2010年03月
03月01日 KiCADで作成していた基板に使う部品の3Dモデルがだいたい揃ってきた.慣れれば多少面倒そうなものでも1個1時間程度もあればでできる.
半分はお遊びという感じだったのだけども,実際にやっているとこれも意外と便利である.基板のパッドと現物の端子がちゃんと合うかどうかというのは大事なポイントなのだけども,パッドは推奨パッドなりを元に配置したものと,外形図などから作成した外観が一緒に表示されるわけで,実際に計算どおりパッドがあっているのかといったことや,どのくらい大きめなのか,スルーホールの穴に多少余裕がありそうかどうか,部品の間隔は大丈夫かなど,現物に近いイメージでチェックできる.
おもちゃみたいなものと思っていたけど,意外と使えるかもしれないな.と思っていたところで本当に変更したほうが良さそうなところを見つける.確かにお役立ちであった.

03月02日 電気ケトルを買う.これまでステンレスポットにお湯を入れて使っていたのだけども,朝入れて当然昼過ぎになってくると段々さめてくるわけで,その都度また電気ポットから・・というのも煩わしい.それなら沸かしなおせば良いじゃないかという単純な発想.
「あっという間にすぐに沸く」なのではなくて,国内メーカさんの製品で,倒れても水漏れしにくいとか.沸かしてみると確かに早い.沸かしなおしだと更に時間短縮である.
段々部屋を出ないで済むようになってきているのは良いのやら悪いのやら.

03月03日 近頃流行りなブートローダ内蔵マイコンを使ったシステムをちょっと考える.ブートローダにフックをかけられたらそれはそれで便利なのだけど,ちょっと難しいかな.吸い出して逆アセンブルしてリロケートという手もあるのか.

03月04日 打ち合わせ.さぁ,3月はいろいろ重なってきたな.こちらもあちらも片付けなくては.

03月05日 KiCADで作成した基板のガーバデータ出図.何度かチェックした後ではあるけど,やっぱりこの瞬間は緊張である.果たしてこれでうまくいくのかどうか.とりあえず基板屋さんにチェックしてもらおう.

03月06日 確定申告のための決算書の作成である.なんとなく厳しかった昨年だけどもこうやって数字を見ると良く生き延びたなというところ.もっともこういう苦しい決算の後には源泉徴収分の還付という特典が付くわけで,ざっと考えたくらいでも,ちょっとした御褒美くらいの金額となりそうだ.

03月071日 確定申告書の作成.あれこれと控除していって税額計算して・・・とやっていくとどんどん減っていく課税所得.最終的に出てきた結果はというと,昨日の皮算用を大きく外さないくらいの御褒美還付.まぁ,こんなのがあと1年続いたらやっていられないわけだけど,年明けしてからの状況は比較的良い方向なので,今年は何とか去年の凹みを埋めて余りあるくらいにはなるだろう.

03月08日 ということで,例年より若干遅れての確定申告書の提出.いつも提出に行くころは臨時駐車場はがらがらで,まるでダートコースの練習場という趣なのだが,今回は何故か大混雑.臨時駐車場に停めるのにわずかとはいえ順番待ち.申告書の提出でまた行列.
つい周囲の人の申告書が目に入ってしまうのだけども,結構年金などで潤ってる方々も多いようで.

03月09日 以前作ったVTL系なインタプリタの移植をする.エンディアンは同じだったので,その点は楽だったけども,intのサイズの違いであちこちでハマる.なにせ元が元だけにintは16ビットという前提で考えてしまっている部分がいくつもある.どうしてこんな変な動き?と思ったところはたいていintの悪戯だったのであった.とりあえずある程度動くところまでは到達.

03月10日 VTL風味インタプリタでは例えば#=がGOTOだったりするのだけど,やはり「GOTO」と書けた方が良いかなということで,BASIC風なインタプリタにしてみる.それほど手間もかからずにとりあえず終了.

03月11日 またまた回路図引き.最近なんだかこんなことばっかりやってる感じ。とりあえず参考回路を元にしようということで眺めていたらあれ?という部分が出てきた.改めてデータシートをチェックしてみるけど,やはりあっている.となると,意外と面白いことをやってるのだなと理解.

03月12日 「はじめてのPSoCマイコン」に載せた交流インピーダンス計をほんの少しだけ改良。本当はR+jXの形で分かるくらいまでやれれば良いのだけど,ちょっと大げさな変更になるので今回は簡単に.

03月13日 ちょっと手をつけていたインタプリタはまぁ一応形になった.とりあえずちょろちょろっと弄ってみると分かっていてもやっぱりノスタルジー.処理を楽にするために安易な方法をとっているけどそれでもなおこのくらいはいけるのだからCPUの性能向上たるやたいしたものというところか.

03月16日 PSoC関係の新しい本の対応.今まで何冊も出してきたけども,自分としてはこういうのが一番面白いというのかPSoCらしいんじゃないかと思ったりするのだが,果たしてどれだけ共感してもらえるのだろうか.

03月17日 OSDBMを少し弄る.JS版がなかなか素直に言うことをきいてくれないのは何故だろう.

03月18日 OSDBMと格闘.どうしても素直に言うことを聞いてくれないなぁ.リセットとデバッグモードの判定タイミングの問題とかもあるのではないかとちょっと弄ってみるけどもやはり駄目.さて,どうしたものかな.

03月19日 というところで,某所の卒業式.こういう場というのはあまりにも慣れないもので肩凝りモード.

03月20日 先日出した基板を3DViewで眺めているうちに馬鹿げたミスを発見。ミスはミスとしておくとして,案外お役立ちだったのが3DView。おもちゃのようなもので,なんとなく眺めて楽しむだけと思ったけれども,実際に基板の穴あけや部品が実装された状態がわかるわけで,物理的なサイズが問題になるような場面では結構チェックツールとして有効なのだな.

03月21日 2.54mmピッチのレセプタクル側の穴で少し悩む.ピン側は0.8と,ちょっと絞り気味の寸法にしたのだけども,レセプタクル側だとやはり0.9かな.

03月22日 KiCADのZONEをつかって,ベタGNDの一部に電源お浮島を作ってみる.カットオフを作ってその中に浮島を作るという感じで,二度手間ではあるけれども,一応それなりにうまくいった.ついでに,CapSenseなスライドパッドのようなパターンを練習兼ねて作ってみる.これも簡単だ.なかなかいいんじゃないかな?

03月23日 とりあえず急がれていたものを発送.忙しいな.
03月24日 見積書の作成.これでお金にちゃんと化けてくれれば良いけど,見積もりだけ出しておしまいというパターンも多いしなぁ.

03月25日 PSoCをHIDデバイスとしてVisualBasicからアクセスする方法というのはもちろんあるのだけども,案外ややこしい.とりあえずサンプルとなりそうなものを発掘してちょっと試してみたらそれなりに動きはしたようだ.

03月26日 けども,よくよくチェックしてみると変な動きである.インターバルを置いてデータを読むと見事にデータが欠落する.
HIDだとインタラプトエンドポイントはbIntervalに準拠して常時読んでいて,アプリケーションがデータを拾わなければそのまま捨ててしまうという仕様なのかな?確かに指定したインターバル期間内に読まないと規格に違反していることになってしまうから仕方ないことではあるけれども.


03月27日 昨日の問題点の解決を図ろうとしたけど,案外面倒.常時読んでるということで先頭データがバッファ中のどこのデータになるのか分からないというのはとりあえず置いておくとしても,転送データの欠落は許しがたいな.いろいろ試しているうちに思いついたのがタイマとコールバックを連動させてシーケンシャルにしか動かないようにすること,これで何とかなったように思えるけどどうだろうかな.

03月28日 プログラム作成.それにしてもHIDデバイスというのは作るのは簡単だけど,アクセスするのは意外と面倒だ.少しプロトコルらしきものを入れて何とか格好つけたけど,多少まとまったデータを渡したい時にはちょっと面倒.

03月29日 プログラムがなんとか完成.これをベースに改良してやればそれなりに見栄えもするだろう.速度の改善も必要だけどそれはまた後日.

03月30日 インタプリタを少し改良.だいぶ便利そうになってきた.

03月31日 基板が出来上がってきた.チェックしなくてはなあ.