2005年10月
10月1日

原稿のための回路図などを書く。相変わらずWord図で書いてしまっているのだけども、今回は少々回路図らしい部分もあったりで、ちょっと面倒。

10月2日

メインの図に続いてPSoC内部ブロックの図。簡単といえば簡単なのだが、ここに行き着くまでが大変。ちょっと茶目っ気で、フィルタして全波整流というつもりで、フィルタの入力のモジュレータを動かしてやったら、全波整流してフィルタになってしまったようだ。カットオフ周波数近辺の正弦波を入れたら、まるで周波数てい倍回路。何かに使えないかな。

10月3日

眠い。とにかく眠い。このところの気温変化でちょっと調子が狂っているのだろうか。〆切に間に合わせれば良いとはいえ、これではちょっと厳しさ倍増なのだが。

10月4日

先日いささか気分の悪いことが発生。まぁ、悪いのは自分とはいえ、相手のやりくちにも少々いただけないところがあって、どうにも消化しきれない気分の悪さだけが残る。消えかけていたのに、何故か今日の夜中になって思い出してしまって、むかむかと来る感情を堪えていると何故か眠くなるのだな。怒るのには向いてない性格なのだろうか。

10月5日

どうも、むかつきが今ひとつ抜けきれない所に、朝っぱらから飛んで火に入るセールス電話。ちょっと気は引けたけども、まぁ頼みもしないのに勝手に電話を掛けてきた罰だ、ちょっと付き合っていただこうかねということで、少々当たらせて頂いてしまった。しかしノリの良い兄ちゃん、本気で食ってかかってくるのが面白い。最後は「っせーんだよ!」と、最初の馬鹿がつくほどのご丁寧な口調からは一転して切れた。ところでね、貴方のバックでいろいろな人が電話をかけているのが聞こえていたってことは、貴方の声も他の電話先に聞こえているんだよ。

10月6日

とりあえず原稿書きなのだが、なかなか進まない。簡単だと思っていた原稿なのだが、書いていくと思った以上に難しいのだ。当初の考えからどんどん外れていってしまう。これはもう一回仕切り直したほうが良さそうだ。

10月7日

無線関係で、その道ではそれなりに有名なJA1KSOさんの「アマチュア無線活性化への提言」。長い間、ずっとモヤモヤと、何かおかしいのではないかと思っていた事柄をはっきりと言ってくれた気がする。
自分が高校生や大学生の頃に何をしていたかというと、夜な夜な、確かにつまらん話しばかりしていたが、それでもACコードや竹の棒きれを使って変な形のアンテナを自分で考えて作っては壊しをしてみたり、当時やっとこさ組み上げた8ビットなマイコンボードを無線機に繋いで有人とプログラムの伝送実験をやってみたり(失敗だったけど)、TVのディスプレイ化改造の相談をしていたりと、一応「素人技士」っぽいムードではあったのかなと思いながら眺めていると、確かにJARLの取り組みはすべからく個人的な研究や実験を拒絶しているように思えてくる。これでは興味を持って貰えるはずもないだろう。モシモシな無線電話ゴッコは既に本当の無線電話にとって替わられてしまっているのだから。

10月8日

一足前に届いたトランジスタ技術。パッと見て・・あっ・・・矢印の向きが反対だ。まぁ、他の図は合っているからミスだと分かって貰えるだろう。
特集の「やってはいけない」でアルミ電界コンデンサの逆接続が出ていた。寝ぼけてシルクを逆に打ってしまうとやらかすのだよな。爆発は昔のは良くあったけど、今はベント機構があるので、そこまで圧力が上がる前に弁が開いて中身が出てくることになることもある。
リプル電圧やら、リーク電流が減っていくという下りだけども、これは中で何が起きているのかっていうあたりに触れて欲しかったような気もするけど(話しとしてはそれなりに面白いから)、限られた面積での説明だとこの位で切るしかないのだろうな。

10月9日

何となく古着屋を巡っていて目に留まったウールなセーター。襟周りの形がちょっと面白い。手にとった手触りどおり、ウールとナイロンの混紡である。買うかどうかしばらく悩んでは当ててみて、しばらく歩き回っては考えてと繰り返しながら結局足はレジへ。ついでに途中で目に留まった幅広で大きめ金具付きのベルトも一緒に衝動買い。

10月10日

腫れの得意日というのに雨。何となく値段に釣られて、ビールから発泡酒、そして雑種の類とグレードダウンしていた。夜中に一人静かにグラスを傾けた後に寝ていたのだが、どうも飲んだ翌日の目覚めが悪い。ずいぶん弱くなったものだと思っていたのだが、前日何となく手に取った「冬物語」。原材料は麦芽とホップという清く正しいビールである。これを昨日見かけたので買ってきてビスタチオで晩酌。
何故か翌朝の目覚めが良い。あまりの違いにこれは気のせいかと昨晩また試してみたがやはり同じように具合良く、気持ちよく目が覚める。小細工したビールモドキ飲料は体に対する負荷が大きいのだろうか。
しばらく麦芽&ホップ路線に戻ってみることにするか。

10月11日

原稿2本を同時進行の追い込み。とにかく書くことがなくて頭を抱えているのだが、とにかくかの淀川長治さんの教えに従って、頑張ることにする。夜中ほぼ完成。明日詰めをやって終わりかな。

10月12日

原稿完成。あとはメール添付で送付である。以前はここで郵便で送ったりといろいろあったのだけど、楽になったものだ。
一息ついて何となくCQ誌を久しぶりに買ってしまった。かつての厚みは見る影もなく、広告一覧のリストも目に易しい大きい文字。アマチュア無線人口もかなりの減少方向だという。携帯電話の普及などがあったためとも言うけれども、実は米国あたりだって同じ状況なのに増加傾向というのだから、これはもっと根本的な所にあると見るべきだろう。
一番大きな間違いはアマチュア無線というものを「交信」に絞りすぎたためではないかと思う。無線機を買ってきて、アンテナを付けて、モシモシしましょうというのは確かに一つの方向だけども、アマチュア無線”技士”であってアマチュア無線”通信士”ではないと考えれば、電話ゴッコすることだけが目的のようにしているのはおかしい。無線通信の技術に興味を持って自らいろいろやった結果として相手との交信が成立したという、その過程こそが本来の目的だったのではないだろうか。
過程をないがしろにして、最後の結果だけつまみ食いさせれば離れていくのは当然だろう。なにせ、親しい仲間とは携帯電話で話す方がよほど簡単で確実なのだから。
過程を楽しむ事を忘れた趣味は趣味ではない。

10月13日

さて、しばらく放置だった連載原稿にとりかかる。物が出来てからしばらくたってしまうと、冷めてしまって次の事をついつい考えてしまうのだ。これもできるならアレもできるだろうかと思考実験して、何となく気になってExcelで簡単なモデルでシミュレーション。考えたら回路シミュレータはあるのだから、これでやっても良かったのだな。

10月14日

ふと立ち寄ったアウトレット・モールで吊されていたジャケットに目がとまる。さして高いブランドでもないので元値もそれなり。下げられた価格はユニクロのひとまわり上程度だけども、ちょっと珍しいデザインと色あいに惹かれて着てみたら、サイズもあっているし、着心地も悪くない。なかなかこういうのは無いなと思ってそのまま衝動買いして着ていくことにした。
しかし、大したものではない筈なのに、鏡で見るとインナーが負けてしまっていて、あまりにも安っぽく見えてしまう。この落差はいくらなんでも酷いな。中のシャツ類も買い足さないと駄目ということか。

10月15日

連載分の図がようやくできた。とにかく今回は図を先行させないと寄り道が増えすぎそうなのだ。あとは、キャプチャ系なものなどを追加してやれば良いか。さて、本文だな。

10月16日

BGMとして、今更ながらのインスパイヤ事件のインスパイヤを流しておく。それにしても良く出来てるな。こんなものもサラッと作れるようになってしまった今のCPUの能力もたいしたものだと、ついそっちで感慨深くなってしまうわけだが。
ヴォコーダ一つ作るのに大騒ぎしていたあの頃が懐かしい。

10月17日

先日のジャケットにあわせてシャツをいつもの店で一枚購入。これならなんとか良いところかな。

10月18日

波形を取る。どうも発振器の調子がよろしくない。そろそろガタがきたかな。そういえば真空管式の高周波発振器はどこに行ったのだろう。

10月19日

銀行に行ってみたらやたらと混雑していて諦める。続いて郵便局に行ったらこっちも客待ちがたくさん。一体どうしたというのだろう。
諦めてちょっと古本屋に足を伸ばしたら、記念すべきスタートレックのTVシリーズ第一話が収録されたビデオが売っていたので衝動買い。きっとカーク船長以下の面々もずいぶんと若いのだろうな。

10月20日

ちょっと遠出。ドアtoドアで片道3時間。さすがにヘバる。道中ノートPCで原稿を書いていたが気が付くとウトウトしていて、PCはしっかりサスペンド状態へ。一緒に寝ていたということか。

10月21日

再び遠出。昨日の疲れの残りか、行きは完全に睡眠状態。気が付いたら終点である。しかし、電車でのんびり寝ていられるというのはやっぱり治安の良さの証明だ。帰りにセブンイレブンにて缶ビールを2本ばかり買ってふと棚を見たら、懐かしいポケットメイトの復刻版。将棋が残っていたのでつい購入。携帯型の将棋セットはいろいろ売られているのだけども、ほとんどはマグネット式。これは移動中に一局やって片づけるなら良いのだけど、局面の途中で中断するということが難しい。二つ折りタイプはもちろん無理だし、折りたたまないものでも、振り回すと駒が動いてしまうのだ。
その点、これは大きさも小さいし、駒は枡席にはめ込むので、途中で中断しても問題ない。前後左右に駒があると摘みにくそうだけども、下がスポンジになっているので、摘もうとすると、周囲の駒は沈み込むので、掴むのも容易。
買ってきて早速プラモデル宜しくライナーに付いている駒を切り取って行ったら王が余ってしまった。よく見たら王と玉がそれぞれ二つずつ付いている。芸が細かいな。

10月22日

免許状が来た。11台分のシールも添付されてきたのだが、考えたらこの部屋からアンテナはまだ出していない。どうするかな。とりあえずVUHFはディスコーンでも付けておくか。
あとは、HFをどうするかだな。

10月23日

アンテナを検討。とりあえず受信専門のようなものだしな。HFをどうするか等々考えることも多い。一応南向きには開けたロケーションなので、そっち狙いで短縮ダイポールというのも一手か。

10月24日

とりあえずディスコーンで良いやと買ってきたものの、SWRメータも出てこないという状況ではとりあえず受信だけか。組み立てて部屋の中で聞いてみたけれども、驚く程のノイズの嵐。周波数によってはS9どころではなく、完全にメーター振り切れ状態である。
50MHz、144MHzもやたらと振れる、振れる。困ったことに51.000だの145.000だのと、ちょうどメインチャンネルのあたりにピークがでていたりで、これは嫌がらせ?
一つ一つ電源を切ってみると、それなりに静かにはなるものの、劇的な効果はない。残る要因は・・・CATVか?

10月25日

原稿を書きながら、ディスコーンでしばらくワッチ。ノイズを押しのけて入ってくるのはトラックなお仲間か。一応コールサインを言っているグループもあるようだけども、何も言わずに延々と愛称だけというのもいる。
それにしても酷いノイズ状態だ。屋根の上にあげればだいぶ違うかな?

10月26日

遠出。高速に乗って片道5時間半あまり。途中休憩も入れたとはいうものの、良くも走ったりというところ。そのまま日帰りするには辛くなってきたので、適当に現地で宿を調達。素泊まりで結構。コンビニでビールとつまみ程度で簡単に済ませる。

10月27日

翌朝適当に目が覚めるものだ。昨晩の残りを軽く注ぎ込んでからチェックアウト。ひとまわりしてから帰路につく。日が落ちると流れが速くなるのは何故だろう。結局帰りも5,6時間程度。渋滞にはまらないのは良いことだったけども。
帰ってきたら案の定の不在連絡票。
10月28日

ちょっとデパートへ。化粧品売り場を通過で、そういえば愛用していたシェービング・ローションが無くなっていたな。しかし9割9分は女物という中でどれだけあるのかと覗いていた先のシャネル。なんだかこのローション、良い香りがするなと思っているうちに、勧められるままについ買ってしまった。アリュール・オム・スポーツ・アフターシェイヴ・ローションという、なんだか分かったようなわからないようなカタカナの羅列の付いたシールが貼ってある。
硝子瓶に入っていたけど、適量取るのが面倒そうなパッケージなので、100円ショップのスプレーボトルに詰め替えてしまった。こうなってしまうと、なんだかシャネルな御利益が感じられないな。

10月29日

古着屋のセールで、裏にファー(といってもアクリルだが)を張った革ジャン。さすがに細かい痛みはあるけど、革ジャンなんてこんなものだろう。店でちょっと袖を通してみたらこれがめっぽう暖かい。さすがに裏地一杯で、空気層がたっぷりできるだけのことはある。実は本日葉書を持っていって、1000円以上のものを1点買うと店内の商品どれでも1点プレゼントということなので、ダミーなのを1点買って、ありがたく購入。クリーニングは出さずに、着倒したら破棄というところかな。

10月30日

原稿がほぼ完成。これで終わりにしようと思っていたのだが、読み返すと最後のところがあまりにもあっさりし過ぎている感じがするので、一番大事そうなポイントだけに絞って説明を追加。気が付いてみれば、この章だけで40字詰めで約3000行。
さて、明日からは別件か。今週中に片づけないとえらいことになるな。

10月31日

先日行った先で買った土産物が届く。宅配便で出したというのではなく、名前を掘って漆を入れて乾燥までに時間が掛かるということ。
土産物屋でちょっと目にした、その昔持っていた物の銘でもある「香月(こうげつ)」さんについて聞いてみたらもうお亡くなりになられていたとのこと。
さて、そんなところで、少し変な構成高周波ミキサーのシミュレーションをしてみたの。上手く行っているように見えたのだがよくよく検討していくと、変なところで出来たスプリアスにうまいこと共振してそれらしい波形がでていただけのようだ。もう少し捻らないと駄目か。