Xilinx JTAG ダウンロードケーブル流用のPSoCライター
CY8C27443(ミニキットと同じ)用
PCのパラレルポートに接続して使うXilinxのダウンロードケーブル(写真右側)の先に接続するようにしたPSoC(CY8C27443)ライター(写真中央)。「自作してやる!」という方のための参考にでもなるだろうか。
とりあえずPSoC Designerが生成したHEXファイルを使って手元のポンコツノートPCで書き込みしてべりファイ、更にミニディベロップメントキットをISSPアダプタとして使ってべりファイしてもエラーなく書き込めることまでは確認できたので、一応使える・・はず。
DOSモードが前提になっている上、ソフトがかなりショボい上に、速度もミニキットなどに比べてかなり遅い。このあたりも含めて改良の余地は山ほどあると思うけども、まずは「動いた」ということで、ここで公開。


書き込み手順資料 CY8C22xxx/24xxx/27xxxシリーズ用の書き込み手順はAN-2026Aに記載されているが、どうもいくつか端折ってる部分があるようで、今回もいろいろと試行錯誤している。

JTAGケーブル JTAGケーブルはXilinxのパラレルダウンロードケーブルを利用した。買うとそれなりの値段らしいのだけども、回路図がXilinxのサイトで公開さている。中身は74HC125が二つ入っているだけというものなので、自作してしまったほうがいい。
ダウンロードケーブルの回路はこちら
回路図の「JTAG CONNECTOR)側を使う。本当は9ピンのシングルインラインを使うようだけども、製作したものでは、手持ちの都合で5ピン×2列の10ピンコネクタを使っている。
PSoCライター専用にするなら、最初から両者を合体させた回路にした方がコンパクトでいいだろうと思う。

コネクタのピン番号が上のXilinxのダウンロードケーブルのコネクタのピン番号と一致していないのは、Xilinxの昔の資料では回路は同じだけど、コネクタが違っていた為。当時そちらに併せてアダプタを作ったので、今の回路図ではピン番号が一致しなくなった。単なるコネクタとピンアサインの変更なので、信号名を頼りに接続すればいい。(2004-05-12 追記)

ライターボード回路図

(ダウンロードはこちら)
JTAGケーブルの先に付けるライターボードの回路図。電源供給が必要なので、例によって100円ショップUSBケーブルを使ってUSBから拝借することにした。
JTAGコネクタは上で説明したとおり10ピンを使っている。

コントロールソフト
(ダウンロードはこちら)
コントロールソフトはLSI-C86(試食版)で作成した。パラレルポートへのアクセスで1〜2μs程度かかるのに期待していたりするので要注意。その他、割込みの禁止/許可を使っていること、パラレルポートを直叩きしているので、DOSモードで使うのが前提。一応Win95のDOS窓では動いたけれども、Win2Kなどではそのままでは動かないはず。