2005年7月
7月1日

デバッガを考えてみている。レジスタダンプとか変更とかはスタックをちょっと悪戯するだけなので別段難しいことも無いのだが、問題はステップ実行やトレース。これがシングルステップ割り込み機能のあるものならば比較的単純である。たとえばx86であればフラグを一個立てればシングルステップになる。(もっとも、86の場合、他の割り込みが入ってきたときに、割り込みの中までシングルステップしに行こうとするので、ちょっとした小細工が必要になるのだけれども)
では、そんな機能の無いものではどうするのだろう。昔々のCP/MのDDTでもシングルステップくらいできたよな、そういえば。結局ジャンプ/ブランチ/CALL系な命令は命令をデコードして両方の飛び先にソフトウェア割り込みの命令でも置いて、飛んできた先で元に戻して、プログラムカウンタは双六のごとく「1つ戻る」するくらいか。とりあえず時間があればやるだけやってみるかな。

7月2日 仕事が一つ片づいたので部屋のガラクタ類の始末。とりあえず使わなくなったレーザープリンタを処分すべくハードオフに持っていったら「お値段0円となってしまいますが」とのこと。それなら市のリサイクルコーナーにでも放り出した方が良いかとも思ったけど、どうせ土日は休みだろう。まぁ引き取ってくれるならそれでもいいやと進呈しておく。
そういえば、レーザープリンタもDELLのLaser Printer 1100が$99とかいうのだから、こんな中古のレーザーに値が付かないのも当然か。$99で600×600dpiで15枚/分のレーザープリンタが買えるというのは、水道理論的には正しいのだろうけども、これだけの図体したものの筐体作って、基板作って、プラスチックなカバーやら機構部分作って、レーザーのためのプリントエンジン部分があって・・・それで組立やって試験して出荷して売値で1万円というので、一体利益はいくら?納入している側の利益は?等々と考えてしまう。
プリンタの中のCPUがワンタイムでなければ、このCPUボードを引っぺがして工作するとかいうのもありになるのか?

7月3日 朝から頭が痛い。肩凝りから来るような痛みでもなく、とにかくジーンとくるような痛み。ちょっと疲れているのか。風邪を引きかけたのか。とりあえず昼まで寝ていたけど治らないので頭痛薬を飲んで、横になってNANAの8巻を眺めているうちに薬が効いてきたのかウトウトと。変な夢を見てハタと気が付いたら17:00。とりあえず治った模様。少々ストレス溜まっていたところで一件片づけて気が抜けたかな。とりあえず次の回路修正に着手。まぁ、これも明日位には終わるだろう。
19:30になって選挙だったことを思い出して行く。もう〆切間際だというのに、何人も来ているのだな。定員2人のところに立候補者が3人。これじゃ投票前から結果は見えてるよな。

7月4日 ちょっと体が重い。夏ばてということもないだろうと思って何気なく乗った体重計。BMIからすれば全然無問題だろうけども、自分的標準値より+2kg。自分的ベスト値より+5kgか。ちょっと増加だな。気をつけよう。

7月5日 こりゃあないだろうというのがいろいろある。とにかく要領を得ないことこの上ない。まぁいいやと原稿書き。それにしてもなかなか本題にたどりつかないな。スタートが遅いというのはいつものことではあるのだけれども。
突然のまとめ注文。そんなに大量に在庫しているわけではないのだが、まぁ在庫があればそこかしこから引っ張ってくることはできるけれども。

7月6日 こりゃあないだろうというのがいろいろある。とにかく要領を得ないことこの上ない。まぁいいやとちょっと頭のクールダウンを兼ねて原稿書き。それにしてもなかなか本題にたどりつかないな。

7月7日 世間では一応七夕ということらしい。でもやっぱり太陰暦でやらないとな。梅雨のまっただなかの七夕も無い物だろう。
というところで、またまた原稿に没頭状態。すっかりフリーライターだなこりゃ。

7月8日 都内某所にでかける。相変わらず重たいノートと言えないようなノートPC。このレガシーポートがしっかりフル装備だというのは自宅で用途では必須の要件だけども持ち運ぶ時はとりあえずエディタとツール類が動いてくれればそれで良いわけだ。といいつつ広告を眺めてはまぁ、この次でいいかとつぶやくのだった。
出たついでだったので、帰り道にちょっと寄り道。そういえば以前某所で緊急避難的に買った安物の革靴は底が剥がれ始めてボロボロ。デザインも気に入ってないしで、そろそろ捨てようかと思っていたんたっけと、ちょっとわかりにくい場所にある靴屋を何年かぶりに訪れてみた。すっかり内装もレイアウトも変わった店内で、ちょっと良さそうなものがそこそこお安くあったので衝動買い。

7月9日 ちょっとしたボードが届く。とりあえずツール類をインストールしてから、チュートリアルに従って動かしてみたのだが、動かない。良く見ると「○○を設定してください」という書き方がしてあるのだけど、その「○○」の説明がないし、メニュー類を探索しても出てこない。あちこちを渡り歩いたら○○はプログラム名だった。

7月10日 最近アナログ的な部分が出てくるとあぁ、PSoCでやらせてしまおうという頭になっている。単電源動作のRail-to-RailのOPアンプでPGA×4個+基準電圧というだけでも個別OPアンプなどよりもお気楽である。
フィルタを組んだりすればもう元は取ったようなものなのだが、これを他社のマイコンのデモボードなどとつないで単なるアナログ部品のような顔をさせておくというのは少々気が引ける。仕方がない、このときは諦めてLM324あたりの安物4個入りに頑張ってもらうとするか。

7月11日 とりあえずLM386でスピーカでもつなぐかということになった。昔買ったことがあったようなかすかな記憶があるので、パーツボックシズ(一応複数形のつもり)を漁る。出てきたのはいつ買ったのかわからないような、ビニル袋に入ってホチキス止めされたままの386。何かで使おうと思って買ったんだよな、たぶん。既に買ったときの自分は別人モードなので、一体何を考えていたのかは分からないけれども過去の自分から今の自分へのプレゼントだったのだと勝手に解釈して開封してブレッドボードでテスト。
何となく動いているようだからこれで良いのだろう。

7月12日 ところで、筑紫哲也が着ているシャツがどうしても工場の作業着に見えてしまうのだが、あれはやっぱり本人のキャラクタによるものなのか。。

7月13日 障害者自立支援法とやらが成立したらしい。自己負担1割というけれども、今の作業所などでの収入が月1万円以下なんていうのがまかり通っているという事実を知っているのだろうか。収入を得られるようにする必要があるなどと言っているけれども、自己負担云々を言うなら、まずそちらを何とかすべきではないのか。どう考えたって順序が逆さまだろう。養護学校も、福祉施設の一つも見たことのないような連中の脳内障害者を前提に法制度が決められるのだな。

7月14日 千葉方面まで遠征。なんだかんだで片道3時間の道のりでとにかく疲労感一杯である。3kg越えというヘビー級ノートPCを持ち歩くのもそろそろ限界という気がしてくる。
軽量でバッテリ駆動時間もそれなりということだと、やはりPanasonicか。ファンレスのようだけども、果たして本当に放熱は大丈夫なのだろうか。もう少しいろいろ調べてみるとするか。

7月15日 再び千葉方面へ。やっぱり辛い。重いぞこれは。とにかく原稿は仕上げないとまずいのでとにかく片づける。GUIは便利なようだけども、どうしてもキャプチャしなくてはいけない画面が多いのは難点か。Windows入門本みたいなものでのページ数稼ぎには便利ナノだろうけど。
帰りに乗った電車内で隣に座った中年女性。いきなり何か取り出したと思ったらベビースターラーメン。いきなりバリバリとよどみなく食べ続けるその姿に、よほど腹が減っているのだろうと同情しつつも、それなら他にさっさと食べられるところなんていくらもあるだろうとそっちの意味でも同情モード。

7月16日 一息。と言いたいところだけどもそうもいかず。ちょっと息抜き兼ねてノートPCを眺めにいったが、Panasonicのデモ機は結構熱い。キーボード左側やらタッチパッドがこれくらいだと長時間使い続けるのはちょっと厳しいかな。古巣メーカーのDynabookも良さそうな感じもしてくる。でも、発売して半年たっているようだし、そろそろモデルチェンジかな?

7月17日 そういえば、健康保険税とやらを払えといってきたいたな。良く次から次へと人が一生懸命細かい利益を積み重ねた中からむしり取っていく物だ。これで医療費3割負担とかいうけど、はっきり言ってこれなら健康保険など入らずに、全額自費負担していた方が遙かに安上がり。あまり使わない人の保険税は割り引く位の芸の細かさがあっても良いんじゃないだろうか。

7月18日 とりあえず原稿一本仕上げ!ということで、続いて来るのはあっちか。こっちの大物もまだあるな・・という具合ですっかりライター稼業である。メールで原稿一式送って、物は明日発送だな。
そういえば、男性特有の体臭が云々とかこの前目にしたなと思って探したら、去年のライオンの発表だったのか。ここで、しつこいように「女性が不快に感じる・・」と書いているのはここでやり玉にあげられているアンドロステノンとかいうものが、男性にとってはさして不快に感じるものではないのに女性にとっては非常に不快に感じる臭いということで、性差がくっきり出る物であるかららしい。
と、ここまでは良いのだけども、果たしてこのアンドロステノンの臭いというのはやり玉にあげてせっせと対策しなくてはならないような類のものなのだろうか?アンドロステノンを散布した椅子を用意すると、そこに座る女性の数は有意の増加を示したという実験結果もあるようでもあるように、これは一種のフェロモン。ここでは硫酸塩の形で分泌されて分解されるとか言っているけど、フェロモンであるなら、体内で合成されているものなんじゃないだろうか?
この時点では来年春、つまり今年の春にはこれに対応した男性向け制汗デオドラント剤を出すとあるから本当ならとっくに出てる筈。ライオンだとVANならぬBanの男性用ロールオン(ここからメニュー選択)がそれだろうか。発売以来40年、人気のロングセラー商品とか言っているけど、今まで見たことがないのだけどもな。改めて探してみたらどうやらこっちだったようだ。
制汗グッズマニアと化しつつある目にも確かに記憶されているデザインだな。テスターでもあったらちょっと使ってみるか。

7月19日 いろいろと厳しい状況。参ったけど、やるしかないので、とりあえず着手。つまらないことで延々と悩んでいた自分にちょっとあきれ顔だけども、とにかく出来るという目処は立ったので、これで良しとしよう。

7月20日 悪いタイミングでいろいろ集まるものだな。ちょっとお怒りモードに入ってしまった。最近暑さも手伝ってかちょっといらつき気味か。「GABAチョコレート」でも食するとするかな。
7月21日 やってしまった大失敗。うっかりライト消し忘れでバッテリが上がってしまった。自宅だからまぁ対処しようと思えばバッテリ外して自作の電源からタラタラと充電してやっても良いのだろうけども、とりあえずディーラーに電話して泣きついてエンジンをかけてもらった。
車乗り始めてから初めての失態に、我ながら苦笑。しばらく近所のコンビニのだだっぴろい駐車場でおとなしくアイドリングしてから有人スタンドに行って給油。これでエンジンがかからなければバッテリ交換だなと思ったけれども、快調に始動。こころなしか、今までよりもかかりが速くなったように思えるのは何故だろう。少々放電気味だったのか?

7月22日 ブラック・ラグーン」の単行本を何となく買う。あらゆる物理法則は主人公に都合の良いように改変されるのだというのがこの手の話しのお約束。しかし、「NANA」と交互に読むと頭がとろけそうになるな

7月23日 おっ、来たなと思ったらそこそこ揺れた地震。余震を含めて3回くらい揺れた感じだ。そこそこ大きめで外に出てみたら停めてある車も電線もユサユサとしていたけれども、室内外特に影響は無し。不安定極まりない状態で山と積み上げられたブツの数々が崩れもせずにいたくらいで、別段どうということもなし。
都心の方はだいぶいろいろと影響が出たようだけどもTVで応えていた乗客の一人が「急ブレーキがかかった」と言っていた。ちゃんと止まったのだな。被害状況や復旧させることが第一になっている状態だけども、こういう機会に安全用の装置類がちゃんと作動したかをチェックしておくことも大事なことになるのだろう。

7月24日 某TV曲の女アナウンサーが18歳の男性タレントを深夜に呼び出して酒を飲ませたのなんのという一件で、素早い大甘な処分。これを男女入れ替えて、中年男アナウンサーが深夜に18歳の女性タレントを自宅に呼び出して酒を飲ませたなんて言うことであったなら、こんな大甘処分では絶対に済まない筈。懲戒免職になったとしてもおかしくない筈だが、何でそんなに甘いのだろう。
ところで、現場は仙台というから宮城県か。となると、当然宮城県の青少年健全育成条例とやらがあるわけで、34条はもちろんのこと、これが業務上の話しではなくプライベートで呼び出したとなると、条例の35条に触れるのではないのか。当然罰則規定もあるのだし、相手は全国ネットでそれなりに社会的立場というのを考えなくてはならない身だろう。
どこかで逆パターンの事件が起きたらどういう扱いをするのかも含めて、良くWatchしておこう。

7月25日 先日のブラック・ラグーン」を3巻まで。怖いというよりも乱暴だな。

7月26日 台風接近ということだったが特に暴風雨という感じでもなく。夜になってそれていったようだ。目立った被害も無くひとまず安心か。

7月27日 台風一過の青空ならぬ猛暑という感じ。用があって出かけたものの早く着きすぎたのでちょっと車で走っていたら、「杉並アニメーションミュージアム」とやら。入ってみたら無料だった。中は展示物も少なくて、正直言ってそれほど面白いものではない。既に学校は夏休みなのだろうが、人影もなく、貸し切り状態である。上の階に上がったらDVDを無料で視聴できるブースがある。用意されていたタイトルもごくささやかだけども、前からちょっと気になりながら見る機会を逸していた「青の6号」があったので借りて視聴。DVDではなくPC(HPで、「MADE IN TOKYO」のロゴシールが面白い)+液晶ディスプレイ。あぁいかにもデジタルっぽいなと思いながらも1話と2話を眺めたところでちょうど良い時間。

7月28日 シャトルの補助ロケットの耐熱タイルか何かが脱落で、原因が分からないとか言っている。共振じゃないのかい?と思えて仕方がない。それにしてもろくな整備もしないままでお気楽に行ったり来たりできてしまう宇宙戦艦にはまだ遠いな。

7月29日
部屋で長年使ってきた16cmバックロードホーンスピーカ。吉祥寺に住んでいた頃に作ったもので、かれこれ○十年ものの箱。当初はUP163がはまっていたのだけど、コーンを傷つけてしまったのを機会にFE165に交換。そのFE165のエッジ部分がいい加減ヘタってきたようで、コーンの周辺部分に黒いシミのような物が浮き出ている。
いいかげん交換すべき時期に来たようだ。FOSTEXのサイトを見に行ったら、オンラインショップでユニットも買える模様。秋葉原まで行く時間と交通費を考えたら妥協かと、とりあえず買ってみることにした。ところで、オンラインショップのキャンペーンで7月末日まで、8000円以上買うとオリジナルロゴバッジが貰えるらしいのだけど、今日の夕方は果たしてどういう扱いになるのやら。
とりあえず試し買いでユニット交換して、具合が良ければ昔からちょっと気にはなっていたツイータを追加するかな。オーディオマニアという程でもないから、ネットワークを省略して、小口径のフルレンジを密閉箱で使うなんていうのも嫌いじゃないのだけども。

7月30日
使っていたCDレシーバの音が突然でなくなった。ヘッドフォンをつないでみるとちゃんと聞こえるので、パワーアンプ段か。両方一度に聞こえなくなるというのは故障というにしてもちょっと考えにくいなあlとも思ったけれども考えたらこいつはデジタルアンプで、2チャンネルが1チップだから壊れてもおかしくはないか。
ちょっと開いて中を見てみたらヒートシンク兼構造材なアルミ板が結構な熱さ。A級でもあるまいに無音状態でこんなに熱いのはちょっと変じゃないのかなと思いながら観察して終わり。確かこいつは音質改善改造が流行ったタイプなので、回路図もどこかにアップされていたと思うし、たかがアンプ位自分で直せと言われそうだけども、最近こういうものを自分で修理しようっていう気力が出ないな。
明日修理にでも持っていくか。
それにしても、何だってスピーカを頼んだ直後に壊れるかな。

7月31日
とりあえず修理依頼。でも、修理があがってくるまで無音というのも寂しい。手作りな3極管A級シングルなんていう真空管アンプもあるけども、熱いし、チューナーも捨ててしまったのでラジオも聞けない。何か手頃に音が出る物をと思ったけども、CDレシーバというカテゴリの物がほとんど無い。KENWOODで4万円なりというものがあったけど、実物を見たら結構大きくて重い。
いくつかの店を回遊していたら、特価5000円なりの日立リビングシステムのマイクロコンポを発見する。スピーカは不要だけども、この価格のラジカセというのも少ないしな。実験用スピーカなりとしていずれ役に立つこともあるだろう。
帰ってスピーカをつないだらなんだか音が大きい。ボリュームをゼロにしても結構な音。さすが某国製などと笑いつつも、こりゃあまずいだろうと店に持ち帰って店頭品を店員とチェックすると、やっぱりそんな間抜けなことはない。返品交換する。
さすがに平板な音だけども、BGM用として5千円なりという価格からすれば上出来だろう。
なんだか久しぶりにアンプも作ってみたくなってきたな。今ならSpiceもデジタルオシロもあるんだよな。入力用のテストオシレータはやっぱりPSoCか?