2006年1月
1月1日

特に大掃除をするでもなく、相変わらず散らかった部屋と机の上を眺めながら0:00の時報を聞いて、今年の稿書き初め。
とりあえず正月元旦である。今年もそれなりによろしくと誰に言うでもなくつぶやきながら、早々にPHSからメールを送ってみるという意地悪テストをしてみたら、案の定つながらないが、20分ほど待ったら問題なく送信されたようだ。年賀状メールは一頃ほど流行らなくなったのか。

1月2日

たまにしか使わない高速や有料道路。でもその都度細々と小銭を用意するのが著しく面倒くさく感じる。初売りの広告を見ていたらETC車載器が9800円とずいぶんと下がっている。ちょうど一段落付いたところで店に行くと9800円なりはフロントガラス貼り付けタイプちょっと置いてみたけど、どうもガラスというのは邪魔くさい。やっぱりダッシュボードの上か。なんだか変なツノが生えてるみたいで格好わるいけども、視界としてはワイパーで隠れる部分とも大差なさそうだ。ということで、セットアップ料だの取り付け費用含めて全部でおおよそ1万5千円。
帰ってから何となく向いている向きが気に入らなくて台座のネジを緩めてしまった後でマニュアルを見たら、ちゃんとそれなりの角度に設定しなくてはいけなかったようだ。マニュアルを見ると箱の一部を切り取ってクリップをぶら下げて作る簡易的な傾きのゲージが付いていたりという具合。うるさいことを言っているように見える割にはラフなのは、使われ方を考えれば当然で、所詮は無線で、しかも人が運転して通るゲート内だし、速度も適当。おまけに通信距離もたかだか数m。車載器側だってそんなに鋭い放射パターンが得られるわけでもなし。とはいうものの、何となく気になるので、名刺用の紙と糸、錘を使って、ご指定の10度〜20度の範囲が分かる簡易ゲージを作って角度を調整。適当に目分量で合わせた程度でも何となくそれなりになったな。

1月3日

某マイコンでテスト用のプログラムを書いてみたのだが、シミュレータで動かしてみると話しがおかしい。動きからみて、この手あいのバグだろうとソースコードを眺めてみたらほら案の定。
しかしだな、こんなありがちなミスをしないでほしいな。おおかた、あっち用に書いた物をそのままコピペして修正しているうちに手が滑ったというあたりなのだろうけども。
少し動かしては動作がおかしいという繰り返しで少々呆れて、気分転換と昨日付けたETCの動作チェックを兼ねてバイパスを通ってみる。本当にゲートが開いたのを見て一安心したものの、帰りにうっかりカードを入れるのを忘れていて係員を呼び出してしまったというオマケ付き。しかし、このETCカード、車を離れるときは持って行け、乗ったら入ってないぞと、とにかくうるさい。所詮ETCにしか使えないカードなのだけども、一応クレジットだからとはいうものの、毎度毎度のこの警告はうるさくてたまらない。みんな律儀に抜き差ししているのかねぇ。

1月4日

不信心ものの初詣。とりえあずETCを試してみたいというのも兼用。やっぱりゲートをくぐるときは自動改札を通るときのように、あのゲートが開かないかもという緊張。確かに時間は掛からないけども、心臓にはよろしくないな。

1月5日

簡易版printfを某マイコン向けに移植。スタックが逆方向だったのをうっかりしたりで少し躓いたものの、とりあえず完了。と思ってテストしていたら途中でおかしくなることが続出。調べていったら、スタックが溢れて、変数領域を寝食してしまっていた。そうか、RAM少ないもんな。
仕方ないので、機能を更に絞って、関数のネストを浅くし、パラメータはグローバル変数渡しでネストのずっと下と上で共有。まるでBASIC感覚だけども、これで何とか解決。

1月6日

冷え込みでものの見事に冷凍庫が続く。この冷気を夏まで保存しておけたら、良いのにとボヤきながら相変わらず石油ファンヒーターでCO2を排出しているのだ。ところで、化石燃料がもしかつての生物の死骸だということであるなら、その当時の生物の炭素は恐らくはCO2由来で植物性プランクトンあたりに蓄えられたものが回り回ってきたものなのだろうということからすると、要するに炭素の固定化が温暖化対策なのか。安定な炭素、安定な炭素・・・・そこらじゅうダイヤモンド化したらネオジパングだな。

1月7日

ちょっと出るついでにいつものところで給油したら灯油がずいぶんな値上がりである。確か昨年までは18リッターで1080円だったのだが。まぁ、それでも新聞報道などで伝えられる価格よりはずいぶんと安いのだが。



1月8日

サンプル作成しながらの画面キャプチャで四苦八苦。途中でちょっとしくじったのを後で気が付くと、画面の端に見えるものが違ってきてしまうので、もう一回やりなおし。ごく簡単なサンプルなのに、何をこんなに苦労しているのだろうとブツブツ言いながらひたすらキャプチャ。なんだか凄い枚数になってる気がするけど大丈夫か・

1月9日

ちょっと喉が痛い。そんなに重症そうでもないので、とりあえず「のどぬーるスプレー」を噴射。しかし、思ったように当たらないものだな。いっそのこと噴霧器のようになってくれても良さそうなものだけど。

1月10日

少し運動する。日頃やり慣れていないためか少々筋肉痛。夜サンプルを作ってひたすら画面キャプチャがほぼ終わる。あと大物は文章だな。

1月11日

朝から思いっきりのだるさで、家の中を移動するのもなんだか辛い。昼前に復活したものの、今度は皮膚がひりひりする。これは熱が出たなと体温計で腋下温度を測定すると38.4℃と出た。これでは熱っぽいのも当然か。とりあえずしばらく定期的にトレンドを取ってみたけど、多少の上下はあるものの、ほぼ38.4で安定している模様である。上昇傾向には無さそうだが。これは駄目だということで、ご近所の病院へ。一応検査しておきましょうというのでインフルエンザのチェックをされたが陰性で一安心。
とりあえず、総合感冒薬にビタミン剤、解熱鎮痛剤と抗生物質にうがい薬という、恒例の5点セットが処方された。まぁ、要するに対症療法だな。抗生物質も頻繁に使うのはNGだが、まっ、年に1、2回くらいなら良いだろう。
ところで、ペニシリンって今でも効くんだろうか。

1月12日

一晩楽に過ごせたので調子に乗って少し動き回ったのが災いしたようで、午後から行き倒れ状態。だるい、ひたすらだるい。それでも、〆切というものは近づいてくるのであって、とりあえず画面キャプチャをして寝る。

1月13日

昼過ぎにやっと復旧する。今度は体を大事にしてやろう。多少のだるさは残っているけども、まぁ、休み休みでいいか。会社員だと、こうやって勝手に休むわけにはいかないから、こういうときも頑張って出かけるのだな。
最後に作っていたサンプルで一部忘れていたことがあったので、再び画面キャプチャをやりなおす。なんだか、最近こんなことばかりやっている。これでひとまず本体部分は終わったから、明日から文章で突っ走るというところ。あとはもう少し図を描きやすいものがあると良いのだけどもな。


1月14日

実は風邪な合間に銀行に行って通帳の切り替えを行った。地元の信用金庫3社が合併したということ。銀行名に加えて口座番号まで全く違う物に変わってしまうということも大いなる迷惑である。「口座番号はこれになります」などというお知らせは入ってはいたのだが。
屋号名義なので、キャッシュカードは無い。毎回毎度通帳と印鑑を持って引き出すのだが、とりあえず今年入って一発目。記帳くらいしておこうかと思ってATMに入れたら「お取り扱いできません」ときた。何事かと思ったら、係の人間がきて「通帳を切り替えていただかないと・・・」あぁ、それじゃすぐ発行してよと思ったら後ろに「切り替え専用窓口」とかでテーブルと椅子がある。「通帳をお預かりしてだいたい一週間位で・・・」ちょっと待った。その間一切引き出しも残高照会もできないということか?と聞けば「そうなります」と平然とした顔での対応である。それって何の責任もない顧客の口座を勝手に一週間凍結するということに限りなく等しいではないか。
合併なんていうのは単に銀行側の都合であって、ユーザにとっては名前が変わろうとどうしようと関係の無いことだ。同じようにサービスが継続されるというのがまず大前提であって、口座番号を勝手に変更しますというだけでもトンデモな事態なのに、そのまま継続して使わせない上に口座凍結モドキとはどういう神経をしているのだろう。
「ATMでも通帳の切り替えができます」という案内も目にしたのだが、実はまだ出来なくて、できるようになるのは2週間後になるのか、3週間後になるのかわからないのだときた。
裏方を想像すれば、新旧の口座連携のテストが期限までに終わらないので限りなく手作業なことをやって発行しようというのだろうなと想像がつく。1/1からではなく、1/10からということで、年末年始の休みをテスト期間にあてたもののトラブル続出でどうしようもなかったのだろうという推測もできる。
仕方ないので通帳を渡して預かり証を発行されたが一週間後に取りに来いという。これが申し訳ないという気持ちの片鱗でも見られれば良いのだが、まるで何かの予約販売の番号札を渡すような態度に堪忍袋の緒がAWG30くらいまで細くなってしまった。
通帳ができてきたら、最低限必要な金だけ残して預金を引き上げるかな。

1月15日

キャプチャしていた画面を見ながら原稿書き。一部自分でも何をしたのか分からない画面があったりで、もう一台の方でちょっと機動して画面をチェックするという作業の繰り返し。それにしてもGUIな世界になってからというもの、ちょっとしたことをするのにもやたらとキャプチャ画面が必要になったものだな。

1月16日

特捜部の手が伸びたというのだけど、あんな所がイモヅルの端になっているのだろうか。掘り出す途中、芋に辿り着く前にツルが切れないように祈ってまおくことにしよう。
というところで、先日諦めた不動尊にリトライをかけにいったらこんどは「一般の参拝ですか?奥の方空いてますからどこでもどうぞ」とのこと。降りてお札は?と見たらいろいろとランク分けがあるけど、護摩法要を済ませるものらしい。とりあえず小さいのを選んで、本日最後の護摩に。ご本尊様を拝む途中ふと横を見ると、「奉納」で「銀河鉄道株式会社」とある。
検索してみたらなるほど、バス好きが高じて作ったバス会社か。東村山市でコミュニティバスなどを運行しているようだ。メールアドレスが999@・・・というのもお約束。昔ながらに車掌さんがいたりしないかな。

1月17日

とりあえず、TV中継はビデオ録画。まぁ、こんなものだとは思うけども、宮崎君、小嶋君、堀江君の目先の欲望トリオをよりによって1.17な日にぶつけて揃い踏みさせて本当に誤魔化したいことは一体何だったのだろう。

1月18日

濡れ手で粟な方々のパニック売り殺到のため東証がシステムダウンを防ぐために取引を停止したというのが大本営発表。株を現金化する道を封じるほどの意味が何かあったのか。マカオ方面のことも絡んで、邪推と知りつつもちょっとブラックな裏読みをしてみたくもなろうというものだ。

1月19日

半田付けしていたものが昨晩やっと完成。とりあえず電源を入念にチェック。これで大丈夫だろうということで、プログラマに繋いでみたら「そんなデバイスID知らないぞ」という旨のメッセージ。回路というほどのものでもないので、データ化けを起こしているのか、あるいは電源が弱すぎてズッコケているのだろうか。書込はもちろん、データリードやチェックサムチェックなども行えない。
デバイスタイプもちゃんと合っているし、デバイスのデータベースが古いのか等と悩んでいる。
おかしいな。頭冷やして明日やり直してみるか。


1月20日

昨日の続き。思い立って別のPCでリード要求をかけてみる。どうせ同じだろうと思ったら、今度はエラーにならずになにやら読み込んでいる感じである。しばらくしたらダンプリストが表示される。
そんな馬鹿なことがとホスト側のコントロールソフトウェアのバージョンを見たら美味く行かなかった側が1つ古いものだという、あまりにもありがちな展開に脱力感。はいはい、そういうことでしたか。

1月21日

冗談かと思ったら本当に雪。とりあえず降り止んだら雪かきしようかとおもっていたのだが、終日降り続き。だいたい例年だと、こういう日には給湯器からのお湯が出ないのだが、先日見つけた凍結ポイントの保護がうまくいったのか、調子よくお湯が出るのはありがたい。
蛇口部分で凍結するのだな、やっぱり。
1月22日

残った雪はと思ったら道路上にはほとんど無し。とりあえず買い物に行ったついでにお隣の市方面まででかけてみたが、メインの通りは雪どころか、濡れてもいないのか。
サンプルプログラムが無事動いたので、徐々に改造。どう見てもサンプルプログラムは間違っているのではないかと思えてくる。実際にやってみてどうも動きがおかしかったのはこれが原因か。

1月23日

まだあちこち雪の名残が残る中、部品買い出しに町田のサトー電気まで。25個で273円なりのオレンジ色なLEDがあったのでついでに買っておく。
夜になったら逮捕だ逮捕だとけたたましい。ところで郵政が民営化されて会社発足というのはほとんどどこも扱ってくれていない。ニュースを眺めていたら、「これから事業内容などを検討して・・・」。
会社って事業内容を決めてから設立する物ではないのか?とりあえず会社作って、やることは後から考えますなんていうのはおおよそ「民間」とはほど遠い。「民営」という二文字が欲しかっただけか。

1月24日

昨日まで絶好調で動いていた基板に、ちょっと回路を足したとたんに動作がおかしくなってしまった。いきなり落ちたり正常に動いていた機能さえ満足に動かなくなってきて、ついにデバイスの認識すら出来ないという状態。何をやってしまったのだろう。少し頭冷やすか。

1月25日

昨日壊れた基板は復旧せず。仕方がないかとコネクタを外して眺めていたら、ピンの高さがおかしい。作っている時は全く気付かなかったのだが、ピッチは同じで足の長さの違う端子が紛れ込んでいる。
どのピンに当たるのか調べていったら、足の短い方があろうことか電源ピンのうちの一つになっている。どうやら足が短くて嵌合がうまくいかず、もう一方の電源ピンからの供給だけで動作していたらしい。チップのピンを当たると内部で接続されてはいるらしいが、さすがに片ピン動作はきつかったのだろう。
諦めて残っていたデバイスで同じ基板を作成する。位置決めにちょっと神経をつかったけど、半田付け自体は簡単に終了。一応軽くテスターでチェックして、今までの基板と交換したら無事動作。
とりあえず「ホ」だな。

1月26日

集団生活騒ぎで出てきた女性の中の一人が「知り合いの知り合い」だったようで、ちょっと驚き。話していてもごく普通の人だったということで、それだけ聞くと報道されている内容から想像されるようなものとはだいぶ違うな。

1月27日

それにしてもかの人に「憧れていた」とか、ベンチャーの星であったかのように言うのがいるということに相変わらずの違和感である。要するに木の葉をお札にしていただけのことに過ぎないのだが。まぁ、ITベンチャーとやらには技術も知識も経験も必要ないようなものが多々転がっていて、往々にしてそちらの方が短命ではっても儲かるということが明らかになった。ということは良いことと言うべきなのだろう。
あぶく銭商法を真似したいと思うかどうかは人それぞれだけども、そんな輩ばかりになってしまってはあまりにも下品な社会だろうな。

1月28日

先日打ち上げられた世界最大級の人工衛星「だいち」が、これまた二段燃焼サイクルというややこしい構造の上にローコスト化を図り、大幅な設計変更を行った国産H2Aで無事に軌道投入され、クリティカル・フェーズも無事終了。
この予算で、この成果というのは大した物だと思うけど、世間は何も報道してくれない。某新聞などは打ち上げの後は「成功したけど、欧米の実績には遠く及ばないよね」という口調。衛星にしても「技術開発系の衛星ばかりで実用衛星が少ない」だのと、ケチを付けるのにご執心。その一方で、他国が追いついてくる、技術立国はどうなるなどと言うのだから、まるで軸の無いタコ踊り。
理系はマゾヒストじゃないんだよ。

1月29日

何となく近頃話題なライブドアの決算報告書を眺めてみたら、従業員が2500人もいるのに売上高が100億円にも満たないということらしい。創業間もないならまだしも、あれだけ大きくしておいて一人当たり400万円もいかない売上げではさすがに苦しかろう。
”木の葉をお金に変えましょう〜”という甘い言葉に誘われるのも致し方なしというところか。

1月30日

セブンイレブンで売っている豆腐、「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」とかなんとか言うのが美味。これだ、これが豆腐の味だよと懐かしがりながら食す。醤油も何も要らない。これだけでおやつになるな。

1月31日

原稿が最後の追い込みである。だいたいスタートが遅くて後半で一気に追い込むという、まるで学校の定期試験の前日に徹夜みたいなパターンだけども、とにかくスタートするまでは筆(キーか・・)が進みにくい。もっとも、この段階になると、もう滑るように進むわけだけども。物もできてプログラムも出来て動いてしまえば、あとは走るだけでもあるし。
深夜になって、どうにか完了して送信する。送ったとたんに脱力感でしばらく寝る。