2010年02月
02月01日
そんなところで2月である.忙しい,気ぜわしいというところで,ARMなマイコンの下調べ.ついでにちょっと作業.

02月02日
用あって昔作ったPSoCを使ったA3E/A9な受信機を引っ張り出してきて一応ハードウェアの無事を確認した後,当時のプロジェクトを自動アップデートしてみたら全く動かない.当時生成したHEXファイルをそのまま書き込めば当然のように動くので,問題はPSoC Designerによるアップデートに絡んでいることは確実.さて,どうしたものか.少しまじめに調べてみるしかないか.

02月03日 一応昨日の問題点が見えてきた.だんだん深みにはまっていく感じだけど,Designer側の問題ということまでは判明.

02月04日 やっと解決.そういうことか.レポートとして一応Cypressにも送っておくかな.わかってしまえば回避することは簡単だけど,分かるまでが大変という,いつものパターン.しかし,既にDesignerもずいぶんとサービスパックがあがっているのにまだこんなことがあるのかとちょっと脱力.まぁあまり使ってる例が無いのだろうな.

02月05日 気になって他の過去プロジェクトをいくつか食わせてみる.だいたい大丈夫そうなので試しに27から29へのCloneを作ってみたら動かないものが出てきた.結局29になってページ管理が必要になってその分の時間がかかるようになり,ギリギリのところで動いていたものが動かなくなってしまったということだった.CPUクロックをかなり控えめで動かしていたので,クロック引き上げで回避.
なるほどな.27の方がいいという場面も確かにあるのだな.

02月06日 寝ぼけた頭で適当に工作.プラスチックケースなら100均の木工用ドライバで十分.木工用だと先端が尖っているので,ケース側に軽く凹みをつけておけば,位置がずれずに結構いい感じであけられる.これはなかなか良い.

02月07日 古いMSのCなプログラムをVC2008に移植したいということで,環境整備.とりあえずコマンドラインで動かせるようなので,ためしにmakeしなおしてみたらいきなりエラーで停止.
エラーメッセージをもとに検索してみると,どうも昔はあったのだけどバージョンアップに伴って削除されてしまったということらしい.こういう,俺様の都合最優先で他人の迷惑顧みないところが実に「らしい」といえば「らしい」ところだ.
オプション指定をしなおしてコンパイルしてみたら今度はリンカに文句.なんだろうかとライブラリをバイナリダンプしてみたら,その中から更にライブラリを取り込もうとしている.ライブラリのソースを発掘して再コンパイル.さて,ライブラリにするにはどうしたんだっけなと遠い記憶をさかのぼってLIBを使ってライブラリ化.
これでどうだと再度コンパイル&リンクでようやくパス.動かすのにはちょっと手足なボードも必要なのでここから先のチェックはできないけど,とりあえずこれで一息かな.

02月08日 次なる本のための原稿チェック.だいぶ駆け足気味で進行しているのだけど,この本が出るのはいつ頃になるのだろう.

02月09日 古本屋でなんとなく「ヒカルの碁」などを買ってみた.ちょっと思い出してフリーの囲碁ソフトで九路盤でやってみるけどボロ負け.ちょっと勉強してみないと駄目だな.

02月10日 低消費電力がウリ文句の一つになっている某ARMなCPU.ためしにSleepさせてみたけれどもSleepしたと思ったとたんに起き上がってしまう.ふとWakeup端子を見ると手抜きなオープン状態.ふらついていたのが原因か.ためしにプルアップしてみると見事に手持ちの道具では測定限界以下.とりあえず500nA以下であることは確かなようだ.

02月11日 回路図作成.巷でよく利用されているEagleのフリー版は商業利用禁止だし,いろいろと制約も大きい.ということで,今までTinyCAD+FreePCBという組み合わせでやっていた(その前はずっとOrCAD派で,全く使わない機能のためのバージョンアップにもお金を払っていたのだけども)のだけど今回はちょっと気になっていたKiCADを使ってみることにした.ちょっとチュートリアルなども使ってみる.まぁ,だいたい回路図CADに求めている機能はそれほど多くは無いし,その範囲でしか使わないこともあって,とりあえず慣れてきた.

02月12日 さて・・ということで,先日のVCへの移植版を実機で動かそうとしたら全くだめ.聞くとボードが一枚少ない構成になっているらしくて,その部分の機能は作りこまないといけないようだ.ちょっと厄介だなと思ったけども,VCのライブラリに近いものがあるので対応できそうな感じがする.

02月13日 KiCADでパターン設計をしてみる.とはいえとりあえずのチュートリアル.なんとか分かってきたな.さて,独自のライブラリでも作ってみるとするか.

02月14日 基板設計のための,フットプリントのライブラリを作成.コツはわかってきたな.ライブラリもテキストファイルで生成されているので,面倒になってきたらエディタで直接修正するという手が便利.更に面倒になったらawkあたりで処理するのも良さそうだな.Wizardを作るというのも面白そうだ.

02月15日 データシートの後ろなり,メーカのサイトのどこかにはだいたい推奨パッド寸法が出ているものだと思ったのだけども,今回使おうと思っているものでは外形寸法があるだけで,推奨パッドが無い.何か手ごろなものは・・と思ったらTIのサイトにいい感じで整理されていたので,これを拝借.

02月16日 というところで,FAXが来ていたので印字しようとしたらインク切れ.あわてて買いに走った電気店にはインクが置いていない.そんな馬鹿なともう一軒やや品揃えでは負けていると思う店に行ってみたら置いてあった.なんだか他のインクと比べて高いなと思ったら3個セットだった.ばら売りはしてくれないみたいだな.
なんだか,これに懲りて少し見てみると,今時だとスキャナ,FAX,プリンタな複合機でも2万円程度.これだとPCから直接FAX送信できるし,受信FAXはPCに取り込めるので,印刷の手間も無いのだな.と思っていてふと思い出したのがMZ-2500の周辺機器だったファクシミリ機能つきのイメージスキャナ・プリンタ.当時なので当然白黒だし,印刷も普通紙ではなく感熱紙だったけどもフラットベッドなスキャナがFAXにもプリンタにもなるし,当然コピーもとれるというものだったっけ.

02月17日 さて,ライブラリもできたので試しに基板設計をやってみる.意外とうまくいくものだな.ベタ塗りもFreePCBではルール違反のような細い線が残ったりすることがあったのだけど,こちらはさすがにそういう奇妙な現象も無い.細かい点であれ?と思うところなどもあるけど,おおむねいい感じで使えるな.慣れてくると結構便利にいけるものだ.

02月18日 KiCADで書いた基板の仕上げ.うっかりしていてコネクタが100milのグリッドに乗っていないものがあったので,あわてて移動させていたら選択もできない,当然消すこともできない変なパターンが残ってしまった.いろいろやってみたけどどうにもならないので,直接.brdファイルをエディタで開いてみたらこれまたテキストファイル.配置された座標データから,問題のゴミパターンの記述を見つけて削除.これを改めてKiCADに読ませてみたら無事にゴミは抹消.

02月19日 せっかくのKiCADなのだし,3D表示もできたら面白いだろうなということで,KiCADご推奨らしいWings3Dを使ってみる.この古いノートPCでもそれなりに軽快に動く.ただ,ツールが賢くてもそこはやっぱり3Dなわけで,単純に平面に線を引くのとはだいぶ勝手が違う.
メニューを見てもこれは何?な状態だったりである.
ネット上にあった開設類だのも眺めながらチュートリアルなどもやってみてどうにか少し要領が分かってきたた.単純なコネクタだのを描く程度ならそれほど苦労はなさそうだ.ただ,例えば物を配置するのに,X軸,Y軸だけではなくZ軸方向の位置も決めてやらなくてはならないわけで,位置決めはなかなか大変.一応絶対値で座標入力したり,ある面に張り付けるという機能もあるので,今回のようにデバイスの外形をモデリングということになるとこのあたりを駆使してやることになるのだろうな.
とりあえず作ってみたモデルをぐるぐると回してみるとなんとも不思議な浮遊感.


02月20日 古本屋で見かけてつい買ったのが「超人ロック」第一話ってこういうものだったのか.往年のSFな薫りがした.

02月21日 仕様書作成.意外と面倒くさいもう少し考えなくてはと思うところが多々.

02月22日 昨日に引き続き仕様書作成.なんだか仕様書なのか何なのか.とりあえずこの資料を設計する人間に渡したときに自分の意図やこうしておきたいということが最大限盛り込まれていることが大事なのだし,つまらん能書きだの何だのは単なる飾りですよ.偉い人には・・・・・とと,やはりこの世代だとつい引き込まれる冨野ワールド.

02月23日 PSoCの書き込み環境を・・・と思っていてふとFirstTouchなら自作できるということに気が付く.なるほど.その手があったか.

02月24日 さて,新しいPSoC本.今度こそ本当に出るのだろうということで,原稿整理.少し前にこういうことをやったなぁというのを思い出してディスクを探してファイルの日付を見たらもうこんなに前のことだったのかと改めて時の流れの速さを実感.きっと年齢に従ったローレンツ短縮が起こっているに違いない.

02月25日 とにもかくにもオリンピックの女子フィギュア.別に一位がどうとかいうのも良いのだけど,しきりと報道されるのは一位,二位で三位を飛ばして四位・・というのでは三位の選手が可愛そうだろう.直前に身内に不幸もあったようなのにそれを乗り越えての三位だというのに.
別に特別扱いしろということはないけど,それなりに公平に扱ってやったらどうなのだろう.

02月26日 ちょっと頼まれ物だったロボットハンドの「ギフハンド」.岐阜の企業が大学と協力して開発したそうだけど,これに添付するプログラムで少し修正して欲しいところがあるということで,手を入れていたものをはじめての組み合わせ検証.
リミッターが無いので,曲げられる限度以上に曲げようとするとモータが焼けるかも・・とか曲がった状態の関節を手動で戻そうとしたらギヤが欠けるかもしれないからやめてくれとか,いろいろと怖がらせてもらえるものなのだけど,とりあえず非常停止ボタンを構えて起動.この感覚,昔ラジオを作った後の火入れ式のような感じだな.
一発目,動かしたとたんにとんでもない動きをしてくれてあわてて停止.問題はプログラムではなくD/Aコンバータの接続が間違っていた様子.
二発目.曲げようとしていきなり行き過ぎてモータが唸る.あわてて停止.今度はエンコーダのパルスカウントチャンネルがD/Aのチャンネルとあっていなくてうまくフィードバックされなかったようだ.
三発目.とりあえずそれらしい動きにはなったものの,どうも曲がり方がおかしい.本当は手が開いた状態に戻るはずなのに,曲がった状態から戻っていない.ためしにD/A操作のユーティリティを使って手を開いた状態に戻してリトライ.
四発目.それらしい動きになった.とりあえずこちらが作って行ったプログラムには問題がなかったものの,電源を入れた後,原点出しをしないということになっていた.さて,これはどうやって回避すれば良いのだろうな.

02月27日 KiCAD用でQFPパッケージの3Dモデルを作ってみる立方体を変形したものを組み合わせて足を作って,これを0.5mmピッチでコピーしてという具合だけど,なかなか難しかったけども,何とかコツが見えてきた感じでもある.

02月28日 先日みかけたブラザーのFAX付きイメージスキャナ兼プリンタ兼コピーな複合機.いろいろと考えた末に購入することにした.電話機はとりあえず今のFAX兼用機を使えば良いだろう.FAX付き電話機が駄目というのは,単にFAXだと複合機が先に取るからということだろし,他に問題があったとしても,単に安い留守番電話機でも買えば良いだけのことだいうことで機種決定.
どうせこれでプリントアウトすることなんてほとんど無いし,インクなんか必要なときに入れれば良いと思っていたら,インクを入れないとメニューにも辿りつけないようになっている.まぁ一般的な使い方からすれば仕方ないというところか.
有線・無線LAN対応ということで,有線で室内ネットワークに繋いでPCにドライバ類をインストールしたら何の設定も無く終了.試しにペイントでスキャナ読み込みをやるとサクサクとスキャンしたデータが表示される.動いて当たり前なのだけどもこのお手軽感は良い.