2005年1月
1月1日

相変わらずすっかり夜があけてからの起床。そういえば初日の出を拝んだことはないな。
なにぶん一昨年が酷すぎたので昨年の抱負はそこからの脱却という意味も含めての「リフト・オフ」だったのだが、何とか周囲の方々の支えのおかげでうまく行ったようだ。ここからまた難しい段階に入るのだが、今年は「プット・イン・オービット」にしておくかな。

1月2日

そういえば、今年の確定申告は入出金も多くて大変なのだと気が付く。会計ソフトがPentium-133MHzなPCに入っているので、毎度立ち上げて入力していたのだが、いつもの仕事PCも安定して動作しているようでもあるし、こちらでできるようにしておくかと会計ソフトをインストールしてみる。自分で作った勘定科目もあったりするので、いきなりアカウントデータだけ読ませても大丈夫なのかと思ったのだが、ユーザがこしらえた勘定科目情報はそのままアカウントデータファイルに入っているようで、当たり前のような顔をして引き継がれていった。
とりあえず、前年度からの繰り越し処理を行ってからいくつかある通帳の一つを入力する。ここ1,2年ほど、申告シーズン開始間際になってからやっているのだが、今年はさすがに余裕がある。全部振替伝票で片づけているので修正もお気楽である。一応入力が終わって、残高が一致するのを確認。売上高や残高の年間推移を見ると見事に波打っているのだが、年間の合計金額はそれなり。
ところで、原稿料だの印税だのはやっぱり事業所得になるのだろうかな。年をまたいだ受注残はやはり前受金勘定で処理して、発送した時点で売り上げに振り替ることになるのだな。

1月3日

昨日に引き続き会計ソフトに通帳入力。時々眺める売り上げの棒グラフが盛り上がっていく。それにしても去年はずいぶんと忙しかったのだな。あと1冊半か。明日には終わるかな。

1月4日

そういえば、今年は仕入れがあるのだった。会計ソフトの勘定科目をざっとみた所では「仕入れ」が見あたらない。となると商品勘定でやるのだろうか。商品の原価を毎回出すという分記法では難しいから、総記法になるのか。とすると通販分の売上げも商品勘定にすることになって、やっぱり落ち着かないな。
やっぱり仕入れが無いのは絶対におかしいと思って探していったら、「売上原価」の中に「商品仕入れ高」勘定があった。売上げと対応させるにはやはり単純に”仕入”の方がすっきりするので勘定科目を追加しておく。
これで三分法で、期末棚卸し分を振り替えてやれば良し。
期末に発注して入ってきてない分については・・・いったん前払い金で受けて入荷した時点で仕入れに振り替えれば良いのかな。

1月5日

お約束の初詣。やっぱり着物にするかと、何年ぶりか分からないけど着物姿に。頭では完全に忘れていたのだけども、いざ手にすると、サラッと着られてしまった。帯の結び方も頭では「どっちを上だったっけ?」などと思っていたのだが、いざ角帯を手にすると体が覚えている。ちょっと手先を調整しなおした程度で決まった。こういうものって、一度身に付いてしまえば手加減含めて忘れないものなのだな。
さて、往復およそ200km。途中寄り道しながら片道2時間程度の道中である。あぁ、去年のお札を返すのを忘れたな。日を改めて行くとするか。帰りがてらサービスエリアで衝動買いしたCDが「佐々木功VS水木一郎」の言わずと知れたなつかし主題歌。
着物姿で運転して追い越し車線を130km/hオーバーで走っている時に、車内に流れている曲が「マッハロッドでブロロロ・・・」というのもなんだか微妙である。
帰ってきたら新しい仕事の話しなども舞い込んで、いよいよ世の中再起動なのだなと思いつつ一日が終わった。

1月6日

先日よりちょっとアイドリングの時の振動が大きいことがあるなとは思っていた。が、昨日高速をのんびりブロロロ・・としていたようにちゃんとそれなりに走っていたので、あまり気にしていなかった。
そして今朝である。出かけようとしてエンジンをかけたらなにやら振動が異様に大きい。エンジンの音が明らかにおかしい。そのまま踏み込んでみてもほとんど走らない。思い切り踏み込んでも遊園地のゴーカート以下。こりゃあ1,2気筒死んだな。公道に出てしまった以上戻らなくてはならないわけで、ハザードを出しながら後ろを確認しながら車列が過ぎた頃を見計らってトロトロ・・と戻る。ようやく車庫入れしてディーラーに電話。
点火系臭いですねと言いながら引き取られていった車を見送って数時間。原因はイグニッションコイルの不良だったとのこと。一応保証期間内だったので修理代はかからなかったのは幸いか。
それにしても、これが高速走行中に起きていたらと思うとゾッとする。昨日無事に走り回って家までたどり着けたのは運が良かったというべきか、お札の御利益というべきか。

1月7日

恥ずかしながら今の今までボーリングなるものをやったことがなかったのだが、本日、誘われるまま初体験となった。初めて見るレーンは思ったより長い。適当に取ったボールは想像以上に重い。こんな物投げるのか?と思いながらもとにかく放ってみると滑る滑る。ほとんど回転しないまま滑っていくではないか。
しかし当たらない当たらない。子供同伴ということで、ガーターにならないような柵が設けられていた事にも助けられたけれども、1ゲーム目は88と、なんだかミドルイーストのどこかの外人部隊のようなスコア。勢いに任せた2ゲーム目はボールを変えたのが幸いしたのか、いいかげん肩がだるくて適当になったのが幸いしたのか何となく倒れだして、10フレーム目で直球ど真ん中でスプリットにもならずに3連続ストライクという冗談みたいなことがあったおかげで130。最後はビギナーズラックだな。

1月8日

だらりと一日。だるくてつい掲示板巡りにでかけて現実逃避しながら軽くタイミング図を書き始め。

1月9日

ファミレスばっかりじゃ何だよねと、近所のちょっと小粋なところで食事。最近ちょっと仕事が停滞気味。確定申告の準備でガタガタしていたということもあるのだけどもなと思い返して日誌を読み返していると、書いてないことも含めていろいろやってるな。これではちょっと位疲れが出ても仕方ないか。なにせ築○十年の体でもある。せいぜいいたわって使ってやることにしよう。

1月10日

休日にしたいところだが、妙に気ぜわしい。やらなくてはならないことを少し整理したほうがいいな。

1月11日 古巣の関連会社に打ち合わせへ。やっている事業も懐かしい。古巣でよく見ていたものだな。それにしても「あれ?」「あれ?」という位知り合いに会う。話しを聞いたら退職した後でずいぶんといろいろなことがあったらしい。毎月給料が出てなにより大きな看板背負っていて、それなりに昇進もするというのは安心感としては大きいと思うこともあったけれども、実態はかなり厳しいものだったようだ。
隣の芝はいつもGreenConditionか。

1月12日 ちょいとコケてしたたかに体を打った。久しぶりだな、こんなに痛い思いをするのも。

1月13日 昨日より痛みが増している気もする体をひきずって打ち合わせ。あれやこれやと忙しい日々になりそうだ。仕事がスタックしていきそうな感じなので、少しプライオリティ付けが必要だな。

1月14日 そういえば、昨年頼んでいたCD-Rがまだ届いてないなということで昨日依頼先に電話。想像どおり、年末のドタバタで行き違いになっていたらしい。既に金も送ってあるし、とりあえず急ぎでお願いしておいたのだが、その返事が今日。今日出荷して明日着とのこと。さすがに早いな。
ついでにサイプレスからもあれこれと出荷の連絡が入ってきた。やっと本格的に年明けか。
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1月15日 ノロウイルスとやらが話題に上っている。聞けば実はそれほど珍しいものでもなくて、一般人もごく普通に感染していたりするというものらしい。どうも症状を聞いていると、この冬に流行った、いわゆる「お腹に来る風邪」に似ているような気がするな。
というところで、いきなりUSBハブが不調である。いろいろいじったけれどもデバイスの認識で失敗するあたりを見ると死んだか。買ったばかりなのだけどもな。修理する気力もないので、以前使っていたのをもう一回再登場願う。恐らく電源まわりだろうと、ACアダプタを使ってセルフパワー駆動に切り替え。しばらく使っていたが調子は悪くないようだ。しばらくこれでいってみるとするか。

1月16日 Mac mini。格好はなるほどMacだな。58590円なりという値段も昔のあこがれだった時代からすると夢のよう。
だがしかし、これを欲しいかと言われると「くれるなら貰う」という以上のものではない。デザインは良い、格好良いとも思う。でも、何かが違う。あまりにも確固たる自分の世界がある製品だからかもしれないけれども、どこかよそよそしい、取り澄ましたような冷たさを感じてしまう。結局貰ってもそこらに転がっているだけになるのか、あるいは単なる音楽か映像プレーヤになりそうだ。(そういう使い方でも良いような価格帯ではあるが)
まぁ、元々Mac自体がApple][などとは逆のクローズドなシステムと言うことで始まったものでもあるし、内部に近づくほど硬くなるというのは文化というものか。

1月17日 昨年来延々と遅れていたEVAL1とPROG1の第一陣が到着。第二陣が来ないと全然数が足りないのだけども、送ってもらえたのだろうかと思っていたら、どうやら日本には上陸しているようなので、そのうち到着するだろう。

1月18日 USB周りをテストしているのだがどうにも動きが変だ。とりあえず盗聴している状態で受信できた振りをさせているのだが、やたらとCRCエラーとなってしまう。波形を改めてじっくり見てみるとどうも波形がヤバくなっているようだ。確かに盗聴用でT分岐も結構長いしなぁ。もう、これ以上盗聴モードでテストするのは無理だな。
ボチボチ直結モードに移るとするか。

1月19日 ちょっと「お呼ばれ」してNECの78Kシリーズの話しを聞く。シリーズ名はさすがに耳にしていたけれどもそっち方面で使われるもので、こっちとは無縁だろうと思っていたのだが、どうもそういうことでもなくなったらしい。そういえば、秋葉原はファーストポイントとやらでも1万円位で簡単なキットを売っているようでもある。製品自体はそれほどとんがっていたり、怪しい雰囲気が漂うこともないという意味では普通な8ビットワンチップマイコンという感じだが、現在まだ公開されていない事でもいろいろと面白い事を考えているようでもあるし、ちょっとWatchしていくかというところ。

1月20日 納期一週間強の特急仕事となってしまったが、相変わらずのスロースターター。
排気量が少ない車にも似て、ある程度速度が上がっていけばそれなりだけどそこにたどり着くまでが大変という、いつもの調子。こんな調子で本当に大丈夫だろうか。いつものことだ。何とかなるだろう。

1月21日 再び古巣にお邪魔。ほとんど同窓会だな。「いやぁ、その節はどうも失礼をいたしまして・・・」
というところで、帰ってきてから現行着手。さすがに分量が多いからなぁ。

1月22日 原稿書き。とにかくどういう方針でいくのかで悩むのがいつものパターンである。昔原稿用紙で書いていた時分には、頭の中である程度決めてから一気に書くということもやっていたのだけども、どうもワープロだのエディタだのを使い始めてからというもの、すっかりスタイルが変わってしまった。
そういえば、小説家などでもやはりそれぞれのスタイルというものがあるらしい。志茂田lな方は確か録音機(私が聞いた当時はカセットテープレコーダ)で思いついたフレーズなり、ストーリーなりを口述記録しておいて、後からテープ起こしをするのだと聞いたことがある。「○○の壁」は読んだことはないけれどもインタビュー式らしいけど、第二弾、三弾も同じなのだろうか。
私の場合、とにかく思いつくまま書く。キーワードが頭に浮かんだらテキストの下の方にでもメモ書きしておく。とにかく進めておいて、じっと読み直して考えてとやっているうちに何となく流れの良いルートがみつかるので、そこに今まで思いついていた事を一気に流し込む。このルートが見つからないと本当に塗炭の苦しみとなるわけだ。
さて、今回はというと、何とか本流につながる支流くらいは見つかったという感じ。あと一週間。追い込みだな。

1月23日 袋詰めのまま放置状態だった日経ビジネスを開いてみると、企業の手持ちキャッシュがふくれあがっているとの記事。大手の4割が無借金経営で、今年は5割に達するだろうとのこと。言うまでもなく一般家庭では預貯金取り崩しなどで内部留保分は減少方向なので、要するに個人から企業に金が流れる一方で還流されてないということであって、いくら銀行に金をつぎこんでも金巡りが良くならない道理である。ならばと法人税を引き上げて国で吸い上げて公共事業・・といっても結局受注した企業に金が留保されるだけなのも目に見えている。
行き着く先は「富の寡占状態」で、空の上をお金が飛び交うだけか。それではあまりにも寂しい世の中だ。


1月24日 運悪く愛用していたマウスをコンクリートの上に落としてしまった。割れたりはしなかったのだが、ボタンのクリック感が無い。試しにつないでみても、全くボタンを受け付けない。とりあえずマウスカーソルは動くし、機能的にはスイッチ部分が駄目になっただけのようだ。
一回捨てようかと思ったのだが、せっかくのオプティカルマウスなのだしと、お約束の分解。
ボタン部分を見ると、特に機構的におかしくなっているというものでもないようだ。つついて見ていたら、なんとスイッチそのものが押し込まれたまま固定されたようになってしまっている。たぶん中で折れたかどうかしたのだろう。
それならスイッチを交換すれば良い話しだが、果たしてこんなスイッチは転がっているのだろうか。何気なく目にとまったのが、PS/2コネクタのピンが折れてしまったPS/2マウス。蓋をあけて基板を見るとなにやら似て臭い形状のスイッチである。色は違うのだが、大きさといいかたちといい良くにている。
どうせ駄目で元々と、基板から取り外して交換してみる。比べてみたら全く同じといって良い大きさ。交換しても、当然のようにぴったり収まる。そのまま再組立。
なんだ、何も問題なく動いてしまった。なるほどね、この世界はこういうものなのだな。

1月25日 原稿ダッシュ。ペースを引き上げてやっと大きい山を越えてきた。これで分量としてはほぼ大丈夫なところまでたどり着ける見込み。しかし少々ヘバり気味。

1月26日 ラジオで耳にした環境税。環境税を導入すればCO2の削減効果の高い方にシフトする」というのと「税収で森林保護だの、環境負荷の低いものの開発に」だのといかにもお役所の好きそうな美辞麗句。でも、自動車で考えると環境税を導入することで、使用頻度が減るのだと言うけど、金額はリッターあたり1円ちょっとでしかない。この位だと安いスタンドを見つけた方が良いということになるだろうから、前半部分はもろくも崩れ去る。さらに後半部分はいうまでもなく無駄遣いを削って捻出すれば良いだけだ。
さて、車でCO2を減らしましょうというと出てくるのがハイブリッドだけど、そんなものにホイホイ買い換えられるはずもない。それにプリウスのGツーリングセレクションでも10・15モードでリッター30km。ところがギッチョンチョン(死語)で、普通の軽自動車でもリッター20km程度はいく。MTなら30km、CVTでも25km近くはいくものもある。
しかもストップ&ゴーが多く、チョイ乗りも多々ある日常の足だとプリウスもせいぜい12km〜15km程度らしい。でも、我が家の軽(2WDのトルコン式AT)で雑な運転繰り返しても12〜13kmは普通にいく。これがCVTだったらもう少し良い値をたたき出すだろう。つまりはプリウスだろうと軽のCVT-ATだろうと実用レベルでは大差はないのだ。ひょっとしたらMTなら逆転も可能かもしれない。
当然製造や破棄に掛かる負荷は軽ATの方が遙かに軽いはずだし、車両価格の面でも税金の面でもお財布にやさしいのだ。
ついでに言えば、道路網を整備したりしたら、余計交通量が増えてせっかくの削減効果が薄まるのではないのか?
でも、そんなことは口が裂けても言わないのだ。何故?

1月27日 とりあえず某マイコン用のサンプルが動作。あまりにも単純でこんなものでいいのかとも思う。なにせ、やったことと言えばGUIでポチポチやってちょっとコードを書いただけ。どういうCPUアーキテクチャなのかとか、レジスタマップがどうなっているかなど、全く知らないのだけど、目の前でそれなりに動いている。こうなってしまうと、CPUなんて何でもいいだろ!ということになりそうだけど、やっぱり何か一回トラブったらそれだけじゃ済まないかな。

1月28日 とりあえず原稿のPart1を仕上げて送付。夜の夜中に一瞬で送られるというのが良いところだ。寝静まった家の中の仕事部屋でちょっとした乾き物をつまみながらビールで一人晩酌。横ではTVが何か叫んでいる。
さぁ、明日からPart2だな。

1月29日 いろいろと物を買ったりするとやたらと溜まるのが梱包材である。とにかく梱包材といえば空気のかたまりのようなものであって、かさばるというのが当然のこと。
さて、厄介なのが捨て方である。この膨大な量の梱包材。捨てようとすれば萌えない・・じゃない燃えないゴミなのだが、一瞬で袋が一杯。オマケに中身は空気だらけとくるわけで、まるで空気を捨てているような状態。となれば、次善策は「使ってしまえ」というもの。どこかに物を送らなくてはならないときにチャッカリ流用。これはりっぱなリサイクルどころかリユース。それがたどり着いた先でまた利用されれば、これまたリユース。ただ、最後の最後ではゴミとなるわけで、ここで初めて破棄のためのお金がかかる。
これは新手のババ抜きか?

1月30日 振り込め詐欺のグループが数年間で集めに集めた金が200億円だそうだ。やったことはもちろん犯罪だが、よくもここまでと思うほど悪いこととなるととたんに知恵が回るものだ。
悪事をはたらくときの方が脳味噌が活性化するのだとすると、ボケ防止には悪戯をしよう!となるか。私も将来はホームのベッドの上からハッキングでもしてみるとするかな・・・って、それじゃまるで老人Zな世界か。

1月31日 久しぶり、ずいぶんと久しぶりに髪を切った。実は前回もらった割引券の有効期限が切れる直前だったというセコい理由もあったりするのだが。いつもの担当・・と言いたいところだけども、すれ違いが多くて前回は9月でしたねと。もう少し短い間隔でいけるようにしたいものだな。