさそうなので一安心。
夜になって、別件で発注していたものがDHLで届く。一応開梱して員数チェック。これがはるばる米国からやってきたのか。長旅ご苦労といったところか。

04月06日
閏02月17日
四緑赤口
昨日の続き。何とか整理し終えてコンパイルできるようになり、どうにか動作。一応データは読めるようになったのだけど、送られてくるデータは予想に反していた。また英文の仕様書を読まないとだめか。
で、先日送った原稿は大幅にオーバーフローで結局二回分になるようだ。そうなんだよなぁ、PSoC Designerについて触れるとほんの触りだけでも一回終わってしまう。いじっているときはそんなに大変だとは感じないのだけど、改めてチェックすると結構たくさん設定項目があるというツールなので、致し方ないという面もある。なんだかペースが遅いと叱られそうだけど、中身が盛りだくさんだから仕方ないよな。。

04月07日
閏02月18日
五黄先勝
それにしてもちょこまかとつまらないトラブルを起こしてくれるのが悩みの種。日本法人経由でもいいのだろうけども、担当者も忙しそうなので直接やりとりして片付くものは直接やってしまったほうがいいだろうというわけでメールしてみる。当然のことながら英文になるのだが「お仕事」となれば嫌とも言っていられないわけで、つたない英語力を駆使しての英作文である。おそらく「あいだみつを」の作品並に、なんとなく分かるような、さっぱり分からない英文なんだろうなと思いながら、出来上がった英文を自動翻訳サイトで英日翻訳させると、一応自分で言いたいことを表したような日本語が出てくるので、英文としてハチャメチャというほどひどくはないと思って良いのだろう。
とりあえず今のところ何件かあったトラブルに関しては一応何とか趣旨は理解してもらえたようでもあるのは偶然なのか幸運なのか。
そんなこんなで、本日のトラブルは梱包上のミスである。「代替品を送ってくれ」と書いたことに対して果たしてどう対応してくれることか。ついでにと思って「お前のところの在庫もチェックしたほうがいいと思うぞ」と付け足しておいたので多分同じ状態になってることはすぐわかるだろう。

04月08日
閏02月19日
六白友引
喧騒も一段落して今度はPowerPointである。以前作っていたものをベースにして、あれこれと追加するのだけど、追加の方も一応動くところまでもっていかなくてはならないわけで、これまた一苦労。
ということをやりながら今度は原稿関係。この調子だと数ヶ月で150ページもの原稿を書かなくてはならなくなりそうな気配である。前回のようなペースで通販が動き出したらはっきり言って今までのようなのんびりムードでいる場合ではない。受験生よろしく捻り鉢巻モード突入にしないといけなくなりそうだ。

04月09日
閏02月20日
七赤先負
ちょっと日が差すといきなり熱い。考えてもみたら、気温が低いというだけで、日差し自体は8月と変わりないわけで、それは熱く感じるのは仕方ない。とりあえず日傘で防戦してみたけれども、そもそも日傘を差している人が少ないのに男ともなると皆無に等しいわけで、いささかナニでもある。帽子といっても、そこらで男性用というと、つばもほとんど無いようなもので、あれでは頭が蒸れるだけで何の意味も無さそうだ。もう少し探すとしよう。
というところで、PSoCのミニキットは入荷しそうなのだけども相変わらず供給難。こうなってくるとやはり簡易ライターを作って公開するしかないだろうか。まずはDOSベースでこしらえてみるかな。ちょいとCypressとも相談か。

04月10日
閏02月21日
八白仏滅
つらつらと昨日のことを考えながら、GPIFのウェーブフォームディスクリプタと回路図をまとめる。基本的につなぐだけだから難しいものではないし、どうってこともないのだけども、一応それなりにドキュメントを残しておかないと明日の自分も昨日の自分も赤の他人ということを痛感しているからなぁ。
というところで、中東方面が臭うのだが、いったいどうなっているのだろう。

04月11日
閏02月22日
九紫大安
昨日書いた回路図に従って工作。一息ついたら猛然と眠くなってきて、昼頃ちょっと横になったらそのまま起きられず、ついに睡眠。季節の変わり目ということなのか何なのか。
一眠りしてすっきりしたのでプログラミング。ごく簡単なものなのである。VBで書こうと思ったけど、どうせサンプルでちょこまかと遊ぶ程度なら、CCE版をインストールするのも面倒だろうということで、ExcelのVBAで作ることにした。昔作った皮をかぶせてしまえば、結局オープンとリード/ライトだけであり、至極単純である。そういえば、VBAだとExcelのセルのデータからごちゃごちゃと処理してやるということもできるはず。どういう関数があるのか知らないけれども、ヘルプでも見たら一覧表でもあるのだろうか。要するに今awkでやっているようなことがEXCEL上だけでできたら楽でいいだろうなというだけのことなのだが。
さて、プログラムでコントロールされるターゲットとしては例によってUCT-202Aを使っているわけだけども、とりあえずUSB1.1でうまくいったので、ノートに増設した2.0でやろうとしたらいきなり不明なデバイスになって、ドライバのインストールを要求された。1.1では何も起きなかったのになぜ?と思いながら、とりあえずHDD上に転がっているCypressドライバのinfを指定したら大丈夫。Cypressのデバイス関係はコントロールパネルをインストールしたら勝手に認識してくれるようになるものだったはずなのだけども、XP+カードバス上のUSBホスト経由だと事情が違うのだろうか。
一応認証されてないぞというメッセージが出ただけで問題なく動いているので、とりあえずこれでもいいのだろう。
あとはVBAでゴチャゴチャと作ったものを試験的に動作させてみる。2、3ミスがあったものの問題なく動作。動いたのに気をよくして試しにGPIFを最高速にしてみたら、やはりUSB側の転送が間に合わない。だいたい平均すると20Mbyte/sec程度で頭打ちというところか。これはCPU性能が上がろうと、相変わらずである。いまどきのデスクトップ用のチップセット類なら、もう少し性能を稼げるのだろうか。

04月12日
閏02月23日
一白赤口
ホスト側が出来上がったので、ファーム側の検討である。自作のEZFirm/FX2(FX2用の汎用I/Oファームウェア)を利用しているのだけど、こいつはいろいろとベンダリクエストをサポートしたり、動作モード設定があれこれできるようにしたりで、意外とごちゃごちゃしているので、もっと簡単にしたほうがいいだろういうことで、超サブセット版をこしらえる方向で考える。
ばっさりと切り落としたとしても、不要になったベンダリクエストは一応「処理しているふり」だけさせておけば一応ホスト側のアプリはいじらないで済む。
というころで、このところ五月雨的に発注がきている。手元にものがあればいいのだけど、在庫が底をついている状況で次々に来るというのは、結構精神的にしんどいものがある。早く送ってくれ、Cypress。今しばらくはおまえだけが頼りだ。

04月13日
閏02月24日
二黒先勝
流行ってくれと思っているPSoC。Googleで検索して、どのくらいヒットするか眺めているのだけども、本日福岡のパーツショップW-FIELD.COMというところが取り扱いをはじめたというのを見つけた。26443、27143、27443とツボを押さえたラインナップ。
「今までのコントローラの常識を覆すASICライクな凄いやつです」というのがなかなか泣かせてくれる。
価格が500円というのは当店(笑)が参考になったのだろうか。あちらだと店頭販売もしているので、お近くの方には便利だろう。そろそろ本丸たる秋葉原でどこが真っ先に扱ってくれるのを期待しているのだが、どうだろうか。秋月だとありきたりだから、ご近所千石とかちょっと引っ込んでしまった若松とかが扱ってくれるというのもいいなと思う。
その前に、お手軽な書き込み環境がミニキットしかないという状態を何とかしないといけないな。サンプルもほぼ出来上がったことだし、今週末あたり使って実験がてら少し考よう。

04月14日
閏02月25日
三碧友引
「才気ばしった聡明な人ですが、それを表面にだしません。カントリー派で自然が大好き。
とても器用で家事やホビーなど、何でもこなせ、自分のセンスに絶対の自信をもっています。」
と占いで出た。誰のことだ?
というところで、TIPSにDesignWave誌に掲載したCycloneボード版のブロック崩しを載せてみた。CycloneクラスでもCPUなど使わなくてもこのくらいのことはできてしまうのだという実例として見てもらえるのではないかと思う。その道で飯を食っている人からすれば「なにを今更」というものだろうけども、私のようなヘタレエンジニアからすればこのくらいでも十分脅威とともに、ひょっとしたらこんなものも簡単にできるかもしれないという元気をもらったツールであった。
近所でホームセンターが開店。特に意識せずに一本裏の道を走っていたら警備員が立っている。ホームセンターへ行く人はあっちへ回れという看板を出している。交差点でその道を横目で見たら、駐車場待ちの行列である。きっと今度の土日などは片側一車線しかないあの道を無理やり二車線で使うことになるのだろう。路駐して買い物ということができなくなるな。そういえば各自動車教習所s(複数)の教習メインストリートでもあるのだが、反対車線はトラックやバスも通るし、教科書どおりの安全距離を確保したらすれ違えなくなりそうだ。
アクセスのための道路の許容交通量を考えない出店というのは勘弁してもらいたいものだ。それとも渋滞するほど人が来るのは開店当日と、お子様向け人気キャラクターショーの時に家で行き場を失ったパパガキコンビが押しかける程度と見ているのだろうか。

04月15日
閏02月26日
四緑先負
PSoC関係の入荷がどうにもままならない。やる気あるのか!と言いたくもなろうというものである。このままではくらなんでもひどいので、少し突付く方向を変えてみることにした。果たしてうまくいくのかどうかは分からないのだが、うまくいけば迷惑をかけなくて済みそう。
というところで、某社と打ち合わせ。どうもこの調子だと取材原稿を書くことになりそうな気配になってきた。人の話を聞くというのはあまり得意な方ではないのだが、商売絡みとなれば苦手とも言っていられない。とにかく頑張ってみるとするか。それにしてもすっかりライター稼業化しているな。

04月16日
閏02月27日
五黄仏滅
イライラ募る。原因は言うまでもなく米国Cypressである。立ち上がり時期の弾切れというのは致命的なのに、平気で一週間以上スケジュールを滑らせてしまう。「何やってんの!」とガンダム世代としてはスレッガー風に言ってみたくもなろうというものだけども、ボヤいていても始まらないので、次の手を考えて日本Cypress経由で打診。半分は一応以前了解を取り付けていることなので、OKが出るだろう。問題は残り半分だけども、多少条件をつければNGとは言わないと思うのだが。OKが出ればすぐ動けるので、そのための準備も考えておこう。

04月17日
閏02月28日
六白大安
日焼け止めに紫外線チェッカが付いてきた。白い丸部分が紫外線に反応して紫色に変わるというもので、紫外線の強さに応じて色の濃さが変わるというものである。
試しに直射日光にさらしたら一瞬で濃い紫色。ここで手で追覆うと当然薄くなってくる。じゃあ、ポリエチレンはどうだとか、ガラスはどうだ、はては日傘は効くのか。日傘や日焼け止めを塗った透明ビニル袋はそこそこという感じだけども、さすがに両方を併用するとかなり効果あり。
部屋に戻って蛍光灯の至近距離まで持っていくと、やはりうっすらと色づく。じゃあ白熱灯は?と思ったら大差ない。
具体的に何を測定しているのかは良くわからないけれども、そこそこ面白いおもちゃであることは間違いない。今度は車用のUVカットフィルムなどを買ってきて試してみるかな。

04月18日
閏02月29日
七赤赤口
とにもかくにも困り者のミニディベロップメントキットである。予想をはるかに越える反応というのは筆者冥利に尽きるというものなのだろうけども、実質上ライターがミニキットしかないのに、そのミニキット自体が品切れというのでは、せっかく遊んでみたいと思ってる人に申し訳なさ過ぎる。ということで、先日来思っていたパラレルポート接続のPSoCライターを作ってみることにした。バッファ部分をどうするか考えているときに目に付いたのがXilinxとALTERAのダウンロードケーブル。ALTERAの方はデータを双方向にするのが難しそうなので、あきらめて、Xilinxの方を利用する。
本当はマニュアルどおりやれば良いはずなのだけども、どうも書いてあるとおりに動いてくれず、ロジックアナライザで波形を取ったりしながら見ながらあちこちにパッチあて。
結局何とか動くところまでたどり着いたとは言うものの、プログラムはつぎはぎだらけで、息も絶え絶えという感じである。
ミニディベロップメントキットをISSPプログラマにして波形を取る手もあるのだが、トレースバッファも少ないし、目的のところを見つけ出すのは相当大変そうだ。
ソフトはともかく、ハードウェア自体はこんなもので大丈夫ということになったわけなので、ここから先はフリーのPICプログラマのようにUser's Worksとしていろいろ出てくると嬉しいのだが。

04月19日
03月01日
八白先負
とりあえずアップしてPSoCライターへの反応を見ているのだが、思ったよりも反響がない。一方でCycloneブロック崩しの方が順調という感じである。特別なログを採集しているわけではないので、どこからかリンクされているのかもしれないけども


04月20日
03月02日
九紫仏滅
アクセス解析のCGIを入れてみた。きちんと設置できたのかどうなのかをちぇっくするのもがなかなか難儀である。自分でアクセスしているはずなのに一向にログに入っていかない。しばらくすったもんだとしていたら、いつのまにかほかの人のアクセスがきちんと入ってきたりする。どうやらどこかでキャッシュされていたのだろうか。とりあえず動くことだけわかってきたので、各ページのHTMLファイルにタグを押し込んでとにかく設置。
しばらく放っておいて眺めると、思ったよりもずっとアクセスが多いということに驚く。以前のページでcgiboyで眺めていた頃はこんなにアクセスは無かったと思うので、これもトラ技効果か。面白いのは検索エンジンを使って来る人の中で圧倒的に多いのがHEXファイルフォーマットのところだということである。アクセス元のドメイン名がそれなりの企業で、HEXレコードとかSフォーマット、Intel拡張HEXなどのキーワードで来ているので、恐らく仕事で必要になってきて急遽調べてみたというところなのだろう。
そういえば、こういうあまりにも基本的部分というのはいざ資料を探そうとなるとなかなか見つからずに苦労したりしたものだな。

04月21日
03月03日
一白大安
Handel-Cのライセンスが切れていたので、ライセンスファイルを更新。ついでに無償版のQuartusIIのVersion3もライセンス切れになっていた。自動的につながったwebページの内容を見るとライセンスだけアップデートできるような雰囲気の書き方に読めたのだが、どうしてもうまくいかない。登録しろといってくるので、登録してみるのだが、ライセンスファイルは一向に送ってくる気配が無く、要らないメールを送ってくる始末。
ふと、そういえば「ツールは期間限定だけど、期間が切れる頃にバージョンアップされるから事実上ずっと使いつづけられるんだよね」という言葉を思い出だしてALTERAのサイトに行ってみたら、Version4が出ている。ならばとVersion3をアンインストールして4.0をインストール。
なんだか画面の雰囲気が違う感じがしつつも、とりあえずCycloneブロック崩しを与えてみたら、良くあるように「古いバージョンで作られているから勝手にアップデートするぞ」とのお達し。どうせバックアップはとってある(ディレクトリ丸ごとコピーしただけだけども)のだからかまわんさということでやらせてみる。
結果はといえば、Version3の時はLE(Logic Element)の使用率が72%(2096/2910)だったのが、なんと66%(1940/2910)へと1割以上減少。最高動作周波数も36.36MHzから45.45MHzへと、こちらも20%も向上である。ためしにディスプレイをつないでダウンロード。これも問題なく終了し、画面には見慣れたブロック崩しである。
それにしても雑誌の付録基板でここまでやらせてもたった66%しか使っていないとは。全部使い切ったらどんなすごいものができることやら。

04月22日
03月04日
二黒赤口
CQ出版社はTech-IのVol.20「マイクロプロセッサ・アーキテクチャ入門」を一冊頂いた。「その筋」にいた人なら良くご存知の中森氏がInterface誌の10月号、11月号の記事に大幅加筆(というか、あちらがダイジェスト版だったのだが)したものである。総ページ数350ページという大作である。
別に私が直接何かをしたというものではないけれども、この原稿が世の中に出ることになるきっかけ作りの部分でほんの少しだけ関与したということもあって感慨深い。確かにこういう基本的なところをまとめて生真面目に解説した本というのはあまり例がない。各社持てる情報は表に出さないし、大学のような場所で書かれるととかく学術的でとっつきにくい。
何事もそうだけれども、階段を用意してやればさほど苦労なくあがれる程度の高さでも、いきなり断崖絶壁となって待ち受けられては遠くから眺めるものになってしまうのはあたりまえである。興味を持たせるのも大事だけども、上がれる道をつけてやる事も大事である。こういった書籍が階段の役割を果たせればまた面白い時代の幕開けとなるのだろうかと思いながら、ふっとHandel-Cなどを使ってCPUを書いてみたいなという衝動が沸沸を沸き起こしそうになったところで、電車は目的の駅に到着なのであった。

04月23日
03月05日
三碧先勝
こういうことをやっていると時として堪忍袋の緒が”ほつれる”くらいのことはあるもので、半分ふてくされモードのメールを送ってしまった。物が無いのは私にはどうしようもないことなのだけども、とにかく予約リストを眺めて、これだけの人を待たせっぱなしにしているというのはいくらなんでも気分がよろしくない。
送ってしまったのは「こんな調子だと、期待させてしまうだけ罪というものだし、使いたい人は確実に手に入るCY3205-DKとCY3202-Cの組み合わせの6万円超えなりのセットを買ってねということにしてしまったほうがいいんですかね?」という嫌味タラタラメールである。
あわてて・・かどうか、そのあと電話がかかってきてしまって、ちょっとやりすぎたかと反省しきり。もちろん、私自身企業にいたこともあるわけだし、自分の方向を100%向いてもらうのは絶対無理ということは良くわかっているつもりだけれども、それでもこういう事態になっていれば、アラームを連続吹鳴、照明弾も連発で打ち上げるより仕方が無い。まぁ、当初の目論見では、今ごろは私の手を離れていたはずなのに、みんな工程遅れということのようなのでこれも仕方のないことなのだろう。
そんなことをやりながらも次の話である。NRZIのデコーダも作らないとならないわけか。同期パターンからロックをかける方法も考えないといけないな。変化点があったときに追従しながらあわせこむという小技も必要になるのかどうか。非同期シリアルのように1バイト程度で再同期するならかなりいいかげんでもかまわないようなものなのだが、今度はそうもいくまい。
手ごろな方法を考えていくこととしよう。

04月24日
03月06日
四緑友引
先日BROOKSに注文したコーヒーが届いた。以前サンプルでもらってきたのを飲んでみたら思ったよりもまっとうな物だったのでずっと気になっていたものの、なにせこれだけの分量をまとめ買いするのはちょっと引けていたのである。同じようなお手軽レギュラーコーヒーはいろいろとあるのでいろいろと買ってはみたものの、いずれもこれがレギュラーかとこぼしたくなるようなものでしかなかった。
結局この手のものはBROOKSしかないのかなと踏ん切りをつけて、特選セットとやらを購入した。到着してまず開封したのがオマケの+5袋分のヨーロピアンブレンド。ちょっと小さ目のカップで淹れてみたらずいぶんと濃く入るものである。できたコーヒーを一口すすってみる。なるほど、やはり他のものとは一味違う。抜群に美味いというようなものではないが、これなら一応レギュラーとして許せる範囲。ただ、続いてあけてみたモカはヨーロピアンに比べるとイマイチ。どうも当たり外れがあるようだ。
このコーヒーを飲みながらPSoCのInvention Boardをちょっと調べていて面白いことに気付く。なるほどね。なかなか便利にできていそうだ。明日調べてみるか。


04月25日
03月07日
五黄先負
昨日調べていたInvention Boardだが、どうやら本当に使えるものだったようだ。PSoCのプログラミング用のピンはI2Cバスとしても使えるので、おそらくおまけ機能としてI2Cサポートが隠されているのではないかと思って当たりをつけていっていたら、本当に用意されていたというものである。つまり、Invention BoardをUSBでつないでおけば、PSoCの書き換え(再プログラミング)だけでなく、動作させてからのデータの授受もUSB経由でできてしまうということ。
こうなってきたら、サンプルをこしらえてみるしかないだろう。明日サラッと何か作ってみることにしよう。

04月26日
03月08日
六白仏滅
そろそろ原稿を書くことが増えてきそうなのだが、とにかくIMEの間抜けさ加減に腹が立って仕方がない。以前は一太郎Liteを入れてATOKしていたのだが、いつしかLIteは動かないだとか、当時のATOKも今時のWindowsではサポート範囲外ということですっかり赤い彗星ならぬただの赤い段ボール状態である。やむなくIMEをだましだまし使っていたわけだがここにきて誤変換の嵐についに音を上げた。気になりだすといてもたってもいられず、電器店へ直行。当初一太郎を買うつもりだったのだけど、考えたらワープロとしての機能にこだわりがあるわけでもないので、あっさりくじけてATOKのみの購入とした。辞書セットとかがあったようなのだけども、見あたらないので、本当にただの単なるATOK。
インストールして再起動する。WORDを立ち上げると「IMEになってねぇぞ!」と言うけれども、「おまえがそんな調子だから変えたんだよ」と黙らせてから少し文書入力すると、なかなか良いではないか。どうしても昔からの癖で文節単位で切ることが多いのだが、予測可能な変換ミスが起きる程度で、あまりにも変な変換をされて、しかももう一度同じものを入力すると今度はちゃんとでるといったような得体の知れない動きをすることもなさそうだ。しばらくこれでいってみよう。

というところで、昨日の続きでサラッとやってみた。単に6ビットADCとI2Cモジュールを配置して、ADCしたデータをI2C経由でホストに投げるだけという代物である。
PSoCブロックをペタペタと貼り付けて結線を決定。後はApplication Editorでプログラミング。とはいえ、そこはPSoCなので各モジュールへの起動指示を行ったあとは無限ループでひたすらデータの取り込みとI2Cモジュールに送信バッファを与える作業を繰り返すだけのこと。これであとはいつものVBでチョロチョロとサンプルを書いて終わりとなる。ちょっと遊んでみると思ったより面白いので、TIPSにサンプルとして投げておいた。Cycloneボードのブロック崩しもそうだけど、アクセス状況を見ているとあまり人気は無いようだ。
とりあえず第二次、三次ロットが入ってくればもう少し状況も変わるだろう。

04月27日
03月09日
七赤大安
とにかくこの状況を何とかしないとどうしようもないよということで、Cypressと打ち合わせ。とりあえず大きな案件についてはまとまった。後はこちらのがんばり次第というところか。もちろん、ミニキットの供給はCypressさんに頑張って頂くよりないわけだけれども。
04月28日
03月10日
八白赤口
今更ながら、セブンイレブンのCMである。CMといえば明るさや渋さ、お笑いを取ってみようというのから、何かを考えさせようといろいろあるのだが、いずれもが見ている人の存在を考えて作られているんじゃないかと思う。TVを見ている人に見せようとして作っているのがCMで、役者にしても何にしてもまずは見られる事を前提で作っている。
さて、くだんのセブンイレブンである。何らかの主義主張も、言いたいことも何も読み取れない。いや、読み取らせまいとしているように見える。与えられている場面そのものはごく日常的なものであるが、そこにあえて非日常を埋め込んでいる。そして、実はその埋め込まれた非日常というものが、人の心の中にある風景なのだろう。
心におろしたブラインドの隙間からお互いを見やるような臆病な会話は、とりあえず不足した物を埋め合わせることができる場としてのコンビニに、不足した心・・寂しさの埋め合わせとしての「心のコンビニ」も求めようとあえいでいる風景なのだろうか。

さて、そんなことをやっているうちにCypressの方で動きがあったようだ。

04月29日
03月11日
九紫先勝
とりあえずCypressからミニディベロップメントキットが到着した。大きな段ボールにぎっしりと詰め込まれて、これでどうにか供給できると一安心。
前回は米国の倉庫にあった物を引っ張り出してもらったのだけど、今回は新規に製造したらしいので、一応念のためと思って一つを開封。注意書きの紙と、CD-ROM、ケーブル、基板がちゃんと入っていることに一安心。続いてボードがまともに動くかどうかを確認するためにPCに接続してみたところ挙動がおかしい。Invention Boardのサポートツールを立ち上げてみたけれども案の定動作しない。不審に思って調べていったら「あっ!」というミスが発覚。
これはさすがにどうしようもない。この件については米国担当者がわからないので、とりあえず日本Cypressにメールを送っておいたのだけど、たぶん連休突入だろう。米国に直接コンタクトできれば、連休期間を無駄にせずに済むのだが。全身脱力感である。こうなってくると、いよいよ代替手段を本腰入れて考えなくてはならなくなりそうだ。
とりあえずTIPSにあげたPSoCライターのコントロールソフトを仕立て直して高速化することにするかな。

04月30日
03月12日
一白友引
やはり日本Cypressもお休みか。編集部担当の方から心配してメールが来た。三者共同のような格好なのでここで、コケないで欲しいよねと。
というところで、話は変わってこのところすこぶる調子がいいのが100円で見つけたひげ剃りである。ホルダと刃が別になっているもので、ホルダにはめると刃が軽くU字型(”(”型というほうがいいか)に湾曲する。これがいいのだ。
通常売り場でも、やれ首振りだ、スムーサだ、ワイヤー付きで「キレテナイ」だの三枚刃だのと、いろいろと創意工夫はあるのだが、これまでいろいろ試してきたがどうしても深剃りしすぎてポツポツと斑点状に血がでてしまったり、カミソリ負けして毛羽だったようになってしまったりということがあった。ところがこれに買えてからはそういうトラブルが全く無い。しかも剃り残しも無く、顔に触れた感じも良い。この微妙な湾曲が私の使い方と合っているのだろうか。
だいぶスムーサーも減ってきてもうじき替え時というところだが、これで調子が良ければリピートすることにしよう。