2006年3月
3月1日

PSEが面白くなっている。以前も触れたように問題は中古の電気製品でPSEマークが無いと販売できないというようにしたものだから、家電はおろかヴィンテージ物のオーディオ機器や楽器類まで全部駄目というのが知られるに至って上を下への大騒ぎが拡大の一途である。騒ぎ自体はともかくとして、どうやら法案を作った時から中古の事はすっかり忘れられていたにも関わらず杓子定規に中古販売もPSEマークが無ければ駄目だとしたものだから他との整合性が取れなくなってしまったのが運の付き。
無理矢理つじつまを合わせようとする経済産業省のお役人様達の発言が、漫才状態に陥っている。
なにせ、「5年間、周知徹底に努力してきた」と言っていたのだが、実は中古も含むということで古物商を管轄する警察庁に連絡を入れたのがつい先日の2/15。経済産業省のwebでQ&Aとして取り上げたのが2/17。そこから各県警にまわって、更に個別の古物商に話しが行ってるかどうかはわからないというお粗末さ。法案作成のときも利害関係にある中古やら音楽関係やらの人間や団体を一切呼んでいない。
アンプなどは絶縁抵抗を図ってやる程度でPSEラベルが貼れるようなのだが、問題は「製造業者にならなくてはだめ」ということで、製造業者になって製造したことにすると、知的財産権との絡みはどうなるの?と言うと今度は誤認する恐れは無いから良いのだと言い出すのだがそれでは製造とは一体何だろう?
中古を含むとは書いてないぞと指摘されると、今度は「旧電取でも中古も対象だった」とか新解釈を始めてしまう。OBにツバする気かしらんというのもあるけど、それなら違法行為が行われ続けてきたのを見過ごしてきた責任は一体誰に?
また、経済産業省の書いた説明でも「販売」は「流通前段階」のところにあるではないかというと、中古での販売時には流通前の段階に戻るのだと言い出して、それだと今度は中古ソフト販売で一回流通した後は頒布権が消滅するから中古販売は可とした最高裁の判例はどうなるの?
などなど、一言発するたびに矛盾だらけになってしまって、ツッコミどころが満載である。もはや笑いをとっているとしか思えなくなってきて、ぼんやり見ているだけでもちょっとしたエンタティメントである。
5年の猶予期間が切れる製品群がリミットに達する4/1まであと一ヶ月。当分PSEからは目が離せない。

3月2日

今更「のだめカンタービレ」を買ってしまった。とりあえず1巻目はありがちな展開で、適度に先が読めるというのが安心感を与えるというところか。

3月3日

ちょいとした経由で教えて貰ったホイップ済み生クリームを見つけた。搾り袋に入って口金付き。先端をちょっと切れば気分はパテシエである。

3月4日

4/1からスタートする障害者自立支援法とやらの説明会があるとかいうのが広報に出ていたので、何となく聞きに行ってみた。言うまでもなく、これは自殺支援法ではないかと思えるようなシロモノというのは有名だが、現実は更にPSE並にひどい状況であるようだ。なんとこの期に及んでまだ厚生労働省から正式に金額等の具体的な物が出てきておらず、来週になって説明会があるという。それで4/1から新制度で運用開始というのだ。関連する法も障害毎に別れていた支援関係を統合するというのだからシンプルなのかと思いきや、100条越え、更に補足100条越えの条文がくっつくという案配で複雑怪奇なものになってしまっているらしいく、なんと市役所の職員が厚生労働省のホームページで内容をチェックしているという有様とか。
大体この手の説明会という所では、偉そうなに不敵な姿な公務員ボスキャラを前にゲームオーバーという図式だと思っていたのだが、市役所側のお偉いさんの顔が怒っている。
最後に質問は?というので、少し質問してみたら、聞いても居ないことまで一気にまくしたててきた。相当溜まっていたご様子で。お疲れ様である。
まぁ、この福祉支援法、要するに減免措置も考えるが、支援系は全部本人1割負担。支援の実施は全部市町村で勝手にやれ、国や都道府県はそんな事知らん。というもので、それのどこが「自立支援」なのやら。自立のためというなら、「支援することで自活できる」状態に持っていくのが本筋である。叩けば(負担を増やせば)伸びる(対応する)だろうなどとスポ根ドラマの真似事のようなことで何が改善されるというのだろうか。

3月5日

温水プールに付き合うことに。まぁ、小中とプールという物が存在しなかった私の場合水泳を習う機会もなく・・というところだが、改めて25mコースなどで泳いでいる人の姿を水中から眺めてみると、上から見ていたのとはずいぶん違ってあまり格好良く見えない人が大多数なのだなと妙な安心感。

3月6日

最近FAXが来ないなと思っていたら、D-FAXの転送先のメールアカウントをうっかり削除してしまっていたことを発見する。しまった・・・まずかった。なにせ、やたらめったらSPAMが来る物で・・と言い訳してみたりする。

3月7日

何となく買ってしまった「ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力」。文法書というわけでもなく、「気分はこんな感じなんだよ」という解説書というところか。あぁ、なるほどねと、今までうすらボンヤリとしていた部分が改めて言われて納得というところ。

3月8日

トラ技の校正と一緒に本が届く。同時着というのもなんだかな。やはり、このページ数で説明というのはきついなと、自分の書いたのを読みながら思っていたりもするが、まぁとりあえず「使った事例」にはなったのだろうか。

3月9日

某所で打ち合わせ。電車でPowerPointを弄っているうちに再びうとうとと・・・春だな、やっぱり。

3月10日

某所で教えて貰った「豆腐屋」(くれぐれも就業時間中にはクリックされませぬようお気を付けを)こうきましたか。ムチムチですか、そうですか。

3月11日

経産省のPSEなお粗末対応は相変わらず続いているようだ。旧法時代から対象であったとかいう良く分からない答弁もあったけども、その割には中古を含むとしたとたんにそこらじゅうで矛盾が出てきて、矛盾点を埋めようとするとあっちが問題になり、あっちを埋めるとこっちがと言う具合で疑問点が続出。マスメディアでもチラホラ取り上げられるようになって知名度アップしたも幸してか、お問い合わせの電話も沢山かかっているようだ。
電取時代と同じように中古については黙認しておけば簡単だったのに。

3月12日

暖かかったり寒かったりとめまぐるしい。着る物に困る今日この頃、少し薄手のパンツ(ズボン)を購入。これでまたいきなり寒くなるんだろうな。

3月13日

長年DOS/Win95な端末としてお役立ちだったノートPCを久しぶりに引っ張り出してきて、電源を入れてみたら、ハードディスクは回り出すものの、そこから先に全く進まない。画面も真っ黒なままというところで、ついにお亡くなりな様子。
ほとんどの仕事はWin2000/XPで間に合うのだが、間に合わないのがDOS時代なアプリケーション類でポート直叩きをビシバシとやっているような奴らなどなど。DOSアプリでもフルスクリーンでしか動作しないものだと、WinXPでは画面キャプチャが上手く行かないのも困りもの(何か手があるのだろうか)
とりあえずハードディスクは外しておいて、実験用PCを使うとしても、またどこかでポンコツノートを探してこなくてはならないかな。

3月14日

DSLiteのダンボールブラウンか。軽くてよさげですか。

3月15日

久しぶりに日本酒で晩酌。旨い酒ではあるが好みのタイプとはちょっと違うかと思いながらビールにスイッチする。金は天下の回り物、酒は天下を回す物・・・って酔っぱらってるだけか。

3月16日

とりあえず、「百夜行」の小説版を読み終える。違法コピーソフトやら、ゼロ査証になる前の銀行のキャッシュカード偽造やら、ネットワークへの侵入などなど、似たような年齢の理系な作者の書きように何となく目の前がセピア色。そうだよ、そういうことがあったよなと思い出しながらノスタルジー。

3月17日

部屋を掃除すると次々に本だの部品だの何かのアダプタだのケーブルだのが次々にがわき出してくる。もはや収納能力をオーバーしていることは確かなので優先度を付けて捨てるしかないのだが、つい「あと少し取っておこう」と思ってしまうところが優柔不断。
思い切って捨てて住まうと捨てた直後に必要になるという、懐かしのマーフィーの法則もあったりするのだよな。

3月18日

改装したリサイクル店を眺めに行って見つけたCDはGONTITI。ギターというのも良いものだ。そういえば、エレキギターを買ってはみたものの、それっきりになってしまった。チューナなどもどこに収納してしまったのやら。でも、再開してもやっぱりFの壁かな?

3月19日

相変わらずの中古眺めで、映画なDVDを1枚購入。帰ってきたら、WBC(なんだかプロレスみたいだ)で日本が韓国に大勝したとのことで、なにやら騒いでいる。まぁ、3回やって3タテではさすがに・・・ということもあるだろうし、先日の対戦でお相手の選手の兵役免除という言葉が出てきたのを見ると、まぁこのあたりが落としどころか。
それにしても、兵役という言葉に、改めて人を殺すための技術を学ばないで済む今の日本に生まれ落ちて良かったと思うのだった。

3月20日

買ってきたDVDをPCで眺める。DVDプレーヤなるものが無いので、PCが唯一の再生機である。とりあえず入れてみてInterVideoWinDVDが起動してみる。なんだか良いではないか。中古買いしたDVDは音声が二カ国語で字幕も二カ国語ということ。日本語で字幕日本語とやってみと、台詞のショートカット版。映画そのものの内容はなんだかツッコミどころ満載という感じだけども、久しぶりのCM無し映画でそれなり綺麗な画面。だんだんと映画館に行きたいよ衝動が出てくるな。

3月21日

原稿が進まない。どうもだらけ気味である。ノートに書き出して、頭の中で整理できたつもりなのに文章として組み立てられていかない。

3月22日 先日死亡したノートPCに代わってThinkPadがやってきた。Win95系でないとポート直叩きをしているようなもので上手くなかったり、DOSアプリで画面キャプチャがうまくいかなかったりなのでどうしても欲しかったのだが、何とかこれでしのげるだろうか。
動くかどうかわからないというので、おそるおそる電源を入れると、最初のThinkPadのロゴ。これはいいかな?と思ったら画面がフラッシュ状態になってその後真っ暗で先に進まない。
とりあえず電源を切って再起動すると、Safeモード絡みのメニューになったので、とりあえずセーフモードにして起動。こちらは特に大きな問題もなく動いたので、とりあえず画面モードをVGAに設定して再起動。更に画面モードを切り替えたりと試行錯誤な連続プレーでどうにかWindows98が無事に使える状態に。
さて、よくよく見るまでもなくこいつにはCD-ROMが無い。FDDは外付けが付いてきたけども。これはネットワークで繋ぐしかないなとPCカードタイプのLANカードを入れるべくドライバをメーカサイトからダウンロード。この後もドライバ組込でまたまた苦労させられたものの、何とかインストールに成功。とりあえず家庭内LANには参加できるように。さて、取説がないのでFnキーと併用する機能が今ひとつ分からないのだが、どこかに資料はない物かな。
というところで、本日のおやつは「たけのこの里 トリュフアイス」

3月23日 少し溜まっていた本を古本屋で売り払う。一応全部値が付いたようだ。売れたお金を手に回っていて見かけたのが「生協の白石さん」。例の、農工大の生協の一言カードの回答が面白いというので、話題になったあれである。
まぁ、普通は文房具とか書籍で「○○は入りませんか?」の類なのだけども、中には「単位が欲しいです」とか「愛は売ってないのですか?」とか「どーやったら鈴木さんとつきあえますか?」・・・・などというものも。ちなみに愛は「どうやら愛は非売品のようです。もし、どこかで販売していたとしたら、それは何かの罠かと思われます。くれぐれもご注意ください。」とのこと。気をつけましょう。

3月24日 期間限定で安売り690円なりになっていた新品の映画なDVD。昔、気になりながらも映画館で見る機会を逸していた「存在の耐えられない軽さ」。買ってから気が付いたのだが、本編173分ということ。そういえば、長いって聞いたことあったっけな。ちょっと腰据えて見なくてはならなそうだ。

3月25日 ちょっとした用事ついでに立ち寄ったデパートで、エスティ・ローダーのコロンを一つ買ってみた。トップからラストまであんまり変わっていく気がしないな。まぁ、コロンだから飛ぶのも早いし、こういうものなのだろう。ところで、このスプレーはちょっと出過ぎではないだろうか。たくさん使えということかな?

3月26日 奥付で初版が2006年1月なのに、もう古本で出ていた「ユダヤ製国家日本」まぁ、お互い近いぞというのは昔から言われていることでもある。それはそうとして、パレスチナは何とかしないとどうしようもないだろうが、落としどころはどこになるのだろう。

3月27日 車で少し北へ。途中長瀞に寄って一息。たまには温泉地あたりで一泊くらいしたいものだが、それもかなわず。日も暮れたサービスエリアで、何となく買ってしまったCDはJET STREAM。城達也のナレーション入り。このころはまだビザが必要だったんだっけなどと、思い出しつつ、ここまできたら「○○、○日間でいくら・・」というのも当時の価格で入ると良いのになどと。

3月28日 箱根・小田原方面にでかける。道中それほど混雑もなく行き来できた。往復で200kmくらいだから、片道100kmくらいか。
帰ってきて掲示板の書込をチェック。恐らくはlight.cgiという名称で見つけているのだろうけども、相変わらず定期巡回で書込をしようとした痕跡がある。数分おきに何度もリトライしていたり、プロキシを切り替えては試しているようなのもあって、思わずニヤリである。

3月29日 電器店を見ていて相変わらずNintendo DSはLite共々売り切れなままなのを見てからソフトコーナーを回っているときにふと気になったのが2000円前後な囲碁ソフト。将棋はどうも時間がかかるけど、囲碁で九路盤などであれば割と簡単に決着が付く。将棋は雑誌の段位検定問題なんかを見る範囲ではまぁそこそこ行けそうだけども、囲碁はまるで駄目。ということは、ソフトが弱くても別に気にならないだろうといくつか見比べて手にしたのは「AI囲碁GOLD」。やってみると標準レベルで九路盤でもまだうっかりがあったりもするけれども、少し慣れてきたら勝ったり負けたり。九路盤はすぐ決着がつくので、一息程度の時間ですぐ終わるのも良いところだな。

3月30日 「のだめカンタービレ」の続きを買ってみる。一巻に比べると、だいぶこなれたような感じもあって、思わず笑いそうになるところも。
というところで、何となく、グーグルマップを開いてみる。見たい場所などを入れて「サテライト」にすると、こんな所までフリーな衛星写真でしっかり見えてしまうのだな。軍事用ともなれば、当然こんなのよりも格段に高精細画像を手にしているのだろうと思うと、もはや「のぞき見」のレベルではないな。。

3月31日 ソフトウェアインストール画面のキャプチャをせっせとやってみる。とにかく一発で行けるものではなくて、いくtsもEXEファイルがあるというのが嫌らしいところ。しかも、これがある物は実は自己解凍形式で、あっちのインストーラとこっちのインストーラが違うなどというのが当たり前のような顔をして混在されている。何でこの位統一して、一発インストールにしないのかね?などと文句を言っていても仕方ない。とにかくやるだけだな。